就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

寝る前はママと絵本を読もう!子どもへの効果やおすすめの絵本を紹介

寝る前はママと絵本を読もう!子どもへの効果やおすすめの絵本を紹介

寝る前の寝かしつけに絵本を読むのは、子どもにとってよいというけれど、いつから始めていいの?読むときの環境は?どんな風に読んだらいいの?絵本は、子育てを楽しくするコミュニケーションツールとして気軽に考えてみましょう。やってみると意外にママにもよいことばかり。寝る前の絵本の読み聞かせを始めてみましょう。

寝る前の絵本が子どもへ与える効果とは?

言葉や会話を覚えるきっかけになる

『クシュラの奇跡ー140冊の絵本との日々』という本をご存じでしょうか。この本は実話をもとに書かれた本です。

1971年ニュージーランドで生まれつき目が見えず、耳も聞こえず、重い障害をもち1歳まで生きられないといわれた女の子が生まれました。希望の光を信じてクシュラのママは生後4カ月のクシュラに絵本を毎日毎日読み続けました。すると、クシュラは絵本に反応を示し、3歳になるころには、人並み以上の知能を得て、走ることができるようになったというのです。

赤ちゃんの反応はとても小さなものであったと思います。でもママはその小さな反応を見逃しませんでした。絵本がクシュラの言葉や会話それ以上の力を引き出した奇跡のお話です。

想像力、感性が豊かになる

「本を読むとかしこくなる」ということを聞いたことがありませんか。

字を覚えるとか勉強ができるようになるということではありません。本を読むことで、自分の知らない世界を体験し、登場人物の気持ちを推測し人のことを思いやれるようになります。

ありもしない世界の話を聞いて「もしこんなことがおきたら」と想像力が広がるのです。子どもたちは、現実に体験する経験値にプラスして新しい体験をします。

人生経験が少ない子どもにとっては、現実で起きたことと絵本から体験したことは、すべて同じ人生の経験値ととらえます。歳をとると、この豊かな感性はどんどん薄れていきます。大人でファンタジーが苦手な人が多いのは想像しても現実味がなく体感が得られないためです。

本好きな子になり、集中力も高まる

では、本を読むことがよいということはわかったけれど、いつ頃から・いつ読んだらいいの?と悩みますよね。

寝かしつけのために寝る前に絵本を読むというのは、いろいろな思考から離れて寝る前に心を落ち着けるためでもあります。寝る前でなくてもよいのだけれど、1日が終わって寝る前は、ママが心の余裕ができる時間帯でもあるのです。

絵本のお話はテレビと違って聞きながら自分で想像しなければ動き出しません。ですから子どもはママの言葉を一つ一つしっかりと聞くので、とても集中力が必要になります。でも想像するのは、知識の少ない子どもにはとても大変な作業です。

夜の絵本の読み聞かせは、子どもが自分で本を楽しめるようになるための下地作りと考えて少しづつ習慣にするとよいでしょう。

寝る前に絵本を読むのはいつから?

絵本の読み聞かせはいつから始めてもいい

絵本を楽しむのは実はいつからでもかまいません。クシュラのママが4カ月のクシュラに始めたように赤ちゃんが聞いていてもいなくてもいつからでもよいのです。お腹の中の赤ちゃんに語りかけるように絵本を読んでもよいのです。

実は、読み聞かせは赤ちゃんのためだけにおこなうものではありません。赤ちゃんの子育て中は、ママの口数がかなり少なくなります。毎日赤ちゃんと2人。育児ノイローゼになる方も少なくありません。

赤ちゃんへ語りかけることは、ママになっていくためにも必要なことなのです。でも何を話したらよいのかと戸惑いますよね。

そんなときに絵本は、赤ちゃんへ語りかけのシナリオとなります。語りかけが赤ちゃんを育てママを育てるのです。

早く寝るための入眠儀式に取り入れる

少し大きくなったら生活のリズムの一つとして寝る前の読み聞かせを儀式のように取り入れてはいかがでしょうか。

絵本を読んでもらったら電気を消して寝る、が習慣になるとうれしいですね。お話を楽しみにするようになったらしめたもの。習慣化しているということです。

ママも一日の終わりなのでゆったりとお話をしてあげることができるでしょう。でも、何がなんでもと思わず、最初はママの心の余裕があるときに始めてみてください。

お風呂に入ったときにでも「今日は何読む?」と読む本を決めて寝ることを楽しみにしてもらうのもよいかもしれません。必ずしも寝る前でなくてもママがちょっとゆっくり手をとめて休めるときに読んであげることが長く続く秘訣です。

