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仲が悪い年子にはどう対応する?不仲を招く原因と対処法とは

仲が悪い年子にはどう対応する?不仲を招く原因と対処法とは

年の離れた兄弟姉妹は仲良しのことが多いですが、年子となるとなぜかけんかが絶えないと嘆くママが多いですね。年子が仲が悪いと、どこへ行ってもけんかばかりでママもイライラしてしまいますね。1日でもよいから平穏な日を過ごしてみたいママへ、年子が仲が悪くなる原因とその対策をご紹介します。

年子の仲が悪くなるのはいつから?

1歳代はやきもちを焼いている可能性が

年子の兄弟姉妹は、上の子が2歳を迎える前にもう下の子が生まれていることになります。まだ赤ちゃんっぽいところも残る1歳代の場合、下の子が生まれたことで今までいつも一緒にいたママを取られたように感じているのかもしれません。

まだまだママに甘えたい年齢なので当然ですが、まだうまく言葉が出てこない1歳代だと下の子を叩いたりつねったり、暴力で嫉妬心を表すこともあります。その攻撃を受けるのはまだ生まれて間もない赤ちゃんなのでママも困ります。

年子の場合は上の子も幼いので、赤ちゃん返りは少ないといわれていますが、ママがお世話をするのを見ていくうちに下の子に対する嫉妬心が徐々に芽生えます。下の子はまだ対抗意識がないので、上の子の嫉妬は一方通行です。

2歳を過ぎるとけんかに発展しやすくなる

子どもは2歳ごろになると自分の所有物とそうでないものを区別するようになります。自分のものとそうじゃないものの境界線が出来上がるので、自分のものを誰かに取られたり触られたりしただけでも不満を感じます。

このことから、上の子が2歳を過ぎると下の子が「自分のおもちゃを取った」「自分のものに触った」ということでけんかが勃発し始めます。下の子に悪気がない場合や上の子の反応が面白くて繰り返す場合もあり、毎日のようにおもちゃの取り合いになる年子も珍しくありませんね。

2歳ごろはまだ言葉がつたなく思ったことを表現できませんし、理性で感情や行動をコントロールすることが難しいので、ちょっとしたことでも手が出てしまうことがありママは気が気ではありません。

下の子が小さいうちは上の子を優先しよう

上の子が下の子に嫉妬心を持ったり、下の子がおもちゃを奪ったりすることでけんかが多発します。下の子には悪気がないことが考えられ、上の子の感情がけんか勃発の鍵になりますので、上の子のケアをすることがけんかを防ぐポイントになります。

上の子は下の子が生まれてから少なからず我慢を強いられています。ママに甘えたいのに甘えられない、下の子とおもちゃの取り合いをすれば怒られる、そんな状況が続くと、下の子への嫉妬心が憎しみに変わってしまうこともあります。

そうならないためにも、ママは上の子を優先し、自分が一番であると自覚できるような対応を心がけましょう。自分が大切な存在であると感じられると、心が満たされ嫉妬心も軽減、けんかの頻度も減るはずです。

年子の兄弟姉妹の仲が悪くなる原因とは

いつも一緒だからこそ意識し合う兄弟姉妹

子どもは誰でもパパやママにとって、自分が一番の存在でありたいものです。その一番の座を脅かすのが、同じパパとママのもとに生まれた兄弟姉妹です。

そのため、兄弟姉妹はいつもお互いを意識し、ライバル心を持ちながら成長していきます。上の子が下の子の見本になり、下の子が上の子を目指すような、よい意味でのライバル心が働くと2人で切磋琢磨して未来に向かっていくことができます。

しかし、年子は発達や能力の圧倒的な差がない分、上の子、下の子で判断されて優劣がつけられることに不満を感じやすくなります。上の子はできて当たり前のことを下の子には褒める、上の子はいつも最初で下の子は後回しなど、同じことをしていてもママの扱いに差が出ると年子の仲が悪くなるかもしれませんよ。

親の言葉がけが原因になっていることも

兄弟姉妹がいるママなら分かると思いますが、一度は「なりたくて姉になったんじゃないのに」「お姉ちゃんばかりズルい」と思ったことがあるのではないでしょうか。年子は年齢が近い分、比較されることが多くなり、同時に区別されることも多くあります。

「お兄ちゃんだから」「弟なんだから」とは兄弟げんかでママがたしなめるときよく使う言葉です。しかし、こうした言葉を多くかけられていると、我慢を強いられるだけでなく自分に自信が持てない自己否定にもつながります。

兄弟姉妹の存在さえいなければ、と思ってしまうと深刻な年子の不仲になる可能性があります。いつも一緒だからこそ、よいライバルにもなれるはずです。ママは日々の声かけを思い出し、比較や区別がないかチェックしましょう。

子どもが自己否定感を持たないように注意

子どもそれぞれに個性があり、得意不得意があるのが自然なことです。兄弟姉妹であっても、なんでも同じようにできることは珍しく、ママはそれぞれの個性を伸ばしながら子育てをしていきたいですね。

しかし、兄弟姉妹、同じように立派に成長してほしいと思うのも親心です。年子の闘争心を煽りながら切磋琢磨してほしいからと、一方を褒めて一方を褒めないなどいつも比べるような言葉を使ったりしてはいないでしょうか。すると、褒められなかった方の子どもは、自分を否定し続け自己肯定できない大人に成長してしまうリスクがあります。

自己肯定は子どものころの愛された実感や褒められた経験で育まれて行きます。子どもの辛抱強さやチャレンジ精神にも関わりますので注意しましょう。
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