就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

乳児の髪の毛で知っておきたい!薄毛や引っ張りの対処やカット

乳児の髪の毛で知っておきたい!薄毛や引っ張りの対処やカット

髪の毛をむしったり引っ張ったりするときは

むしる、引っ張るの原因は好奇心

赤ちゃんが自分の髪の毛を引っ張ったり、むしったりしていたら…。びっくりして、急いで赤ちゃんの手をつかんでやめさせますよね。自傷行為とまではいかなくても、何かストレスがあるのでは…と心配になりますが、赤ちゃんのこの行為はストレスとはほとんど関係ありません。

生まれたばかりの赤ちゃんは、初めて触れる外の世界への好奇心でいっぱいです。自分の手が届く範囲のものは、とにかく触って、口に入れて…と感触を楽しみ学習しています。自分の身体についても同じことをしているのです。

よく、頭のてっぺんは髪があるのに側面だけ薄くなっている赤ちゃんがいますが、それは自分の手の届くところだけをむしっているからなんですね。

むしる、引っ張るの効果的な対処法

髪をむしる行為は、成長の過程の一時的なクセといってもよいでしょう。自分の身体を認識するための行為ですので、それが「髪の毛だ」とちゃんと分かればいずれはやらなくなります。

気になる場合は、抱っこや外気浴で気分転換をしたり、お気に入りのおもちゃ、手遊びなどで、気を紛らわせたりするとよいでしょう。

頭皮に傷などがあり触って欲しくない場合も気をそらすことが効果的ですが、爪を短く切ったり、ミトンをはめたりする方法もあります。

ただし、ミトンを長時間つけたままでいると、手指の運動や感覚の発達を邪魔してしまいます。また、赤ちゃんのよだれなどが付着したり汗がついたりすると、あまり衛生的ではありません。使用時間は短くしましょう。

ママの髪の毛をむしることも

授乳中や抱っこ・オムツ替えで顔を近づけたときに、赤ちゃんに髪を引っ張られてしまった経験のあるママは多いと思います。赤ちゃんは意外と握力があり、加減がないため結構痛いですよね。

新生児期を過ぎ、視力が発達してくると、赤ちゃんは目の前のものを追い、手を出してつかもうとします。そこにママの髪の毛があれば、ぎゅっとつかんでしまうわけです。

赤ちゃんにとっては遊びの一環なのですが、つかまれる方は痛いので困ってしまいますね。ここでママが大げさに驚くと、赤ちゃんは遊んでもらっていると勘違いし、エスカレートしてしまいます。

静かに「痛いからやめようね」と手を遠ざけたり、赤ちゃんの手が触れない位置でママの髪をくくったりするとよいでしょう。

髪の毛のカットってどうすればよいの?

赤ちゃんのヘアカットのタイミングと場所

赤ちゃんの髪の長さは個人差があるため、いつ初めてのカットをすればよいかという決まりはありません。目安としては、目や耳に髪がかかるようになってきたころです。

初めてのカットは自宅でママが行うことが多いようですね。道具も簡単にそろいますし、慣れた場所の方が赤ちゃんもぐずらずに機嫌よくカットができるというメリットがあります。

逆に、おうちでのカットが不安なママには美容院がおすすめです。特に、小さな子どものカットを専門にしているお店は、美容師さんも子どもに慣れていますし、おもちゃやDVDなどのアイテムも充実しています。子どもの椅子が車の形になっているお店もあります。

美容師さんのお話だと、美容院デビューはお座りができるようになってからが望ましいそうです。

自宅でできるカットの仕方と注意点

おうちでカットをするときのポイントを紹介します。

まず、道具ですが
・カットバサミ(必要ならスキバサミも)
・くし
・ケープ(ゴミ袋でも可)
・新聞紙かビニールシート(下に敷くとお掃除が楽です)

などがあると万全です。カット用のハサミは、赤ちゃんのケア用品売り場に専用のものがありますよ。

赤ちゃんの機嫌のよいときにカットするようにし、赤ちゃんが嫌がるようでしたらやめたほうがよいでしょう。カットに対して嫌なイメージを持たれてしまうと、今後が大変になってしまいます。

コツは、一度ですべて仕上げようと思わずに、「今日は前だけ」「今日はサイド」と短時間に区切ってカットすることです。赤ちゃんの負担にならないよう少しずつ切るようにしましょう。

カットした毛は記念に残そう!

薄毛だった赤ちゃんが、散髪をするほど髪が伸びたというのは、立派な成長の証です。

とくに、ハサミを入れてしまえば、赤ちゃんがママのお腹にいたころから生えていた髪の毛はなくなってしまうので、初めてカットした髪は貴重な宝物といえます。自宅で保管をしたり、写真撮影をしたりするのも、よい思い出になりますね。

記念としてちゃんと残したい方には、赤ちゃんの初めての髪で筆を作る「胎毛筆」や「赤ちゃん筆」というサービスもありますよ。美容室でカットした髪をそのまま筆に加工してくれるところもあれば、通販で依頼できるところもあります。

お値段はだいたい1~2万円ほどですが、デザインや赤ちゃんの毛髪量によって変わります。お店に問い合わせてみましょう。

赤ちゃんのころにおすすめのヘアスタイル

前髪は個性的に仕上げよう

お家でヘアカットする場合も美容院に行く場合も、まずはどんなヘアスタイルにするか考える必要がありますよね。初めてのカットは前髪が目にかかるようになってからという場合が多いので、ヘアスタイルといっても前髪の長さや形がメインになると思います。

