パン作り初心者のための基本の道具!必須アイテムや作り方のポイント
おうちでパンが焼けたら、朝ごはんや晩ごはんにも焼きたてパンを囲んで家族みんなが笑顔になって…素敵ですね。最初に何をそろえれば作れるでしょうか?道具は専用のものもありますが、100均で手に入るものや、身近にあるものが代用品として使用できる場合もあります。さあ、一緒に見ていきましょう。
初心者必見!パン作りに必要な道具類
そろえておきたい基本の道具
粉やイーストをはかるのに使用します。イーストは使用量が少ないので最小単位が0.1gのものがおすすめです。
・大き目のボウル
生地をこねたり発酵させたりするときに使用します。二つあると便利です。
・麺棒
パン生地をのばすときに使います。表面がでこぼこで、発酵してできたガスを均一に伸ばすことができます。製菓用のものでも代用できますが、購入するならこちらを選びましょう。
・オーブン
230℃まであげられるものが理想です。家庭用オーブンレンジで十分です。フライパンやオーブントースター、炊飯器で焼けるレシピもありますね。
ほかに計量カップ、計量スプーン、生地温度をはかるための温度計、オーブンシートも用意しましょう。
パン作りにあると便利な道具
・型類
スタンダードな食パン型のほかにも、実に様々な型があります。専門店やインターネット上でも購入できますし、型付きのレシピ本もありますね。ご家庭のオーブンのサイズに合うものを選びましょう。
・スケッパー
発酵後の生地をボウルからはがしたり、分割したりするときに使用します。
・クープナイフ
発酵が終わった生地に切れ目を入れ、大きく開かせるときに使用します。
・パンマット
生地をこねたりのばしたりするときに使用します。
・はけ 霧吹き
焼成前の生地にとき卵を塗ったり、生地表面を湿らせたりするときに使用します。
・泡だて器
材料を混ぜるときに使用します。
100均で購入できる道具もチェック
最初は100均でそろえられるものを利用して、本格的に続けようと思ったとき、すこしずつ買い換えていくのもかしこい方法ですね。調理・製菓道具のコーナーをのぞいてみましょう。
パンは柔らかい生地とはいえ、弾力があります。生地を切るときに使うスケッパーはシリコンではなくプラスチックの硬いものを選びましょう。麺棒は30cm以上ある方が使いやすいです。
製パン用として販売されているもの以外でも、メモリ付きのまな板はパンマットとして代用できます。
はけや霧吹きなど、衛生面でときどき買い換えたいものは100均で買うというふうに、上手に利用するとよいですね。
初心者向け!基本的なパンの作り方
パン作りに必要な材料をそろえよう
グルテンというたんぱく質が多い小麦粉です。こねることでグルテンは網目状の膜となり、イーストが出す炭酸ガスにより膨らみます。はじめはグルテンの量が多い外国産強力粉がおすすめです。粉によりパンの味も膨らみも変わります。慣れてきたらいろいろな粉を試すのも楽しいですよ。
・イースト
酵母菌の一種で、生地の糖分を消化して二酸化炭素を出すことにより、パンを膨らませます。インスタントドライイーストが扱いやすいです。
・塩
パンに味をつけ、生地がだれるのを防ぎます。
・砂糖
パンに味をつけ、イーストのえさとなります。
・牛乳 卵
パンにつやと柔らかさ、味をつけます。
・バターなどの油脂類
パンに味をつけ、生地の伸びをよくします。
材料の計量から分割、ベンチタイムまで
ボウルに分量の9割の水分、砂糖、塩、イーストを混ぜ溶かします。そこに強力粉を加え、ゴムベラでざっと混ぜたらこね始めます。残り1割の水分は調整しながら加えましょう。
生地がボウルや手につかなくなってきたら、少しずつ油脂を加えさらにこねます。表面がなめらかになれば、生地の一部を優しくのばし、薄くのびるようになればこねあがりです。
生地を丸め、1次発酵します。2倍程度に膨らんだところで完了です。生地を分割し、切り目が表面に出ないように丸めます。
このとき、生地のグルテンはキュッとしまっています。乾燥しないようにぬれ布巾をかぶせ、生地を休ませます。これをベンチタイムといいます。
成形から焼くところまでできたら完成!
湯をはったコップなどを置いて高さを出し、その上にラップをして、生地にラップがつかないように工夫しましょう。生地がくっついてしまうとはがすときにそこからガスが抜けてしぼんでしまいます。
所定の時間発酵させて生地が2倍ほどに膨らんだらいよいよ焼成です。2次発酵が終了する時間に合わせてオーブンも予熱が完了するように調整しましょう。
はじめは難しいですが、あらかじめオーブンの予熱が完了するまでどの程度の時間がかかるかを、調べておくと便利ですよ。いよいよ完成、楽しみですね。