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年子出産を前に卒乳するメリットとは?卒乳のポイントや注意点を紹介

年子出産を前に卒乳するメリットとは?卒乳のポイントや注意点を紹介

年子を妊娠中のママは、通院の際に上の子の授乳を止めるように言われた方もいるのではないでしょうか?上の子がかわいそうと感じてしまうかもしれませんが、出産前に卒乳することはママにとってメリットがたくさんあります。そこで、卒乳のポイントや注意点についてまとめてみました。

年子出産の場合の上の子の卒乳はどうする?

妊娠したら授乳をしないほうがよい理由

妊娠したら授乳をしないほうがよいという理由には、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが関係しています。オキシトシンは、赤ちゃんが乳首を吸うことによってママの体内から分泌されるホルモンで、ストレス軽減や幸福感をもたらすことから、別名「幸せホルモン」ともいわれています。

このオキシトシンには、もう一つ働きがあり、それが子宮を収縮させる作用です。妊娠中に授乳を続けることで、子宮が収縮しやすくなり、お腹が張ったり痛みが出たりする可能性もあるでしょう。

産婦人科の先生によっては、流産に繋がるものではないとして授乳を許可する場合もあるようですが、切迫流早産の兆候が見られる場合はストップがかかることもあります。そのときは先生の指示に従いましょうね。

離乳食やミルクの併用で授乳回数を減らす

卒乳を考える場合、まずは昼間の授乳回数を減らしていきましょう。一般的に離乳食の回数は、生後7カ月以降は2回、生後9カ月以降は3回と少しずつ増えていき、母乳やミルクから得る栄養の割合は減っていきます。最初は1回ずつ減らしていき、離乳食だけで足りない分はミルクで補いましょう。

昼間の授乳はお出かけや遊びなどで気が紛れやすいので、回数を減らすチャンスでもあります。ただし、ちょっとしたことでおっぱいを思い出してしまう子もいるので、この時期は特に赤ちゃんとのスキンシップを多くとるよう心掛けましょう。

また、日中にたくさん体を動かすことでお腹が空き、離乳食をたくさん食べるようになる子もいます。それによって自然と授乳回数が減ってくれると、無理がなくてよいですね。

1歳以降は食事からの栄養補給をメインに

1歳を過ぎると、多くの子は大人と同じ3回食から必要な栄養を摂ることができます。この時期の授乳は足りない栄養を補うことが目的ではなく、おっぱいを吸うことで安心したり、ママのぬくもりを感じて落ち着いたりという精神安定的な役割が大きいでしょう。

離乳食の進み具合には個人差がつきものですが、あまりにも食べる量が少ない場合や、体重の増えが悪い場合には、子どもの発育のためにも卒乳するほうがよいということもあるかもしれません。

1歳くらいになると手づかみ食べも上手になり、食べることの楽しさを感じられる時期です。卒乳をしたら、食べる量が増えたというケースもあるようなので、食事の楽しさを伝えながら無理のない形で卒乳できるとよいですね。

妊娠中に卒乳をするポイントや授乳の注意点

授乳回数を減らしたら日数も減らしていく

卒乳に向けて動き出したら、基本的には後戻りしないつもりで行いましょう。そのためにも、卒乳は赤ちゃんの体調がよいときを選ぶのがポイントです。

まずは、昼間の授乳回数を減らしていきます。ママは少し大変ですが、日中は思いっきり子どもの遊びにつき合い、なるべくおっぱいのことを思い出させないようにしたいですね。

夜間の授乳は、まず寝かしつけのときか夜中に起きたときか、どちらかだけにしてみましょう。背中をトントンしたり、赤ちゃんの好きなタオルを持たせたりして、できるだけ安心できる環境を作ることが大切です。回数を減らしたら、次は日数を減らしていきます。徐々に行うことで、ママはおっぱいの張りや痛みが強くなりにくいでしょう。

卒乳するときはパパの協力が不可欠

卒乳で苦戦しがちなのが、夜間の授乳です。それまで添い乳で寝かしつけを行っていた場合は、突然おっぱいを貰えなくなることに赤ちゃんは戸惑うでしょう。おっぱいが欲しい赤ちゃんは、ママがどんなに頑張って寝かしつけようとしても、泣いてばかりで寝ないこともあります。

そこで大切な役割を担うのがパパです。赤ちゃんはママを見るとおっぱいを求めてしまうので、寝かしつけはパパにお願いするとよいでしょう。数日間は赤ちゃんが泣くことを考えると、パパが連休の日に計画するのがおすすめです。

また、お風呂に入れるときも、ママだとおっぱいを見て求めてしまうかもしれません。卒乳前からパパが入れる流れにしておくと、変化がないのでつまづきにくいでしょう。

それでも授乳する際はママの体調を優先に

妊娠中の授乳に関しては、医師によっても見解は様々でしょう。妊娠中の授乳が原因で流産したというデータが得られていないことから、ママの妊娠経過に特別問題がなければ医療機関で禁止されない場合も多いです。

注意したいのは、過去に流産や早産の経験のある人や授乳をするとお腹が張る人です。切迫流早産になりやすい、もしくはすでに切迫流早産の兆候があると判断された場合には、先生から授乳を止めるよう指示されることもあるでしょう。

大切なのは、授乳をするかということをママひとりで決めるのではなく、担当医師と相談したうえで決めることです。授乳を続ける場合には、ママの体調を優先し、気になることがあれば受診するようにしましょう。

年子出産前に卒乳をするメリットとは

おっぱいトラブルから解放される

授乳中は様々なおっぱいトラブルに見舞われたママも多いのではないでしょうか?母乳の出が軌道に乗り、ようやく授乳に慣れてきたと感じるのも束の間で、赤ちゃんが遊び飲みを始めると乳首を噛まれるなどのトラブルが起こります。特に歯が生えてからは噛まれると傷になってしまい、ママは授乳が苦痛になることもあるでしょう。

また、赤ちゃんが離乳食を食べるようになり、母乳を飲む量が減ってくると、張りや痛みが出やすくなります。母乳の出がよいママは、乳腺炎になってしまったという方もいるかもしれませんね。

卒乳し、母乳の分泌がおさまってくると、こうしたトラブルから解放されることになります。痛みや不快感がなくなると、育児はもっと楽しいものになるでしょう。
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