忙しいママと子のスキンシップに活用する

絵本は赤ちゃんとのコミュニケーションのツールになるものです。赤ちゃんが、本をなめたりやぶいたりも本に興味があるということです。本は、重ねたり並べたりおもちゃの一つとして考えてみてください。最初は、赤ちゃんが興味を示してくれればそれでよいのです。

そのうち「あれ?本を持って行ったらママが反応するぞ」と赤ちゃんが気づくようになります。小さな赤ちゃんなんてなにもわかっていないのではとママは思うかもしれません。でも先ほどお伝えしたクシュラのように人の脳は、小さいときほど感覚でものをとらえ驚くような力を備えているものです。

忙しいママほど赤ちゃんとのスキンシップの一つとしてお膝に赤ちゃんを抱っこして本を読んであげるとよいでしょう。

乳幼児の寝る前におすすめの絵本

【0~2歳】おすすめの絵本

この年齢は繰り返しの言葉が何度もでてくるものや短い単語で絵がはっきりしているものがよいです。赤ちゃんは、1冊の本を毎日見ることで少しづつ発見を繰り返してそれを楽しんでいます。少しご紹介させていただきます。

『いないないばあ』松谷みよ子/作・瀬川康男/絵:童心社
いないないばあといろんな動物がでてきます。微妙に猫さんのしっぽの向きが変わっていたり、大人が気づかない違いを赤ちゃんは発見しています。

『がたんごとん』安西水丸:福音館書店
「のせてくださ~い」でみんなが列車に乗り込みます。おもちゃで遊ぶとき、思わずこのフレーズがでてきます。

ほかに『だるまさんが』かがくいひろし:ブロンズ新社『ばななちゃん』ひろかわさえこ:偕成社などもよい絵本です。

【3~5歳】おすすめの絵本

この年齢になると、言葉が増え人との関わりに興味が出てきます。本を通して人と関わる楽しみをもつことでママと会話が増え言葉が増えていきます。会話が生まれる短いストーリーの本がおすすめです。

『はじめてのおつかい』筒井頼子/作・林明子/絵:福音館書店
おつかいにいくみーちゃんのドキドキが伝わってきます。

『ぐりとぐら』なかがわりえこ・おおむらゆりこ/作:福音館書店
リズムのある文がこどもたちは大好きです。大きなカステラがおいしそう。

ほかに『おへそのあな』長谷川義史/作:BL出版、『どうぞのいす』香山美子/作・柿本幸造/絵:ひさかたチャイルド、『おおかみと七ひきのこやぎ(グリム)』フェリックス・ホフマン/絵・せたていじ/訳:福音館書店、もおすすめです。

【6歳~】おすすめの絵本

6歳くらいになると字が読めるようになる子もいます。でも文字を読むのは大変なので字の少ない絵本を選んであげたり、子どもと一緒に選んでみてください。ここでは、ママと子どもで交互に読みあいができる本を紹介します。

『わにさんどきっはいしゃさんどきっ』五味太郎:偕成社
歯医者さんに行くのが怖いワニさん。歯医者さんに現れた大きなワニに驚く歯医者さん。役に分かれて読むと楽しいですよ。

『よかったねネッドくん』レミー=チャーリップ/作・やぎた よしこ/訳:偕成社
良いことと悪いことが交互におこり胸をなでおろしたりドキドキしたりと、読み聞かせが楽しい本です。

ほかに『さるの先生とへびのかんごふさん』穂高順也/作・荒井良二/絵:ビリケン出版があります。

寝る前に絵本を読むときのポイント

気に入った本を繰り返しでも問題ない

ママは一度読んだ本を読むのは楽しくないのでは?と思うかもしれません。でも、同じ本の中から新しい発見を子どもはしています。

お家にある本と同じ本を図書館で借りて帰ったママが、同じ本でも初版と2回目以降に刷られた本では絵が違うことを発見した子どもに驚いたという話もあります。同じ本でも同じではないのです。

1回目で分からなかった面白さに、2回目読んだときに気が付くということもあります。何度も読んで欲しい本というのは、たくさんの気付きがある本なのです。

1冊の本に深い理解が起こるたびにその本が好きになっていくのです。恋愛にも似ているのかもしれません。何回も会うたびに好きになる。そう思えば1冊の本を繰り返し読んでも問題などないですよね。

ゆっくり落ち着いた声で読む

本を読むときは、ゆっくりと落ち着いた声で読んであげてください。ママがあまり面白く声色を変えて読むと、子どもはそのことの方が楽しくなって、ママの顔ばかりながめてしまうかもしれません。

