お人形と一緒に赤ちゃんの寝かしつけ!機能つきや肌触りのよいお人形
赤ちゃんのそばに人形を置くときの注意点
誤飲のおそれのない作りになっているものを
寝返りをしない赤ちゃんでも、手足を動かしている間に近くのものに手が届いてしまうことがあるので、そばに置く人形は誤飲のおそれのない作りになっているものがよいでしょう。
赤ちゃん用として売られている人形でも、目や洋服などにボタンやビーズなどをつけているものがあります。後づけのものは取れてしまう可能性が高いので、危険なものがないか確認をしてくださいね。
顔や洋服の部分が刺繍になっているものや、プリントされていて取れないものなどがおすすめです。電池を使うものは、電池を入れる部分のネジなどが取れやすくなっていないか、定期的に確認しましょう。
寝ついたら顔のそばから人形を離しておこう
なんらかの拍子に、人形が倒れて赤ちゃんの顔に被さってしまうことや、人形のある方に寝返りをして、鼻や口を塞いでしまう可能性があります。
赤ちゃんの窒息事故の原因は、布団が顔にかかってしまったり埋もれてしまったりが多いですが、布団周りの小物が鼻や口を塞いでしまった事例も少なくはありません。
また、寝返りがまだの赤ちゃんが、不意に寝返ってしまう可能性もあります。うつ伏せ状態で自分の手を使って物を払うのは困難なことです。危険を取り除くためにも、赤ちゃんが寝ついたら、布団周りの物を片付けてくださいね。
丸洗いや除菌スプレーで清潔に
赤ちゃんとの生活で注意してもらいたいのが、ダニです。ダニと接触が多いと、アレルギー性鼻炎や喘息になってしまう可能性が高くなります。埃の付着によって、人形などにもダニがつくので、人形を舐めたり抱っこしたりすることで、ダニとの接触回数が増えてしまいます。
電池を使っていない赤ちゃん用の人形は、丸洗いできるものも多いので定期的に洗いましょう。また、丸洗いできなくても除菌スプレーを使用することで、清潔に保つことができますよ。
赤ちゃんのお気に入りの人形は、洗い替え用にもう一つ用意しておくか、代わりの物があるとよいですね。
知っておきたい!人形の丸洗い方法と注意点
丸洗いできるか人形をチェックしよう
取り扱い説明書がある場合は表記をチェックします。洗濯禁止や水洗い不可と書かれているものは、残念ながら洗えません。取り扱い説明書がない場合でも、電池を入れて使用するものや、革が使用されているものは、破損する可能性が高いので洗わないようにしましょう。
また一見丸洗いできそうに見える人形でも、洗うと色落ちするものもあります。濡らしたタオルで軽く叩いてみて色がうつるものは、洗わない方がよいでしょう。
反対に洗える人形の特徴は、中の素材にポリエステルやビーズ、パイプが使われていて、パーツが接着剤ではなくきちんと縫い付けられているものです。
人形を丸洗いする手順
1.人形から洋服などの付属品を外し、毛の流れにそってブラッシングをする
2.人形が浸かるサイズの容器を準備し、ぬるま湯を溜める
3.溜まったらおしゃれ着用の中性洗剤を入れる
4.人形を入れて5分を目安に優しく押し洗いする
5.汚れが気になるところがあれば、洗剤を直接つけて部分洗いする
6.水を替えながら、泡が出なくなるまですすぐ
7.軽く水を切りバスタオルに包んだら、洗濯ネットに入れる
8.洗濯機に入れて10~30秒ほど脱水をかける
人形の手触りをよくしたい場合は、柔軟剤を溶かしたお湯に30分ほどつけてから脱水するとよいでしょう。ただし柔軟剤の成分は人形に残りますから、赤ちゃんが口に入れてもリスクのないものを選んでくださいね。
乾かすときは注意が必要
そして陰干ししましょう。なぜ陰干しかというと、直射日光が人形の変色や色あせ、そして繊維を痛める原因になるからです。ただし風通しの悪い場所で乾かすと、人形がごわごわになってしまいます。直射日光の当たらない風通しのよい場所が理想です。
最後に干し方ですが、ピンチなどで挟んで吊るすと、型崩れやほつれの原因になります。ピンチハンガーの上に寝かせるように置くか、洗濯ネットに入れてネットをピンチで挟むようにすれば、乾きやすく生地も傷めないのでおすすめですよ。
まとめ
寝かしつけで人形を使い始めたときは、慣れない人形に泣いてしまう赤ちゃんもいますが、毎日使っていくことでこの人形は危険ではないと赤ちゃんが認識してくれますよ。
人形は、音の出るものや光の出るものなど多種多様です。赤ちゃんの好みに合う人形を見つけて、寝かしつけの時間を短縮させられるとよいですね。