前髪は伸ばしておでこの上で結ぶのもかわいらしいですが、結ぶのを嫌がる子どもの場合は短い方が気にならずにケアが簡単です。おでこの高い位置でぱっつんにしたり、おでこの丸みに合わせるなどしてみると個性的になりますよ。前髪が短い方が次に切るまでの期間に余裕があるというメリットもあります。

男女問わずに前髪で遊べるのも赤ちゃん時代ならではです。前髪は眉毛の上か下かだけでも印象がガラリと変わりますよね。

男の子はモヒカンもかわいい

男の子の髪型で人気なのがモヒカンです。モヒカンといっても小さい子がやるとかわいらしさが全開になります。モヒカンはツンツンと上に伸びた髪が特徴なので、髪質が固く量も多めな子どもの方がセットしやすいですが、短めのモヒカンにすればふわふわとした柔らかいモヒカンになります。

髪の毛が細くストレート、サラサラ髪の男の子におすすめなのがきのこカットです。トップはカットせず、前髪は短くそろえ、耳回りや襟足は短くすることで個性的かつキュートな子どもらしいヘアスタイルになります。

赤ちゃん時代は自由なスタイルが楽しめる時期なので、ママの発想で個性的なヘアスタイルを実現してみてもよいですね。ただし常識の範囲で、過ごしやすさを優先してくださいね。

女の子はヘアバンドで華やかに

赤ちゃんは薄毛であったり短すぎだったりして、女の子らしいヘアスタイルが楽しめないこともありますね。少し長さがあればおかっぱなどもノスタルジックでかわいいですが、短いかつすべての髪の毛が直立して生えている子もいて、なかなか女の子だと分かってもらえないときもあります。

そんな、まだまだ髪を結んだりヘアピンも難しいという女の子にはヘアバンドがおすすめです。赤ちゃん用のヘアバンドは大ぶりの花がついていたり、大きなリボンがついていたりととにかく華やかなものが多くあります。

一目で女の子と分かり、薄毛や剛毛、髪の毛の短さもうまく隠してくれます。中にはヘアバンドが気になって外してしまう子もいますが、洋服を選ぶようにヘアバンドでおしゃれするのも楽しいですよ。

よくある赤ちゃんの髪の毛にまつわる疑問

後頭部だけハゲているのが心配

寝ている赤ちゃんは、頭を動かすたびに枕と後頭部がこすれ合って髪が抜けていってしまいます。後ろだけ見事に丸くハゲているのを見てしまうと、もしこのまま生えてこなかったら…と気になってしまいますね。

これもある意味、成長の過程でどの赤ちゃんにも起こりうることなので、心配はいりません。お座り、たっちと寝ていることが少なくなれば、髪の毛も自然にもとに戻っていきます。

気になる場合は、枕をドーナツ型に変えて摩擦を減らす工夫をしてみるとよいかと思います。

逆にこの時期は、今しか見れない髪形がたくさんあり、思わず顔がほころんでしまいます。後ろがハゲているかわいい我が子の写真を「今だけ!」と撮っておくのも楽しいですよ。

乳児にドライヤーは必要か

赤ちゃんの髪は、大人のものより細く量も少ないので、基本的にはタオルドライでも十分に水気が取れます。

いつごろから使用できるのかは、赤ちゃんそれぞれの毛量や季節によります。真冬の時期に、タオルだけでは水分が拭き取れていないようでしたら、風邪をひかせないようドライヤーを使ってもよいでしょう。

ただし大きな音や風を怖がるようでしたら、あまり使用はおすすめできないので、その場合はお風呂上りに部屋を暖めておいて、タオルでよく拭くようにしましょう。

使用する際は
・赤ちゃんから30センチ以上離して使う
・使用後すぐは熱いので赤ちゃんが触れないようにする
・コードも触らないようにする

といった点を注意しましょう。

髪の毛を食べちゃうのはなぜ?

髪の毛を引っ張る、むしるの延長線で、それを食べてしまう赤ちゃんもいます。おむつ替えのときにうんちに混じって髪の毛が出てきたのを見て、初めて口に入れていたと気づくママもいらっしゃるかと思います。

なんでもかんでも口に入れてしまうのは赤ちゃんの行動の一つですが、これも成長の過程においては必要です。

一時的な行動なので、大きくなれば自然としなくなりますが、衛生面や安全面からもあまりしてほしくないですよね。

対策としては、上手に気をそらして違うことに興味を持たせたり、口が寂しそうでしたらおしゃぶりをくわえさせるのもよいでしょう。

それと、床に落ちている毛を食べることがないように、赤ちゃんのいる部屋ををこまめに掃除することも大切ですね。

まとめ

初めての赤ちゃんですと、育児の悩ましい問題がたくさん出てきますが、髪の毛のこと一つとっても、いろいろ考えてしまいますね。

我が子があまりにも薄毛だと不安に思うかもしれませんが、逆に、これほど赤ちゃん「らしい」時期は今だけと思うと、その姿も愛らしく感じることができますよ。子どもがある程度大きくなってしまうと、薄毛の赤ちゃんをみつけたとき、そのころの我が子を思い出し思わず胸がキューンとしてしまいます。

今しかないかわいい我が子との時間を楽しんでくださいね。
52 件

関連記事

この記事のキーワード



人気のキーワード

  • テニ-とテーオ
  • teniteoBRAND