よく泣く赤ちゃんの抱っこと家事を両立!泣く理由と対策
「泣くこと=赤ちゃんの仕事」と分かっていても、赤ちゃんが泣くとママはつきっきりになるため、家事ができなくて困ってしまいますよね。おむつ替えや授乳で泣きやんでくれるとよいですが、中には一日中抱っこしっぱなしというママもいます。今回は、赤ちゃんの泣く理由とその対策をご紹介しますので参考にしてくださいね。
月例別に赤ちゃんが泣く理由を考えよう
新生児期の赤ちゃんが泣く理由
新生児のうんちは水っぽいのでお尻が濡れて気持ち悪いのかもしれません。また、ママの母乳は最初は出がよくないことや、赤ちゃんの吸う力も弱いことなどから、すぐにお腹が空いておっぱいを欲しがります。吸われるほど母乳の量が増えますので、泣いたらおっぱいをあげてみましょう。
ほかには、げっぷが出ない、眠たいのに眠れない、暑い寒いなどの理由も考えられます。大人でも感覚や気持ちが敏感な人や、寝つきが悪い人がいるように、それぞれの赤ちゃんにも個性があります。
また、お腹の中から急に外に出て、不安や寂しさでママを求めているのかもしれませんね。
生後1カ月の赤ちゃんが泣く理由
二つめは何度も授乳が必要とはいえ、少しずつ哺乳量が増えることです。個人差はありますが、昨日までの量では足りなくなったりよく動いたりしたときは、いつもより多くミルクを欲しがることもありますよ。授乳は親子の触れ合いでもあるので、抱っこして赤ちゃんに安心してもらいましょう。
また、生後3~4カ月くらいまでは満腹中枢が未発達なので、飲み過ぎで苦しくて泣くことがあります。授乳について気になることがあれば、健診などで相談してみましょう。
生後2カ月の赤ちゃんが泣く理由
このころは、昼夜の区別がつき始めるため、大人と同じ睡眠パターンを獲得中に夜泣きが始まることがあります。赤ちゃんは頑張って練習中なのだと思い、ママやパパは抱っこをして安心できる環境を作りましょう。
また、早い子では夕方に「たそがれ泣き」が、始まることがあります。「たそがれ泣き」は原因不明ですが、お腹のガスや日中の疲れが原因ともいわれます。
何をしても泣き止まないと、ママが泣きたくなりますが、必ず終わりがやって来ますよ。もし、泣き声で近所迷惑が気になるときは、一度挨拶に行くとよいでしょう。
赤ちゃんが安心して泣きやむ方法
おくるみでおひなまきを試してみよう
その方法は「おひなまき」といって、元はママやベビー用品販売の「トコちゃんベルトの青葉」の製品名です。「おひなまき」は赤ちゃんの眠りだけでなく背骨の発育にもよいですよ。ただし、以下の注意点があります。
・手はおくるみの外に出す
・足はM字やあぐらの形で包む
・長時間包まない
・目を離さない
・嫌がるときはやめる
これらの注意点は先天性股関節脱臼や乳幼児突然死症候群を予防するためです。正しいやり方で赤ちゃんの眠りと発育をサポートしましょう。包み方の詳細は、ウェブサイトで確認できますよ。
ママの心音に似ている音で安心を
赤ちゃんの寝かしつけなどのために収録された心音や胎内音があり、それを聞くと赤ちゃんが安心して落ち着くことがあります。心音の入手方法は以下のとおりです。
・YouTubeなどの音源
・赤ちゃん用の心音が収録されたCD
・心音や胎内音などが流れるぬいぐるみ
・ママの心音を収録してCDにしてくれるサービスや、心音を録音できる商品
手軽なものから試してみましょう。本格的にぐずる前に聞かせるのが効果的ともいわれますよ。
優しくマッサージをしてみよう
一つは背中をポンポンする方法です。赤ちゃんを抱っこして、軽くリズミカルに背中ポンポンと刺激すると、セロトニンというホルモンが出て落ち着いてきますよ。そうしたら、首から背中をなでてると呼吸も楽になります。
また、頭をなでるのもよい方法です。よしよしするように頭を優しくなでたり、額から頭のてっぺんにかけて髪の毛をかき上げるようにすると、心が安定するそうです。
マッサージは、強い刺激ではなく手の重さだけの力で赤ちゃんの様子を見ながら行いましょう。普段、何気なくやっていることですが、優しく触れることが赤ちゃんの安心につながるのですね。