つわりのピークは何週目?乗り超え方や知っておきたいこと
「つわりが辛い。こんな症状がいつまで続くの?」「これからもっと辛くなるの?」などの不安は、つわり中のママの多くが感じているのではないでしょうか。いつ終わるか分からないものなので、不安になってしまいますよね。ここでは、つわりと戦うママに知っておいて欲しい対策法や、病気などについてお伝えします。
つわりの症状や期間とピークの平均
妊娠ごとに違うつわりの症状
さらに、同じママでも第1子と第2子でつわりの症状がまったく違うということも珍しくないようです。どんな症状に悩まされるのかは、そのときになってみなければ誰にも分かりません。
中にはつわりの症状をまったく感じることなく妊娠期間を終えるママもいますが、残念ながら少数派です。しかし、どんなママにもいえることは、つわりには必ず終わりがあるということです。可愛い赤ちゃんに出会える日を心待ちに、乗り切りましょう。
ピークの平均は8~11週
中でも妊娠検査薬の判定にも使われるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンが関係しているのは間違いないといわれており、その理由として、このホルモンの分泌量とつわりの症状の現れ方の関連性が挙げられます。
これによると、hCGホルモンの分泌量は妊娠8~11週ごろにピークを迎え、つわりのピークも同時期であることが多いということです。このhCGホルモンが脳にある嘔吐中枢を刺激したり、胃腸の動きを悪くするプロゲステロンというホルモンの産生を高めたりもするため、つわりの症状が現れるのではないかと推察されています。
16週前後には落ち着くママが多い
このことから一般的に妊娠16週目を過ぎた安定期に入ると、つわりの症状も落ち着く方が多いようです。しかし、この落ち着き方も個人差が大きく、16週目を過ぎたあたりで劇的に症状がなくなるママもいれば、少し軽くなっても出産までずっとスッキリしない状態が続く方もいます。
また、妊娠後期になってから「後期つわり」に苦しめられることもありますので、症状がなくなったからといって油断は禁物です。
つわりのピークを乗り切るために
栄養を気にせず食べられるものを食べよう
特に、吐きつわりの症状があると「これしか食べられない」と食事が偏りがちになり、栄養が足りていないのではないかと赤ちゃんへの影響を心配するママの声も多く聞きます。
不安があるママに知っておいて欲しいのは、このころの赤ちゃんはまだ小さいため、たくさんの栄養を必要としないことです。葉酸などのビタミン類は意識して摂りたいですが、そのほかはママの体力をつけるために栄養を気にせず食べられるものを食べましょう。
できるだけ水分を摂ろう
水分が不足し脱水状態になると、赤ちゃんに栄養が届きにくくなったり羊水が不足してしまったりと、体内が赤ちゃんの成長に好ましくない環境になる危険性があります。
また、妊娠中は子宮が腸を圧迫するため便秘になりやすいのですが、水分不足はこれを助長し、痔にもなりやすくなります。スポーツ飲料や経口補水液なども上手に活用しながら、普段からこまめに水分を摂るように心がけてくださいね。
ストレスはつわりの大敵!のんびり過ごそう
また、赤ちゃんのことを考えるのは幸せな一方「無事に産まれてきてくれるかな」「健康面は大丈夫だろうか」と心配も尽きません。つわりの時期は特に、自分の体が思うようにならないことや、食事ができない自分にイライラを感じるときも多いですよね。
このような精神的なストレスはつわりを悪化させる要因であるといわれています。お友だちと話をする、体調のよい日は散歩に出かけるなど、気分転換を心がけてストレスを溜めない工夫をしましょう。つわりの時期は、心身ともにのんびり過ごすことが大切ですよ。