背中ボスボスの寝かしつけ方法とは?力加減やリズムなどのコツを紹介
「背中ボスボスって何?」と思うママが多いのではないでしょうか?「背中や胸の辺りをトントンというのは聞いたことはあるけれどそれと何が違うの?」と疑問に思いますよね。背中トントンより有効な寝かしつけの方法を知れば、夜が楽になりますよ。そこで、背中ボスボスの特徴や寝かしつけ方をご紹介します。
「背中ボスボス」の特徴や効果的な理由
トントンより強めの力で寝かせるテクニック
強く叩いて赤ちゃんに影響はないのか、もし寝かしつけに使うにしても危なくないやり方が分からないというママが多いかもしれません。どんなに大丈夫といわれても不安になるものです。
ボスボスと叩くといわれると相当強い力を想像しがちですが、実は思いっきり叩いて音を出すのではなく、場所と手の形のポイントを押さえることで音を発生させるテクニックです。強く叩くということを意識し過ぎず、むせたときに叩くくらいのイメージでボスボスしましょう。
ママの心音に似ていて安心しやすい
お腹の中にいたときの赤ちゃんは、ママの心臓の音をずっと聞いていました。しかし、生まれてからはそれを聞くことができなくなってしまったのです。その懐かしい音が、ボスボスと背中やお尻の上辺りを叩く音に似ているため、赤ちゃんは安心感に包まれるのだそうです。
ビニールをガサガサさせる音やテレビの砂嵐の音などを聞くと、赤ちゃんが泣き止むと聞いたことはないでしょうか?これも胎児のときに聞いていたママの血流音とガサガサなどが似ているため心が落ち着くからだそうですよ。
長い間お腹の中で聞いていたママの心音に似ている「ボスボス」は、赤ちゃんが眠くなるほど安心できる音ということなのですね。
「ボスボス」の刺激に意識が向くからとも
一定のリズムで揺れると眠くなる経験をしたことのあるパパやママも多いのではないでしょうか?例えば、車や電車の揺れです。これは、ゆりかごや抱っこで揺られながら眠る赤ちゃんの感覚と似ていますね。
赤ちゃんは、単発や不規則な揺れでは眠くなりにくいようです。規則的なリズムでボスボスされると眠くなるのは、その振動に脳が慣れ、ボスボスという音や刺激に意識が向くからだといわれています。
きっと心地よい揺れと懐かしい音に囲まれることでほかの雑音は耳に入らず、入眠できるのでしょうね。
背中ボスボスで寝かせるときのコツは?
「ボスボス」する位置と手の形
叩く強さは、トントンより少し強めくらいで大丈夫です。強く叩いて音を出すというより、手の形や音がする角度を色々試してボスボス鳴るように工夫してみましょう。また、叩く位置は背中の中央ではなくお尻やお尻の上の付近、あるいは肩甲骨あたりにするとよいみたいですね。
この方法はママだけでなく、パパも使えます。最初は試行錯誤しながらになりますが、赤ちゃんにとって最適な「ボスボス」する位置と手の形を探してみましょう。
一定のリズムでテンポよく
背中ボスボスをするときのリズムは、脈拍に合わせることが大切なようです。ボスボスする間隔は1秒に1.5回、あるいは1分間に80~100回を目安にといわれています。これらを参考に、我が子が一番寝つきやすいタイミングを見つけられるとよいですね
慣れていない赤ちゃんは逆に興奮したり、遊び出したりすることもあるようですが、ママがリズミカルに時間をかけて続けることで次第に眠くなってくるそうですよ。「うちの子には効かない」とすぐに諦めるのではなく、根気強く頑張りましょう。
パパとママ、ふたりともマスターすると寝かしつけが楽になりますね。
スピードや叩く位置は臨機応変に
位置に関しては、肩甲骨の間がよい赤ちゃん、お尻やお尻の上の方が早く入眠してくれる赤ちゃんなど様々です。どちらが我が子に合っているかは試してみないと分からないことですから、もし寝るまでに時間がかかるとママが思ったら、位置を変えてみるとよいかもしれませんね。しかし、助産師さんや保育士さんのおすすめは臓器が集中していないお尻のようですよ。
スピードや力加減も、まだ寝ていないときと寝入ってからでは違う方がよい赤ちゃんもいますので、寝つき方でやり方を考えましょう。
寝かせるときに気をつけたいポイント
うつ伏せで眠った場合は必ず仰向けにする
うつ伏せ寝が窒息の原因になったり、乳幼児突然死症候群の要因になったりするという話を聞いたことのあるママも多いことでしょう。うつ伏せになっていると顔や体が下向きになるため口と鼻が塞がったり、胸を圧迫したりすることになるためです。
またバスタオルを敷いていたり、タオルやクッションを枕の代わりにしていたりするとそこに顔が埋まってしまう原因にもなりますね。そのため、うつ伏せで背中ボスボスは避けた方がよいのですが、眠ったときにうつ伏せになってしまっていたら、必ず仰向けに戻すようにしましょう。