上の子がママを困らせる理由とは?きょうだい育児で気をつけたいこと
上の子と下の子を比べてしまう
一人っ子のときは比べる対象がいないだけでなく、時間や心にも余裕を持って育児ができていたママもたくさんいますよね。しかし、下の子が生まれるとママの負担が増えるため、時間にゆとりを持つことが難しくなります。
忙しいときに、上の子がママを困らせるようなことをするとイライラするかもしれませんが、なるべく下の子と比べるような発言は控えましょう。
下の子を守ろうと本能的に思うことも
ママが上の子をかわいいと思えないときがあるのは、下の子を守ろうと本能的に母性が働いているからです。下の子のほうが弱い立場にいるため、弱いものを守ろうとする気持ちが上の子をかわいいと思えないことに繋がっているのでしょう。
かわいいと思えないときは、上の子のよいところを見るように心がける、子どもと離れてゆっくり休むなど、工夫してみるとよいですよ。
親子のためにも上の子優先の時間を作ろう
ママは上の子とスキンシップをとる
ハグや頭をなでるなどのスキンシップは、言葉のいらない愛情表現ですよね。子どもはママとたくさんスキンシップをとると「自分はママから愛されている」と自信を持つことができます。
スキンシップはすぐにできるので、下の子が寝ているときなどは上の子とスキンシップを積極的にとり、「大好きだよ」と愛情を伝えるようにしましょう。ママからの愛情に心が満たされていると、下の子への意地悪やママへの反抗も少し収まるかもしれませんよ。
上の子が生まれた頃の写真や動画を見る
上の子はパパやママにとって初めての赤ちゃんですよね。下の子に比べると写真や動画の数が多い家庭がほとんどでしょう。
「◯◯が生まれたときはパパもママもすごく嬉しかったよ」「赤ちゃんのときはこのおもちゃがお気に入りだったよ」など、写真や動画を見ながら思い出話をすると、上の子は「こんなに愛されて育ったんだ」と気づき、心が満たされますよ。
下の子をお世話するときも上の子に配慮を
たとえば、上の子と遊んでいるときに、下の子がお腹を空かせて泣き始めたとします。そのようなときは勝手に遊びを中断するのではなく、「◯◯はお腹が空いたんだって。ミルクをあげるから、その間ひとりで遊んでいてくれるかな?」「お腹が空いたって泣いているよ。ごはんの時間にしてもいい?」など、上の子に確認をするとよいでしょう。
下の子のお世話をする前に上の子に一言聞くことで、上の子も納得しますよね。「嫌」というときもありますが、優しく説得して2人育児を頑張りましょう。
上の子優先がママだけでは大変なときは?
パパや祖父母に協力してもらう
パパが休みの日は下の子をパパに任せて上の子とお出かけをする、下の子を少しの間祖父母に預けて上の子と一緒に遊ぶなど、下の子を誰かにみてもらうことができると、上の子との時間をゆっくり楽しむことができますよね。1週間に1回でも上の子と2人で過ごす時間を作ることができると、上の子もたくさんママに甘えることができるので心が満たされるでしょう。
ママだけでの2人育児は負担が大きくストレスも溜まるので、周りの人に頼ることも大切ですね。
家族で外に遊びに行って気分転換をする
パパが休みの日はお家で過ごすのではなく、公園や広場など、外に遊びに行って気分転換するのもおすすめですよ。外遊びをすると子どもは体全体を使って思いっきり遊ぶので、ストレスを発散することができます。
下の子がいると少なからず我慢することも多いため、ときどきは上の子に合わせてお出かけを楽しむのもよいですね。上の子が楽しんでいる姿を見るとパパやママもきっと嬉しい気持ちになり、「また明日から頑張ろう」と気分が晴れることでしょう。
一時預かりや託児所を利用してみる
周りの人に育児の協力を頼めない方は、一時預かりや託児所を利用するのもよいかもしれません。一時預かりや託児所は2~3時間など、短時間でも預かってくれるところが多いので、授乳が必要な赤ちゃんでも安心して預けることができそうですね。
料金は預ける場所によって違いがあるので、あらかじめ料金を確認して利用時間を決めるとよいですよ。また、施設の雰囲気を知るためにも見学に行くことをおすすめします。