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6歳の子どものわがままに大苦戦!親が対応するときに気をつけること

6歳の子どものわがままに大苦戦!親が対応するときに気をつけること

子どもがわがままを言って泣いたり騒いだりすると、ダメと言いつづけるのは大変ですよね。ついつい折れてしまうママもいることでしょう。周りの子よりわがままだと感じると、このまま小学校に送り出して大丈夫なのかと心配になることがありませんか?今回は、6歳の子どもがわがままな理由やその対応について紹介します。

6歳の子どもがわがままになる理由とは?

自分の意見をとおすための手段にしている

有名人の子どもの問題行動についての謝罪会見で、「好きにさせていた」という言葉を耳にします。

多忙で子どもの相手ができないことを申し訳なく思う気持ちから、欲しいものをいつでも買い与え、自由にさせすぎてしまうという親もいることでしょう。また、子どもに「ダメ」といっても、泣いたり強く反発されたりすると「じゃあ少しだけ」と許してしまうことはありませんか?これは多くのママが経験していることで、断固として許さない姿勢を保つのは大変ですよね。

しかし、それでは子どもはなんでも自分の思いどおりになると勘違いし、自己中心的になってしまうかもしれません。ときには厳しく物事の良し悪しを伝えることが、子ども将来のためになりますよ。

寂しさやママに構ってほしい気持ちの表れ

子どもは「もし悪いことをしても受け入れてくれるだろうか?」「自分にどれだけ愛情があるだろうか?」と、わざと困ることをして反応を見る「試し行動」をすることがあります。

ママやパパの愛情を確認したいときや、新しい担任の先生など、まだ自分に対してどんな対応をするのか分からない相手を試したいときに、わがままをいったり困らせたりすることがあるようです。根本には甘えたい気持ちがあるのでしょうね。

子どもの行動や言動がただのわがままなのか、この「試し行動」なのかを見極めることが大切です。普段わがままをいわない子が突然わがままをいって甘えたときは、なにか甘えたい理由があるはずです。また、いつものわがままにも理由がないとはいい切れないことも頭に入れておきましょう。

大人の都合ばかりで納得できていない

たとえば、子どもがだらだらと食事をしているときに、「早く食べなさい」と注意するタイミングはどのように決めているのでしょう。「適正な食事時間以上にだらだら食べている」「ほかのことに気を取られてお箸が止まっている」という理由ならば納得できますよね。しかし、「ママが食べ終わったから」「食後のママの都合に合わせて」だとしたら納得できないはずです。

また、昨日は同じことをして怒られなかったのに今日は怒られたとなると、どうしたらよいのか混乱してしまいます。

理不尽で納得がいかないことを受け入れられないのは、みんな同じではないでしょうか。大人の都合を押しつけたり毎回いうことが変わったりしては、子どもは納得できません。ママは自分の対応を振り返ってみてくださいね。

子どものわがままを叱るときの注意点

ダメなことはダメと対応に一貫性をつらぬく

子どもが泣き叫んでも家では許さないことを、公共の場では周りを気にして許してしまっていませんか?その対応のブレが、子どもをわがままにしているかもしれません。

たとえば、子どもに「また今度ね」と言ったとします。「嫌だ」と反発してくることもありますよね。そんなときには、「今が嫌なら今度もなしにするね。今だけ我慢するのと、今も今度も我慢するのとどっちがいい?」という2択にすると、子どもは考えやすくなるそうですよ。

また、公共の場でわがままをいう子どもに折れてしまうと、人前で泣けば許してくれると覚えてしまいます。公共の場でもダメなものはダメだと、凛とした態度で教えましょう。我慢ができたらほめることも忘れないでくださいね。

身内でしつけの方針を決めておく

ママが頑張ってしつけをしようとしても、パパや祖父母が甘やかして、結局わがままをいうようになったという声を聞きます。ママだけきちんとしつけをしたために「ママはダメって言うから、ママの言うことは聞きたくない」となってしまった家庭もあるようです。

一緒に同居している大人がそれぞれ違うことを言うと、子どもは混乱します。また、別居している身内でもあまりに違う対応を取ると、子どもはやはりわがままをいえるようになります。

方針を決めそれを共有すると、子どもは混乱せず、教育上のトラブルも回避できます。子育ての方針の違いで夫婦や嫁姑のケンカに発展してしまわないように、共通認識を持つことはとても大切なことなのです。

ほかの子と比べて注意をしない

「お姉ちゃんはちゃんとできたのに」「友だちはみんなできるのに」など、周りの子と比べて注意してしまうことはありませんか?これはわがままとは関係のないことのように思えますが、実はつながりがあるのです。

自分がみんなよりできないと思うと、劣等感が生まれてしまいます。

劣等感を持つと、「どうせ自分は、やってもできないんだ」「きっとママはほかの子の方が好きなんだ」と、どんどんマイナスに考えて、いうことを聞かなくなったり、ママを困らせたりするようになってしまうのです。

子どもを注意するときに人と比べる必要はありません。ママはその子のよいところを引き出したり、悪いところを変えられるようにすればよいのです。

叱るだけでなく子どもの意見も大切にしよう

子どもの気持ちに寄り添い対応を考える

親から見てわがままに思うことでも、ただのわがままではない場合があります。子どもとゆっくり話をして、どうしてそうするのか、なにか困っていることがあるのかを探ってみてくださいね。

我慢できずにわがままをいっているときは、ただ「我慢しなさい」ではなく、「気持ちはわかるけれど我慢しようね」と、ママも共感していることを伝えましょう。

甘えたいときには、たくさん甘えさせて大丈夫です。小学校の先生でも「まだ甘えさせてあげてください」と言うことがあります。子どもはたくさん甘えてよいのです。しかし、甘えさせるのと甘やかすのは違うということを忘れないようにしましょう。求められていないことまで与えたり、無制限に与え続けるのは愛情ではありませんよ。
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