上の子がママを困らせる理由とは?きょうだい育児で気をつけたいこと
下の子が生まれて幸せを感じるのもつかの間、上の子の様子がいつもと違うと感じるママも多いでしょう。きょうだいで仲よくしてほしいのに、ケンカばかりだと「私の育て方のせい?」と悩みますよね。2人育児で悩むママに、上の子とのふれあい方やきょうだい育児を楽しむコツなどをご紹介します。
目次
- 上の子が下の子を嫌うのはなぜ?
- 下の子ばかり注目されて寂しい
- わざと「嫌い」といってママを試している
- 遊びを下の子に邪魔されて怒ることも
- 上の子はやきもちから意地悪になる場合も
- 下の子をお世話しようとすると妨害する
- 下の子を叩いたり噛んだりしてしまうことも
- 意地悪してもいきなり叱るのはNG
- ママが上の子をかわいくないと思う心理とは
- 上の子の困った行動にママはイライラする
- 上の子と下の子を比べてしまう
- 下の子を守ろうと本能的に思うことも
- 親子のためにも上の子優先の時間を作ろう
- ママは上の子とスキンシップをとる
- 上の子が生まれた頃の写真や動画を見る
- 下の子をお世話するときも上の子に配慮を
- 上の子優先がママだけでは大変なときは?
- パパや祖父母に協力してもらう
- 家族で外に遊びに行って気分転換をする
- 一時預かりや託児所を利用してみる
- 罪悪感から上の子を甘やかすのはやめよう
- まず「甘やかす」の意味をきちんと理解する
- ママは上の子に罪悪感を抱くことがある
- 悪いことや危険なことには叱ることも大切
- 上の子が下の子と仲よくなるためのコツは?
- 下の子のお世話を上の子に手伝ってもらう
- お手伝い後は褒めたり感謝の気持ちを伝える
- ママが下の子の気持ちを言葉にしてみる
- きょうだいの接し方で注意することは?
- 「上の子なんだから」といわない
- 上の子と下の子を比較したり差別をしない
- ケンカは両者の意見を聞いてフォローする
- まとめ
上の子が下の子を嫌うのはなぜ?
下の子ばかり注目されて寂しい
赤ちゃんが生まれると、大人の注目が赤ちゃんにいきますよね。今まではパパやママだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんなど、周りの人の注目を独り占めできていたのが、きょうだいができてからは下の子ばかりが注目されているように感じてしまいます。
大人は意識していなくても、上の子は「自分のことを見てくれていない」と寂しい思いをしているのかもしれませんね。
わざと「嫌い」といってママを試している
上の子がママのことを嫌いというのは、本心ではないので安心しましょう。下の子が生まれると、少なからず上の子は寂しさを感じています。ママが自分に興味を持ってくれているのか、自分のことを愛してくれているのかを試すために、わざと「嫌い」とママが傷つく言葉をいっているのです。
子どもから「嫌い」といわれると「ひどい」と怒るママもいるかもしれませんが、上の子の気持ちを汲み取って「ママは大好きだよ」と愛情を伝えるようにしましょう。
遊びを下の子に邪魔されて怒ることも
せっかくひとりで楽しく遊んでいたのに、下の子に遊びの邪魔をされると上の子は怒りますよね。「触ったらだめ」「あっちに行って」などと口で怒る子もいますし、下の子を叩いたり体を押したりして怒る子もいます。
きょうだいげんかは子どもたちの成長のために大切なことではありますが、小さなときは力加減が分からずお互いがケガをすることがあります。下の子が遊びの邪魔をしに行ったときは、ママも近くで見守るようにしましょう。
上の子はやきもちから意地悪になる場合も
下の子をお世話しようとすると妨害する
上の子がママの手を妨害するのは、やきもちを焼いているからです。今までは自分にすべて時間を使ってくれていたママが、下の子が生まれると下の子に時間を取られることが増えるため、上の子はママを取られたような気持ちになるのです。
「◯◯のお世話をしないで」「自分だけ見てほしい」というやきもちからくる妨害なので、なるべく大らかな気持ちで対応しましょう。
下の子を叩いたり噛んだりしてしまうことも
そのようなときにイライラした気持ちをどう抑えてよいか分からず、自分よりも弱い下の子に手を上げてしまうのでしょう。上の子の行動で下の子がケガをする危険性もあるため、ママはどのようなときに上の子がイライラしているのかを把握しておくことが大切です。
まずは上の子の話をしっかりと聞いて、「下の子がおもちゃを取ったのは悪いけれど、叩くのはやめようね」などと、注意することも重要ですよ。
意地悪してもいきなり叱るのはNG
上の子が意地悪をしているときに「なにしてるの」「下の子をいじめるのはやめなさい」などと強い口調になってしまうママは多いです。しかし、意地悪をした状況を把握していないのに叱ってしまうと、上の子の意地悪が激しくなる可能性があります。
遊びの邪魔をした、先に叩いた、髪の毛を引っ張ったなど、下の子が先に上の子の嫌がることをしているときもあるので、「どうして意地悪をしたのかな?」「下の子がなにか嫌がることをしたの?」と、話を聞くことが大切ですよ。
ママが上の子をかわいくないと思う心理とは
上の子の困った行動にママはイライラする
自分のいうことを聞かない、わがままばかりいう、下の子に意地悪をするなど、ママは自分の思いどおりに育児ができない日々が続くと、上の子に「どうしていうことを聞かないの」「しっかりしなさい」などと、いってしまうこともあるでしょう。きょうだいができると、さらに育児が楽しくなると思っていたのに、ママの負担が大きくなるばかりだと疲労が溜まって大変です。
上の子の困った行動は時間が経つにつれて収まります。イライラしたときは周りの人に頼りながらストレスを発散しましょう。