つわりのピークは何週目?乗り超え方や知っておきたいこと
いつまでも続くつわりは「妊娠悪阻」かも
妊娠悪阻とつわりの違い
また、先ほどお伝えしたように通常つわりは安定期に入ると症状が落ち着くものですが、妊娠悪阻はこのころに吐き気のピークを迎えたり、出産まで症状が落ち着かなかったりと症状の現れ方にも違いがあります。
稀に「つわりは病気じゃない」という人がいます。確かに「つわり」という病名はありません。しかし、「妊娠悪阻」は立派な病気です。早めの治療が必要ですので「きっとつわりだろう」と自己判断するのは危険です。
こんな症状があるママは早めに病院へ
・吐き気が強く食べられない
・食事どころか水分さえも受けつけない
・頑張って食べても吐いてしまう
・一週間で2kg以上体重が減った
またこの項目に当てはまらなくても、ママが耐えられないと感じるときは無理をせず受診しましょう。つわりは精神的なものも大きく影響しますので、不安を感じながら過ごすよりも医師の判断を仰ぐことで落ち着く場合もあります。
入院治療が必要なことも
入院治療の場合は、点滴治療に合わせて絶食の指示を出す医師もいるようです。これは消化器官を休ませることで、嘔吐や吐き気を抑えるための処置で2~3日を目安に行われます。
家事や育児、仕事などから離れゆったりとした気持ちで安静に過ごせるため、妊娠悪阻の症状が軽度のママでも入院治療をすすめられる場合が多いようです。また、治療とともにカウンセリングなどのメンタルサポートを行ってくれる医院もありますので、思い切って入院するのもよいかもしれません。
つわりの期間の仕事や家事はどうする?
辛いときは仕事を休むことも大切
先ほどご紹介したように、つわりは病気ではないと世間では思っている方が多いかもしれません。ですが、つわりの時期に無理をすると流産になる危険性もあるため、無理は禁物です。
「つわりで仕事を休むなんでできない」と無理をするのではなく、妊娠中はママやお腹の中の赤ちゃんを優先して仕事を休むことも大切です。つわりで迷惑をかけることがあるかもしれないと事前に上司に相談をして、休みを増やしたり勤務時間を短くしたりできるかどうか聞いてみましょう。
家事は無理せずパパにお願いしよう
出産してからも、赤ちゃんのお世話をしながら家事をすべてママがひとりでこなすのは本当に大変です。妊娠中から夫婦で家事を分担していればつわりの時期が楽になるだけでなく、出産後も助かることが多いでしょう。
家事初心者のパパには、簡単な洗濯や食器洗いなどから頼んでみてください。簡単なものからお願いして、出産までに少しずつスキルアップしてもらえると嬉しいですね。
自分を責めないで気持ちの切り替えを
ときには、周りの人から「そんなに辛いものなの?」「大げさじゃない?」などと言われて、傷ついている方もたくさんいると思います。しかし、先ほどご紹介したように症状の重さは人それぞれで、中には入院治療まで必要な方もいるのです。
今は自分やお腹の中の赤ちゃんを守ることを最優先し、「今は仕方がない」と気持ちを上手に切り替えてストレスを溜めないようにしましょう。
まとめ
また、あまりにも症状が辛い場合や長く続くときは、妊娠悪阻の可能性があります。ママと赤ちゃんを守るために早めの治療ができるよう、つわりだからと決して無理をせず不安を感じたら受診するようにしましょう。