お風呂の換気扇はどうやって掃除する?簡単で楽ちんな掃除方法
育児や家事で忙しいママには、ガスコンロの換気扇掃除も一苦労ですが浴室の換気扇掃除も大変な作業ですね。カバーなどの部品の外し方がわからなかったり、高い位置にあって掃除しづらかったりするので、どうしても二の足を踏んでしまいがちです。この記事では、浴室換気扇の上手な掃除方法についてご紹介します。
お風呂の換気扇が汚れる原因は?
換気扇は湿気とともにホコリも吸っている
キッチンの換気扇の場合は、煙や蒸気、ホコリを吸い込み、室外に出す役割がありますね。同様に浴室の換気扇の場合も、湿気と一緒にホコリも吸い上げる役目を果たしています。
洋服を着ていなければホコリがないように思われがちですが、実は空気中にはホコリがたくさん舞っています。体についていた糸くずやフケ、髪の毛などの細かい汚れが混ざり合って固まった状態がホコリです。このホコリが浴室の換気扇の汚れの原因といえそうですね。
ホコリが詰まりカビの発生原因になる
この状態の換気扇は、換気機能が落ちるため浴室の湿気を十分吸い上げることができません。そのため浴室内がじめじめした状態になり、カビが繁殖しやすくなります。
また、換気扇内のホコリにも栄養分があるので、ホコリにカビが発生します。換気扇を回すと、ホコリとともにカビの胞子を浴室内にまき散らしてしまい、さらにカビを繁殖させる結果になりかねませんよ。
家族がカビやホコリを吸って体調不良に
「過敏性肺炎」はカビが原因の代表的な病気の一つといえます。塵やホコリにまぎれているカビによって引き起こされる病気で、発熱や咳の症状が進んで呼吸困難に陥ることもある恐ろしい病気です。
また「気管支喘息」もカビが原因となることがあります。アルテルナリアという黒色真菌が、湿気の多い浴室などに繁殖することで引き起こされます。呼吸困難にともなう咳が出るのが特徴です。そのほかにも、「水虫」や「アレルギー性鼻炎」など様々な病気になりやすくなるので気をつけましょうね。
5分でできる簡単掃除をマスターしよう
換気扇を掃除するときの注意点
1.スイッチを切り、ブレーカーを落とす
2.直接水をかけない
3.台所用中性洗剤を使う
まずは電源を切りましょう。できれば浴室換気扇のブレーカーも落とすとなおよいですね。ブレーカーを落とすと浴室の電気も消えてしまう場合は、スイッチだけでも大丈夫ですよ。
また換気扇は電気製品なので、水を直接かけて洗うことは故障につながります。本体内部の掃除には洗剤をしみこませた布などを使いましょう。カバーなどを洗った場合には、完全に乾かしてからセットしましょうね。
さらにアルカリ性洗剤や研磨剤入りの洗剤、アルコールの入った洗剤を換気扇掃除に使用することはやめましょう。変形や変色などの原因になりますよ。
フィルターを外して掃除機で吸い取ろう
・本体カバー(ルーパー)
・シロッコファン(羽根)
・本体
の順に設置されています。
この本体カバーの内側にフィルターがあるのですが、本体カバーを外さなければフィルターが取り出せないと思っているママもいるのではないでしょうか。
実は換気扇の横の部分にフィルターを引っ張り出すつまみがあり、簡単にフィルターを取り出すことができるのです。換気扇の種類によっては、つまみ部分がわかりづらいケースもあるのでよく見てくださいね。
フィルターを取り出したら、付着したホコリを掃除機で吸い取りましょう。ぬるま湯で水洗いをする場合には、しっかり乾燥させてからセットしましょうね。月に1回の掃除が目安ですよ。
パパにお願いしよう!外のカバーの水拭き
まずは、ハンディタイプの掃除機やハンディモップで、ホコリをカバーの表面から取り除きます。ホコリが取れたら、水に濡らして硬く絞った雑巾で水拭きをします。これで本体カバーがきれいになりますね。
それでも汚れが気になる場合には、中性洗剤をしみこませた布で汚れを取り除きましょう。その後は乾いた布で拭いて、水気が無くなれば完了です。本体カバーの掃除も月1回の頻度が目安なので、フィルターと一緒に掃除するとよいですね。
換気扇の本格掃除方法をマスターしよう
換気扇の分解方法を知ろう
まず、本体カバーを下に引っ張り出します。すると、2本のV字型の針金が見えるので、この針金を横からつまむと本体カバーから針金が外れて、本体カバーを簡単に外すことができますよ。
本体カバーをネジではめ込んであるタイプもありますが、長いネジを使用しているケースもあるので、その場合には電動ドライバーがあると便利ですね。
本体カバーを外すと、中にシロッコファンが見えます。シロッコファンが分解できるタイプの場合は、ドライバーやソケットレンチを使って取り外しできます。機種によって取り外し方が違うので、取扱説明書に従って分解してくださいね。