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新生児でも産毛で毛深いのはなぜ?その理由と将来的な毛深さについて

新生児でも産毛で毛深いのはなぜ?その理由と将来的な毛深さについて

服の着脱や沐浴の際に自然に抜けていく

生まれたばかりのときに毛深いと、ずっとこのままなのだろうか、と心配になりますよね。特に女の子であればなおさらではないでしょうか。

しかし、どんなにふさふさな産毛であっても、ある時期になると抜けてなくなります。

自然に抜け落ちることもありますが、着替えるときに洋服に擦れて抜け落ちたり、寝返りをうまくうつことができず、枕と接している部分が擦れて抜け落ちることもあります。

「乳児期後頭部脱毛」といって、よく後頭部の一部だけ毛が薄くなっている赤ちゃんがいますが、これは寝返りがうてず仰向けになっている時間が長いと起こるようです。

また、頭皮のトラブルから毛が抜けることもあります。

生後2〜3週間から2カ月頃の赤ちゃんの顔やからだの一部に、脂漏性湿疹が起こることがよくあります。赤ちゃんは新陳代謝が活発なため、皮脂の分泌が多くなります。そうすると毛穴が詰まり、雑菌が繁殖することで肌荒れが起こってしまうのです。

脂漏性湿疹はかゆみをともなうため、赤ちゃんが頭をかいたり、枕などに頭をこすりつけることによって毛が抜けることがあります。

1歳頃には体毛は目立たなくなることが多い

実は体毛の抜け方にはかなり個人差があるために、この時期になったら抜ける、という明確な基準はありません。しかし、寝返りをするようになる4~6カ月頃から抜け始める赤ちゃんが多いようです。そして1歳半頃になると体毛はほとんど目立たなくなります。

しかし、あくまでこれは目安です。中には生後数カ月で目立たなくなる赤ちゃんもいれば、3歳頃まで体毛が目立つ赤ちゃんもいます。

体毛が抜ける時期が早ければ、こんなに抜けて大丈夫なのか、と不安になりますし、体毛が抜ける時期が遅ければ、いつまで続くのだろうかと不安になってしまうかもしれませんが、気にしすぎることはあまりよいことではありません。

ママやパパが赤ちゃんの体毛を気にしすぎて不安な顔ばかりしていると、赤ちゃんにも不安な気持ちが伝わってしまいます。体毛は赤ちゃんのうちしか見られない、と考え、焦らず目立たなくなるのを待ちましょう。

気持ちの切り替えがなかなか難しい場合は、1歳児健診や予防接種でお医者さんと話す機会があるときに、相談してみるとよいかもしれませんね。

気になる新生児の産毛は処理してもいいの?

皮膚を守る大事な役割、自然にそのままに

赤ちゃんの産毛が濃いと、ついつい処理したくなってしまいますよね。しかし、赤ちゃんの産毛を処理することはおすすめできません。

というのも、赤ちゃんの皮膚はとてもデリケートです。産毛はそんなデリケートな皮膚を守る大事な役割を担っています。そのため、まだ産毛が抜けていないのにもかかわらず処理をすると、皮膚が外的刺激にさらされてしまいます。

また、処理をするとしたとき、毛抜きやかみそり、除毛クリームやローションなどを使いますよね。これらは赤ちゃんの肌には刺激が強すぎるため、大事な赤ちゃんの皮膚に傷をつけてしまう可能性があります。

これらのことから、赤ちゃんの産毛は自然にそのままにしておくことをおすすめします。

かみそりでの処理は小学校くらいまで待って

産毛が抜けても、体毛の悩みは尽きませんよね。子どもが成長して物心がついてくると、体毛の悩みを打ち明けられるママやパパが多いかもしれません。

そんなとき、かみそりを使って体毛の処理をする方が多いかもしれませんが、もう赤ちゃんではないとはいえ、子どもの皮膚は大人と比べてまだ弱いものです。あまりにも低年齢のうちにかみそりを使うと肌を傷つけてしまう可能性があります。

そのため、かみそりで処理をする場合は、小学校くらいまで待って行うことが理想的です。

もし顔の産毛がどうしても気になる場合は、理容室やシェービングサロンで子どもの顔そりをしてもらいましょう。プロにやってもらうことで、皮膚に傷をつけずに済みますよ。

台湾の文化では新生児を剃毛する儀式も

新生児だから絶対に産毛の処理をしてはいけない、というわけではありません。

実は台湾の一部の地域において、「剃胎毛(ティタイマォ)」という、新生児の胎毛を剃る儀式があります。この儀式は、生まれた日を含めて24日目(12、16、24、26日目などでもよい)に、赤ちゃんの髪の毛や眉毛などを剃るというものです。

ただし、親などが剃るわけではなく、この儀式のために「剃り手」と呼ばれる方が家にきて、剃ってくれるのだそうです。

ちなみにこの儀式で剃った赤ちゃんの毛は、家の入口に置いておくと、赤ちゃんが聡明になるといわれています。

日本にはこのような文化がないため、新生児に対して剃毛することに抵抗がある方が多いかもしれませんね。

新生児の産毛の多さと将来の毛深さとの関連

新生児の産毛はママの生活習慣の影響も

実は新生児の産毛の濃さは、赤ちゃんがお腹にいるときのママの生活習慣やホルモンバランスなどの影響を受けるといわれています。

というのも、毛髪は体にたまった毒素を排出するという役割があります。そのため、羊水の状態が不安定な場合、赤ちゃんの毛が濃くなるのだそうです。

そのため、妊娠中は以下を心がけるようにしましょう。

・規則正しい生活:早寝早起きを心がける
・食生活の見直し:偏食は避け、バランスのよい食事を心がける
・ホルモンバランスを整える:リラックスする時間を設ける、ハーブティーを飲む、マッサージを受けるなど

これらはママの調子をよくするためにも必要なことですので、出産前の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

毛深さは遺伝もあるが成長とともに変化する

赤ちゃんの毛深さには遺伝が関係しているといわれていますが、成長とともに変化していきます。

というのも、先ほどご紹介したとおり、赤ちゃんの産毛は成長とともに、自然と抜け落ちます。また、毛穴の数は大人になっても増えることはないため、成長とともに皮膚の表面積が増えていくことで、毛穴の密度が低くなります。

そのため、赤ちゃんのとき毛深いからといって、必ずしも成長してからも毛深いというわけではありません。

成長してからの毛の濃さは、子ども自身の生活習慣やホルモンバランスなどに影響を受けます。思春期におけるホルモンバランスの調整はなかなか難しいですが、夜更かしをせず早寝早起きをする、スマホばかりいじらない、などを心がけましょう。

気になるなら健康的な生活で毛深さを改善

子どもが毛深さにコンプレックスを持っている場合、男性ホルモンを抑えて女性ホルモンを増やすと効果的です。そのためには、バランスのよい食事と睡眠時間の確保によって、健康的な生活を送ることが重要です。

まず食生活ですが、最近は味の濃い食事を好む子どもが多いですよね。そのため、バランスのよい食事を心がけ、油や糖質はなるべく抑えるようにしましょう。また、大豆製品は女性ホルモンの分泌を促してくれるため、食事に積極的に取り入れるようにしましょう。

続いて睡眠ですが、最近ではスマホなどが普及し、夢中になりすぎて夜更かしをしてしまうお子さんが少なくありません。子どもの年齢にもよりますが、1日10時間前後の睡眠時間を確保できるよう心がけましょう。
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