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1歳児の睡眠退行はなぜ起こるの?生活リズムや寝室環境を整えよう

1歳児の睡眠退行はなぜ起こるの?生活リズムや寝室環境を整えよう

1歳になり、寝つきが悪くなったり、夜泣きが増えてきたりして対応に困ってしまうママも少なくありません。また、急に睡眠トラブルがあると、何か問題があるのかと不安になりますよね。今回は睡眠退行の原因や対処法をご紹介します。生活リズムや寝室環境を整えて、質のよい睡眠を取れるようにしましょう。

1歳児の睡眠退行について知ろう

睡眠退行は乳幼児によく見られる成長の証

そもそも睡眠退行という言葉を初めて聞いたというママもいるのではないでしょうか?睡眠退行とは今まで普通に寝ていた子どもが夜泣きをするようになったり、一度に眠る時間が短くなったり、寝つきが悪くなったりすることをいいます。

特に睡眠退行は生後4カ月、8カ月、1歳、1歳半、2歳ころの子どもによく見られるとされています。そして、時期は子どもによって異なり、すべての時期に睡眠退行が現れる子どももいれば、睡眠退行がない子どももいます。さらに、持続期間も1週間~1カ月以上と個人差があります。

睡眠退行は乳幼児にはよく見られることです。急に寝つきが悪くなったり、夜泣きが増えたりすると不安になりますが、睡眠退行は子どもの成長の証なので安心してくださいね。

1歳児の睡眠退行の原因は何?

睡眠退行の原因は発生する時期によって異なります。1歳になると離乳食や睡眠の回数など、生活リズムが大人に近づきますよね。そして、この時期の子どもはママやパパの生活リズムの影響を大きく受けます。

特にママが夜型の生活であれば、子どもも夜型の生活リズムになってしまい、寝起きや寝つきが悪くなる原因になります。子どもが夜型の生活になっているようであれば、今から規則正しい生活になるよう意識していきましょう。

また、人間の脳は日中に起きたことを寝ている間に整理します。そのため、日中にたくさん活動して疲れたり、怖い経験をしたりすると、夜泣きしやすくなるといわれています。日中に強い刺激を感じたときは安心して眠れるようにするとよいですよ。

ママは子どもが寝不足でないか確認を

睡眠退行では睡眠の質が低下するだけでなく、睡眠不足になっていることもあります。子どもの睡眠は成長ホルモンの分泌にも影響を与えるので、ママは子どもが睡眠不足になっていないか確認しましょう。

しかし、1歳はお昼寝も2回から1回に移行している子どもも多いので、何時間寝るとよいか具体的にわからないというママもいますよね。子どもの睡眠時間にも個性がありますが、アメリカ睡眠医学会では、1日トータルで11~14時間の睡眠を推奨しています。

子どもが睡眠不足になっていると、機嫌が悪かったり、興奮しやすかったりという兆候が見られます。さらに、寝起きにぼーっとしていることが多いと、睡眠不足の可能性が高いので、子どもの様子に変わりはないか確認してくださいね。

1歳児の睡眠退行はどう対処したらよい?

生活リズムを整えるようにする

睡眠退行の原因は色々考えられますが、多くは生活リズムの乱れからくるものです。この時期に生活リズムが整っていると将来生活リズムが乱れても修正しやすくなるので、まずは生活リズムを整えるようにしましょう。

理想は日が昇ると子どもも起きるという生活です。起床時間を7時と決めたら、子どもを7時には起こしましょう。毎日の積み重ねが生活リズムを整える第一歩です。

また、1歳を過ぎて歩くようになると、体力もついてきますから、今まで午前と午後の1日2回だった昼寝が、だんだんと午後1回だけに移行していきます。

そこで、午前中は外遊びなど、できるだけしっかり体を動かして、夕方以降は落ち着いて過ごすと寝かしつけも楽になりますよ。

入眠儀式を決めて寝る準備を

1歳の子どもは時計に表示される時間だけでは、寝る時間が来たということがわかりません。そのため、入眠儀式(寝かしつけまでのルーティン)を行って子どもに寝る時間が来たことを伝えましょう。

例えば、寝る前に絵本を読むママは多いですよね。これは子どもとコミュニケーションをとるきっかけになるだけでなく、子どもに寝る時間が来たことを伝えるための入眠儀式でもあります。ほかにも、オルゴールを掛けたり、子守唄を歌ったりすると、子どもは自然と寝る時間が来たと気づくことができますよ。

また、人間は体温が下がり始めているときが寝つきやすいといわれています。入浴は寝る1~2時間前に済ませておくと、寝つきがよくなりますよ。

添い乳での寝かしつけをやめてみる

寝る前にぐずっていたり、夜泣きしたりすると、添い乳をするママも少なくありませんよね。しかし、これではママのおっぱいがないと眠れない子どもになってしまいます。1歳は卒乳・断乳をしたい時期でもあるので、添い乳での寝かしつけはできるだけやめるようにしましょう。

実際に添い乳をやめると夜泣きや夜中に目覚めることがなくなったという子どももいます。睡眠退行で困っているときは思い切って授乳をやめてみるのも一つの手ですよ。離乳食を3食食べられているのであれば栄養不足になることもないので安心してくださいね。

やめてみても数日は夜泣きに悩まされるでしょうが、今は我慢どきです。子どももおっぱいが飲めなくて不安になっているので、タッチングなどで安心できるようにしましょう。
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