子ども用トランポリンを家で楽しもう!得られる効果や選び方を紹介
家の中で遊ぶおもちゃの一つとして、トランポリンは子どもたちに人気があります。そこで、子どもがトランポリンで得られる効果とトランポリンが使える時期や選び方についてご紹介します。あわせて、家庭用トランポリンで遊ぶときの注意点についても解説します。
子どもがトランポリンで得られる効果とは
体幹や筋肉を鍛えることができる
トランポリンでジャンプするときには、空中でバランスを取らなければ転んでしまいます。空中でバランスを取ろうとすることで、体幹が鍛えられていくようです。体幹が鍛えられると体が安定するので、常によい姿勢を保つことができるようになります。
また、空中という不安定な場所で体を動かすことで、手足の筋肉だけではなく腹筋や背筋、胸筋などの全身の筋肉をバランスよく鍛える効果を得ているんですよ。高い運動量があるにもかかわらず、足腰への負担が少ないのも大きな特徴です。
パランス感覚や柔軟性を身につけられる
トランポリンで跳び続けるためには、足首やひざの関節を上手に使ってエネルギーを発散したり吸収したりする必要があります。着地するときにはトランポリンとの接地面が沈み込むため、バランスよく着地しないとすぐに転んでしまうでしょう。
最初は上手に飛び跳ねることができなかった子どもでも、何度も繰り返しジャンプすることで体をバランスよく動かすことができるようになっていきます。トランポリンで培われたバランス感覚や柔軟性は、日常生活の中でも転びにくく怪我をしにくい体にしてくれるでしょう。
運動が苦手な子どもも楽しんで体を動かせる
トランポリンの魅力は、たとえ運動が苦手な子どもでも楽しく体を動かせることです。遊び感覚でジャンプを繰り返していくうちに、運動が好きになっていったという子どももいるそうですよ。
人が嬉しさを表現するときに、スキップや手を叩くとともに飛び跳ねることは自然な表現方法だといわれています。開放感があって、感覚的に心地よく感じる人が多いようです。
運動神経は、遺伝による影響よりも後天的要素の方が大きいとされています。小さなころからトランポリンで遊ぶことによって、楽しみながら運動神経がよくなるなんて素敵ですよね。
子どもがトランポリンを使える時期や選び方
楽しく安全に遊べるのは3歳になってから
赤ちゃんの脳には頭蓋骨との間に隙間があり、生後1歳6カ月ごろにならないとその隙間は埋まらないとされています。特に生後6カ月ごろまでの赤ちゃんの場合は脳を揺らすことで「乳幼児揺さぶられ症候群」になる可能性があるのです。
3歳ごろまで育てば、多くの子どもが自分の力で飛び跳ねられるようになります。しかし、小さな子どもは体全体に対して頭が重いため、飛び跳ねると首を痛めてしまうかもしれません。小学校に入学するころまでは自分の体をコントロールする力が十分には育っていないので、注意が必要です。
トランポリンの大きさと置き場所を確認する
家庭用のトランポリンは比較的小さいものが多く、畳半畳ぐらいのスペースがあれば置くことができます。一般的には直径が80~100cmぐらいのトランポリンが多いようです。
トランポリンで遊ぶときには、周りにある程度のスペースがあった方が安全に遊べます。もしトランポリンのすぐ近くに棚やテーブルなどがあると、いざというときに体をぶつけて思わぬ怪我をすることも考えられますので、十分に配慮しましょう。
手すり付きのトランポリンは安全に遊べる
手すり付きのトランポリンであれば、手すりに掴まりながらジャンプができます。空中でバランスを崩したとしても、外に飛び出す心配がありません。小さな子どもが使うときでも、安心です。
また、もし手すりに掴まらずジャンプをしていたとしても、いざというときに手すりに掴まれば転ぶことはないでしょう。手すり付きのトランポリンの中には、子どもの成長に合わせて高さを調節できるものもあるので、検討してみてくださいね。
家庭用トランポリンで遊ぶときの注意点
子どもが遊ぶときは大人が見守る
子どもがトランポリンで遊ぶ前には、危険なものが近くにないか安全確認をしてくださいね。弟や妹がトランポリンの下に入って遊んでいるときに、お兄ちゃんやお姉ちゃんが跳ねて遊んだりすると危険です。
トランポリンで遊んでいるときでも、ふざけてジャンプをしているときにはその場でやめさせなければいけません。そもそも、子どもはスリルを楽しむものです。飛び跳ねているうちにいつの間にか興奮状態になることがあります。しっかりと大人が見守り、怪我をする前に注意をした方がよいでしょう。