初めての子どもは双子の男の子。双子を迎える準備と育児のポイント
これから生まれる初めての赤ちゃんが双子の男の子だと知って、不安や疑問を感じる人がいるかもしれませんね。前もって双子を迎える準備と、育児のポイントを知っておけば、安心して双子育児に取り組めます。大変なことも多いけど、喜びも2倍になる双子を迎えるとき、パパやママは何をしたらよいのかをお知らせします。
双子の男の子を迎えます。何をしたらいい?
【双子の予備知識】一卵性と二卵性の違い
まず、パパやママが双子について知ることから、始めてみませんか?
双子には、一卵性双生児と二卵性双生児の2種類があります。一卵性双生児は、1つの受精卵が2つに別れて、2人の人間になります。本来は1人の人間だったので、顔は見分けがつかないほどそっくりです。
二卵性双生児は、2つの受精卵が同時に育つことで生まれます。本当は別々に生まれるはずだった兄弟が同時に生まれるので、顔は似ていても普通の兄弟と同じくらいです。
どちらの双子も、同時に生まれますが、まったく別の人格です。
まずは名前をどうするか決めよう!
昔から双子の男の子には、同じ漢字を使う名前が多くつけられていました。でも、上の1字が同じだと紛らわしくて、周りの人に名前を覚えてもらいにくくなります。
例えば「翔」「翼」「天」「飛」などの漢字を使えば、同じ漢字を使わずに、同じ空のイメージを持つ名前をつけられます。紛らわしくない上に、兄弟としてのつながりを感じさせることができるのです。パパやママがつけたい名前のイメージから、漢字を探してみてください。
同時に生まれる双子ですが、それぞれの子どものことを考えて名前を贈りたいですね。
双子の赤ちゃんグッズで2つ用意するもの
それ以外は、たとえ哺乳瓶でも2人分必要になります。双子の場合、ママが両手に哺乳瓶を持って同時に授乳をすることもあるからです。ただ新生児期の肌着やオムツはすぐにサイズが変わってしまいます。買い過ぎには、注意しましょう。
双子の場合、出産が早まることもよくあります。赤ちゃんグッズは早めに準備しておきましょう。購入にはネット通販などを使って、ママは無理をしないでくださいね。
双子の男の子育児は大変?育児のポイント
0~2歳はとにかく忙しい!夫婦で協力する
特に夜間の授乳は手早く終わらせて、少しでもパパやママが睡眠を取れるようにしましょう。それにはパパとママが協力することが大切です。ママがオムツを替えている間に、パパがミルクを作るなどの連携プレーが時間短縮に役立ちますよ。
お風呂もパパがいれて、ママが体を拭いて着替えをさせる、のように役割分担をすれば、時間短縮になるだけでなく、お風呂場でのケガ防止になるのです。
赤ちゃんのお世話が本当に大変な0歳から2歳までの期間を、パパとママが協力して乗り切れば、家族としての結束も固くなりますよ。
保育園や幼稚園は楽になるけど料金は2倍?
双子の場合、入園料などは兄弟割引で安くなることがありますが、保育料はほとんどの場合、2人分かかります。料金が2倍と考えると頭が痛くなりますよね。
でも、普通の2人兄弟の場合でも、保育園や幼稚園に入園したら、2人分の保育料がかかります。双子の場合は、それを先払いしていると考えたらどうでしょうか。双子ママで、こんなことを言っている人がいました。「双子育児はなんでも一度で済むから、後で楽できるの」
しんどいことが一度で終わると思えば、気が楽になりませんか?料金は2倍、かわいさも2倍の双子との生活を、親子で楽しんでくださいね。
目が離せない!双子のお出かけは夫婦一緒に
双子が2人揃って同じ方向に走っていくとは限らないのです。まったく違う方向に走って行かれたら、ママ1人では、もう止めようもありません。
誰かにぶつかって迷惑をかける、危険な場所(車道や線路)に立ち入って事故の原因になる、迷子になって連れ去りの被害者になるかもしれないなどの恐れがあり、幼い子どもが勝手に走っていくことは、とても危険なのです。
こうした危険を避けるためにも、双子が十分に大人のいうことを聞いてくれるようになるまでは、パパも一緒に外出するようにしましょう。
共感できる?双子育児あるあるまとめ
2人乗りのベビーカーは意外に不便
2人乗りのベビーカーは頑丈な作りになっているので、本体がとても重たくて、狭いところには入りにくいのです。まったく小回りはききません。
昔ながらのスーパーだと通路が狭いので、ベビーカーで双子を連れて行くのをためらってしまいますし、エレベーターの中でも場所を取るので、乗ってもよいか迷うこともあります。
また縦型のベビーカーは、どちらが前の座席に座るかで双子がケンカになってしまいます。景色がよく見える前の座席の方が、人気があるのです。
見る側にとっては、とてもかわいい2人乗りのベビーカーですが、実際に使うには意外に不便なのです。