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上の子がママを困らせる理由とは?きょうだい育児で気をつけたいこと

上の子がママを困らせる理由とは?きょうだい育児で気をつけたいこと

上の子と下の子を比べてしまう

上の子が困った行動ばかりを起こすと、ママもストレスが溜まるので子どもを気づかないうちに比べてしまっていることはありませんか?「下の子は大人しいのに、どうしてあなたはいうことを聞かないの」「下の子みたいにちゃんとしなさい」など、普段の生活のなかで子どもを比べているママは意外と多いでしょう。

一人っ子のときは比べる対象がいないだけでなく、時間や心にも余裕を持って育児ができていたママもたくさんいますよね。しかし、下の子が生まれるとママの負担が増えるため、時間にゆとりを持つことが難しくなります。

忙しいときに、上の子がママを困らせるようなことをするとイライラするかもしれませんが、なるべく下の子と比べるような発言は控えましょう。

下の子を守ろうと本能的に思うことも

「下の子が生まれてから、上の子のことをかわいいと思えないときがある」「上の子が下の子に近づくと、なにかされるのかと思って怒ってしまう」など、上の子に対してかわいいと思えていない自分に不安を抱えるママもいますよね。「どうして上の子をかわいいと思えないの」と自分の感情に戸惑うママは多いでしょう。

ママが上の子をかわいいと思えないときがあるのは、下の子を守ろうと本能的に母性が働いているからです。下の子のほうが弱い立場にいるため、弱いものを守ろうとする気持ちが上の子をかわいいと思えないことに繋がっているのでしょう。

かわいいと思えないときは、上の子のよいところを見るように心がける、子どもと離れてゆっくり休むなど、工夫してみるとよいですよ。

親子のためにも上の子優先の時間を作ろう

ママは上の子とスキンシップをとる

ママは子どものきょうだい関係で悩むだけでなく、上の子との親子関係に悩みを抱える方も多いですよね。子どもとの信頼関係をさらに深めるために、なるべく上の子とスキンシップをとる時間を作りましょう。

ハグや頭をなでるなどのスキンシップは、言葉のいらない愛情表現ですよね。子どもはママとたくさんスキンシップをとると「自分はママから愛されている」と自信を持つことができます。

スキンシップはすぐにできるので、下の子が寝ているときなどは上の子とスキンシップを積極的にとり、「大好きだよ」と愛情を伝えるようにしましょう。ママからの愛情に心が満たされていると、下の子への意地悪やママへの反抗も少し収まるかもしれませんよ。

上の子が生まれた頃の写真や動画を見る

上の子はパパやママに対して「◯◯ばっかりかわいがるから嫌」「自分は必要とされていない」など、両親を独り占めできないもどかしさから、心がひねくれることがあります。赤ちゃんの頃のことは忘れてしまうものなので、上の子が愛されて育ったことを実感できるように生まれた頃の写真や動画を見せるとよいですよ。

上の子はパパやママにとって初めての赤ちゃんですよね。下の子に比べると写真や動画の数が多い家庭がほとんどでしょう。

「◯◯が生まれたときはパパもママもすごく嬉しかったよ」「赤ちゃんのときはこのおもちゃがお気に入りだったよ」など、写真や動画を見ながら思い出話をすると、上の子は「こんなに愛されて育ったんだ」と気づき、心が満たされますよ。

下の子をお世話するときも上の子に配慮を

下の子のほうが小さいからと、なんでも下の子を優先している方は多いのではないでしょうか。赤ちゃんの頃は頻繁にお世話が必要で大変かもしれませんが、下の子のお世話をするときは上の子にも配慮が必要ですよ。

たとえば、上の子と遊んでいるときに、下の子がお腹を空かせて泣き始めたとします。そのようなときは勝手に遊びを中断するのではなく、「◯◯はお腹が空いたんだって。ミルクをあげるから、その間ひとりで遊んでいてくれるかな?」「お腹が空いたって泣いているよ。ごはんの時間にしてもいい?」など、上の子に確認をするとよいでしょう。

下の子のお世話をする前に上の子に一言聞くことで、上の子も納得しますよね。「嫌」というときもありますが、優しく説得して2人育児を頑張りましょう。

上の子優先がママだけでは大変なときは?

パパや祖父母に協力してもらう

2人育児をするときに上の子をなるべく優先しようと思っても、ママだけでは手が足りず大変なことも多いでしょう。そのようなときはひとりで頑張り過ぎず、パパや祖父母に協力してもらうとよいですよ。

パパが休みの日は下の子をパパに任せて上の子とお出かけをする、下の子を少しの間祖父母に預けて上の子と一緒に遊ぶなど、下の子を誰かにみてもらうことができると、上の子との時間をゆっくり楽しむことができますよね。1週間に1回でも上の子と2人で過ごす時間を作ることができると、上の子もたくさんママに甘えることができるので心が満たされるでしょう。

ママだけでの2人育児は負担が大きくストレスも溜まるので、周りの人に頼ることも大切ですね。

家族で外に遊びに行って気分転換をする

子どもが増えると、ママひとりでは子どもを連れて外に遊びに行くのは大変なことも多いでしょう。しかし、下の子に合わせてお家のなかばかりで過ごしてしまうと、上の子のストレスが溜まってしまいます。

パパが休みの日はお家で過ごすのではなく、公園や広場など、外に遊びに行って気分転換するのもおすすめですよ。外遊びをすると子どもは体全体を使って思いっきり遊ぶので、ストレスを発散することができます。

下の子がいると少なからず我慢することも多いため、ときどきは上の子に合わせてお出かけを楽しむのもよいですね。上の子が楽しんでいる姿を見るとパパやママもきっと嬉しい気持ちになり、「また明日から頑張ろう」と気分が晴れることでしょう。

一時預かりや託児所を利用してみる

パパの仕事が忙しい、実家が遠方にあるなどの理由から子どもを預かってもらえず、ママがひとりで2人育児をするしかないという方もいますよね。ママひとりだと下の子にどうしても手がかかるため、上の子を優先することが難しいときが多いでしょう。

周りの人に育児の協力を頼めない方は、一時預かりや託児所を利用するのもよいかもしれません。一時預かりや託児所は2~3時間など、短時間でも預かってくれるところが多いので、授乳が必要な赤ちゃんでも安心して預けることができそうですね。

料金は預ける場所によって違いがあるので、あらかじめ料金を確認して利用時間を決めるとよいですよ。また、施設の雰囲気を知るためにも見学に行くことをおすすめします。
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