乳児の髪の毛で知っておきたい!薄毛や引っ張りの対処やカット
生まれたての赤ちゃんの髪の毛は、みんなそれぞれ個性がありますね。新生児期からフサフサの子もいれば、2歳近くなっても薄毛のままの子など様々です。髪自体も細く柔らかで、大人のものとはまた違いがあります。ここでは、実際に直面するであろう赤ちゃんの髪のお悩みや対処方法などを紹介していきたいと思います。
目次
- 乳児の髪の毛の特徴や生える時期
- 乳児の髪の毛の特徴
- いつ生える?髪の毛の成長サイクル
- パパとママからの遺伝の影響
- 薄毛や抜け毛が気になる!原因やケア
- 薄毛や抜け毛はいつから始まる?
- 薄毛や抜け毛の原因とは
- 自宅でできるケアの仕方
- 髪の毛をむしったり引っ張ったりするときは
- むしる、引っ張るの原因は好奇心
- むしる、引っ張るの効果的な対処法
- ママの髪の毛をむしることも
- 髪の毛のカットってどうすればよいの?
- 赤ちゃんのヘアカットのタイミングと場所
- 自宅でできるカットの仕方と注意点
- カットした毛は記念に残そう!
- 赤ちゃんのころにおすすめのヘアスタイル
- 前髪は個性的に仕上げよう
- 男の子はモヒカンもかわいい
- 女の子はヘアバンドで華やかに
- よくある赤ちゃんの髪の毛にまつわる疑問
- 後頭部だけハゲているのが心配
- 乳児にドライヤーは必要か
- 髪の毛を食べちゃうのはなぜ?
- まとめ
乳児の髪の毛の特徴や生える時期
乳児の髪の毛の特徴
赤ちゃんの髪に触れたとき「フワフワしている」と感じることがあるかと思いますが、新生児の体毛はすべて産毛のため、本来の毛髪に比べて細く柔らかい毛質になっているのです。
そのため、寝ているうちに枕や布団との摩擦で毛が薄くなったり、本来の毛に生え変わるために抜けてしまったりします。
生まれたときから髪がフサフサしていた赤ちゃんも、しばらくしたら毛が抜けてスカスカになってしまったということもありますが、それは産毛が抜けていたためなんですね。
いつ生える?髪の毛の成長サイクル
子どもの髪の毛の成長サイクルとして、赤ちゃんのころに髪の毛が薄かったり、抜け毛が多かったりするのは、次の髪の毛が生えるためのちゃんとした準備期間なのです。
もともと生えていた少ない毛がさらに抜けてしまうと不安になりますが、次の新しい髪の毛に生え変わるまで焦らずにゆったりと待ちましょう。
パパとママからの遺伝の影響
両親の遺伝子を子どもが引き継ぐわけですが、すべてを引き継ぐというわけではありません。ですから、両親が薄毛だったしても、赤ちゃんがそれを受け継ぐとは限りません。
同じ両親から生まれた子どもたちでも、はじめから生えている毛の量や、産毛が生え変わり伸びる時期はみんな違いますよね。
ちなみに、毛質(髪が細く柔らかい、または太くしっかりしているなど)も両親から遺伝することがあります。毛量(髪の本数)が平均的だとしても薄毛に見えてしまうのは、両親どちらかが細い毛質の場合、それを受け継いでいるためといえます。
薄毛や抜け毛が気になる!原因やケア
薄毛や抜け毛はいつから始まる?
この胎毛は、生後3~6カ月の間に髪の毛の生え変わりのため抜け落ちる仕組みになっています。これを「新生児生理的脱毛」といいます。赤ちゃんの髪が急に抜け始めて薄くなるので、驚くパパママも多いかと思います。
赤ちゃんによって個人差はありますが、この生理的脱毛は生後6カ月ごろまでがピークで、この期間に産毛がごっそりと抜け、新しい髪の毛に生え変わります。
さらに、抜けて・生え変わってを何回か繰り返し、3歳くらいにはしっかりとした髪の毛へ成長していくのです。
薄毛や抜け毛の原因とは
例えば、後頭部や側頭部など一部分だけ薄くなっているのは、その部分の摩擦や、赤ちゃんが自分の手が届くところの毛を抜いているためです。
気をつけて見なければいけないのは、「脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)」という皮膚のトラブルです。赤ちゃんの頭皮や顔には、ママのお腹にいたころからのホルモンの影響で、皮脂が多く分泌されます。それが汚れなどと混じって湿疹ができ、抜け毛の原因となっていることがあります。
特徴としては、頭皮やおでこ・眉のあたりに黄色いかさぶたができたりフケのようなものが出たりします。赤ちゃんの頭皮をよく観察してみましょう。
自宅でできるケアの仕方
脂漏性湿疹の場合、汚れがたまり細菌に感染すると頭皮が炎症を起こしてしまうので、より清潔を保つ必要があります。
ベビーオイルをコットンにたらし、それを患部に当てて傷をふやかしてから、赤ちゃん用のシャンプーで優しく頭皮を洗っていきます。このとき、かさぶたを無理にはがさないよう気をつけましょう。
シーツや枕カバーも毎日交換するのがおすすめですが、大変なときはバスタオルなどを敷いて取り換えるようにするとよいでしょう。