パン作り初心者のための基本の道具!必須アイテムや作り方のポイント
初心者にもわかりやすいパン作りの基本動作
必要以上にはこねない!「こね方編」
生地が全体的に手にべたべたと付く場合、水分が多い状態です。少しずつ粉を足して手につかないようにしましょう。逆にパサパサと固く、生地がところどころ割れている場合は水分不足です。何度か手を濡らしてこね続けることで水分を足していきます。
次第に生地がなめらかに温かくなってきます。油脂を少しずつ加えてはのばして折りたたみ、全体に馴染んで薄くのばせるようになればこねあがりです。
再びべたつき始めるとこねすぎですので、ここで終了します。このこね方は温度が上がりやすいので気をつけましょう。
リズムよく折りたたむ「たたき方編」
生地の真ん中あたりに利き手の人差し指から小指までをひっかけ、振り下ろすようにこね台に打ちつけます。半分に折りたたみ、90度回転して再度打ちつけます。これを繰り返します。
イメージは一度つなげて固くしまった、肩こり状態になっているグルテンをほぐしてあげる感じです。ママの肩こりトントンの感じですね。こうしてたたいてあげると、あとからすっと生地が伸びてくれます。
あまりにも激しく叩きつけると生地が切れてしまいますのでそこそこに。また、このこね方は生地温度が下がり、乾燥しやすいので、適度に上記のこね方と併用して生地をいたわってあげましょう。
つるんとした表面を意識する「丸め方編」
カットした生地は表面のきれいな面を下にして手のひらに乗せ、軽く潰します。サイズ調整で小さく切ってしまった生地は中心に乗せ包み込みます。
ふちに切り目が出てきているので時計の12時と6時の方向の生地を中心に持ってきます。中央で軽くつまみ、くっつけます。次に3時と9時の位置、4時と10時、2時と8時という風にくっつけて、手のひらで優しく転がして形を整えましょう。
表面がピンと張った状態になっていれば成功です。餡やクリームもこの方法で包みます。
まとめ
こねたり発酵したり、始めるまではなかなか手をつけにくかったかもしれませんね。でも、コツさえつかめばどんどんバリエーションも広がり楽しいものです。
パン作りの一連の流れの中で大切なポイントの一つに、湿度を保つことがあります。雨の休日はパン作りデビューのチャンス。子どもが暇をもてあましていたら、ぜひ一緒に作って楽しんでください。計量とこねの仕上げはママがしてあげましょう。好きな形に焼きあがるパンは最高のおいしさですよ。