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赤ちゃんの歯固めは本当に必要なの?歯固めの役割と選び方について

赤ちゃんの歯固めは本当に必要なの?歯固めの役割と選び方について

赤ちゃんの歯が生え始めると成長を感じますし、その可愛い歯に癒されるというママも多いのではないでしょうか。歯の生え始めはムズムズするといわれているので、歯固めを用意しようか悩みますよね。そこで今回は、歯固めの役割や選び方についてまとめてみました。我が子に合った歯固め選びの参考にしてみてくださいね。

歯固めが赤ちゃんにもたらす影響とは

歯の生え始めのムズムズ感を軽減してくれる

赤ちゃんにとって、歯が生えてくるときのムズムズ感や痛痒さは初めての経験であり、不快感を覚える子も多いようです。歯の生え始めには個人差がありますが、一般的に生え始めることが多いとされる生後5~6カ月ごろに、機嫌の悪い日が続いたり夜泣きをしたりする場合は、このムズムズ感が原因かもしれません。

赤ちゃんによっては口の中が気になって自分の手で口の中を触ったり、身の回りのものを噛んだりする子もいるでしょう。しかし、加減を知らずに噛むと怪我や誤飲にも繋がる恐れがあります。

歯固めは赤ちゃんが噛むことを前提として作られているので安全ですし、噛むことでムズムズ感を軽減してくれることが期待できるでしょう。赤ちゃんが機嫌を直してくれたらママも助かりますね。

赤ちゃんの噛む力を育むサポートをする

歯が生える子が多くなる生後5~6カ月は、同時に離乳食が始まる時期でもありますね。これまでは吸うという動作によって母乳やミルクから栄養を摂ってきましたが、離乳食を始めることで噛むという動作を覚えていきます。

歯固めを使うと、噛みながら歯茎の不快感を和らげるだけでなく、無意識のうちに噛む方法を学ぶことができるでしょう。口の動かし方や噛むときの力加減など、食べやすく調理してある離乳食からはなかなか習得しづらいことも、歯固めなら無理なく経験できます。

離乳食が始まったばかりのころから噛むということに慣れておけば、数カ月後に固形物を食べる際も抵抗なく進めていけそうですね。また、噛むことで脳が刺激され、脳の発達を促すともいわれています。

歯やあごの成長を促す働きを持つ

歯固めは赤ちゃんが噛むためのアイテムなので、噛み心地や耐久性なども考えられています。そのため、赤ちゃんが思い切り噛んでも歯や歯茎に過度な負担がかかることはなく、むしろマッサージ効果で歯やあごの成長を促すことが期待できるでしょう。

食べ物を噛むときは、口の動かし方だけでなく舌やあごの筋力も重要な要素となるので、歯固めを使って早い段階から鍛えられると、離乳食を進めていくときにも役立ちます。

また、歯茎に程よい刺激が加わることで、乳歯の成長をサポートする働きもあります。乳歯の頭だけが見えている状態で噛み続けると、なかなか伸びてこないのではないかと心配になるママもいるかもしれませんが、程よい刺激は強い歯や歯茎を作ることに繋がるでしょう。

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赤ちゃんにぴったりな歯固めを選ぶコツ

素材の安全性はしっかりとチェック

まず、赤ちゃんの噛む力は想像以上に強いので、耐久性のあるものを選ぶようにしましょう。歯茎を傷つけない柔らかさも大切ですが、もろい素材のものは噛みちぎって誤飲に繋がる可能性もあるので注意が必要です。

また、素材はフタル酸エステル類が使われていないかどうかチェックしましょう。フタル酸エステル類は、人体への有害性の懸念から様々な国で規制を受けており、日本でも乳幼児の口に触れるものには使わないよう規制が設けられています。

そのため、日本で製造販売されている歯固めはそれほど心配いりませんが、規制のない国からの輸入品などは一応原料を確認したほうが安心ですね。フタル酸エステル類は、主に塩化ビニルなどに含まれているようです。

お手入れしやすくていつも清潔に保てる

歯固めは赤ちゃんが口にするものなので、衛生的に使えるものを選びたいですね。入り組んだ部分があるものや複雑な形のものは、隙間に汚れが溜まりやすいので、シンプルな形状のものがおすすめです。

また、歯固めは丸洗いできるものがほとんどですが、家で食洗機を使って洗浄する予定の場合は、食洗機に対応しているかどうかも確認しておきたいですね。

最近では、木製やお米から作られたものも人気ですが、電子レンジや薬液での消毒ができないものもあるので、家でどのように消毒を行うのかを考えたうえで購入するとよいでしょう。定番のプラスチック製は、汚れを落としやすくカビも生えにくいので衛生的に使えます。様々な消毒方法に対応している点もよいですね。

赤ちゃんが握りやすく楽しめるデザイン

歯固めには大きさやデザインなど様々なものがあるので、どれを選べばよいのか迷ってしまうかもしれませんね。赤ちゃんに気に入って使ってもらうには、握りやすさと楽しめるデザインであることを重視して選ぶのがポイントです。

大きめのものは誤飲の心配は少ないですが、手のサイズに合わず握りにくかったり、動きながら使っていて喉を突いてしまったりする恐れがあります。反対に小さめのものは、口の中にすべて入ってしまい誤飲のリスクがあるでしょう。そのため、赤ちゃんの体の大きさに合わせて握りやすいものを選ぶことが大切です。

また、飽きずに使える楽しいデザインのものがよいでしょう。カラフルな色使いや音の出るものは、月齢が低い赤ちゃんでも楽しく使えそうですね。

歯固めの使用で気をつけたいポイントとは

ママの目の届くところで使用する

市販の歯固めは、赤ちゃんが使うことを前提で作られているので安全だろうと思い、つい安心しきってしまうかもしれませんが、赤ちゃんの噛む力や行動はときどき大人の想像を超えることもあるので注意が必要です。歯固めはママの目の届くところで使うようにしましょう。

デザインも安全性に大きく関わってきます。いくつかのパーツに分解できるものは、赤ちゃんが噛んでいてパーツが外れたときに、誤飲してしまうことも考えられるでしょう。できるだけすべてが一体になっているものや、もし外れても口に入らないほどの大きさのものを選ぶとよいですね。

また、細長い形状のものは、口に入れたまま転んだときに喉を突いて怪我をする危険性があるので、そばで見守るようにしましょう。
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