ときにはそれも楽しいのですが、ゆっくりと読むことで子どもが本に集中しやすくなります。落ち着いた声で読むことでリラックスして絵本を楽しむことができます。

大きくなって自分で本を読むようになるには、集中力が必要になってきます。字を読みながら想像力を働かせるのは慣れるまでは大変です。

絵本を読むことは活字だけの本を読むための準備運動といえるでしょう。絵を見るだけで字を読めない子どもも読めるのが絵本です。ママは絵を読む子どもに速度を合わせてあげましょう。

長時間はNG!ルールを決めて読もう

絵本が本を読むための下地になるからと長時間、子どもの集中力が切れているにも関わらず、読み続けるのはママにとっても子どもにとっても苦痛でしかないでしょう。

絵本を読んでもらうのが楽しいと思えるくらいの時間で、ママの負担にならない程度で続けていけばよいでしょう。何より気分転換や楽しい気持ちになるための読み聞かせです。

絵本はお話の短いものも多いので、少しお話が長いものと短いものなど組み合わせて2冊にするなど、何冊か読んでくれたと子どもが満足感を得られるようにするのもよいですね。

時間的には10分以内が適当です。「また明日ね」とうまく切り上げたり、子どもとルールを作ってみてはいかがでしょうか。

寝る前の絵本を読むとき電気はどうするの?

読み聞かせだけなら電気はつけたままでOK

本を読むときは、目が悪くなるから電気をつけて読んだほうがよいのか。眠りにつけるように薄暗くして読んだほうがよいのか。はたまた真っ暗か。と寝る前ということもあって悩まれるママも多いでしょう。

絵本は、基本的には絵を楽しむものなので暗くては楽しめません。子どもは、ママに読んでもらいながら自分自身では絵を読んでいます。

子どもの中でママのお話を聞くだけで映像が頭に浮かんでくるようになって、ママも何度も絵本を読んで空で読めるようになったら真っ暗な中で絵本を開かず空で絵本を読んであげてもよいかもしれません。

読み終わったら「じゃあ、電気を消すね」といってから電気を消して「おやすみなさい」をいってあげるとよいでしょう。

なかなか眠れない子は間接照明にしてみよう

でも、うちの子はなかなか眠ってくれるまでに時間がかかるというのでしたら、ベッドやお布団の横にライトをおいて間接照明で読んであげてもよいでしょう。

お部屋全体は暗くして寝る雰囲気を作り、少し手元だけ明るくして読んであげる。子どもとママがリラックスできることが大切です。

ママの方が眠くなって先に眠ってしまうなんてこともあるでしょうけど、ママが眠れば子どもは自然と眠くなってくるようです。なんだかそんな姿もほほえましいですよね。

間接照明のよい点として小さな明かりに注目することで集中力が増すということです。図書館でのお話会に行かれたことがあるでしょうか。「このロウソクに明かりがともるとお話の世界が始まります」といって電気を薄暗くして火をともします。

スマホを明かりにするのはやめよう

でも、ロウソクなどの間接照明の代わりに携帯電話の明かりでもよいのでは?と思われたでしょうか。

実は、携帯電話からは、電磁波や目に強い残像を作る強い光が出ています。ですからかえって目が覚めてしまうのです。携帯電話を寝る前に見ることはよりよい眠りを妨げる原因となります。すぐに寝付くかもしれませんが、途中で脳が覚醒して目が覚めやすくなるのです。

そういう意味でも寝る前の絵本の読み聞かせは、自然に活字や絵を追って眠たくなるというよい寝かしつけツールです。

絵本の読み聞かせには、蛍光灯のような光ではなく白熱灯のようなやや温かみのある明かりが適しているでしょう。今は蛍光灯でも白熱灯のようなやさしい明かりになるものも販売されています。

まとめ

絵本には、子どもの言葉や会話の発達だけでなくママと子どもをつなぐ大きな力があります。寝る前の読み聞かせは、1日の終わりのリラックスできる大切なコミュニケーションタイムなのです。

ママは、子どもの日々の成長を絵本の読み聞かせを通して発見し、読み聞かせという語りかけを子どもにするたびに少しずつママも成長していきます。

月日が過ぎて、寝る前の読み聞かせの時間が、子どもにとってもママにとってもやさしい思い出の1ページとなるでしょう。

関連記事

ライター紹介

teniteo WEB編集部

  • フリーペーパーテニテオ愛知・宮城版
  • teniteoWEAR
  • テニ-とテーオ
  • teniteoSHOP
  • teo's
  • ハロウィン2018