モグモグ期にはどんな野菜が食べられる?野菜の食べ方についてご紹介
離乳食をはじめて2カ月が過ぎると、モグモグ期へ進めたほうがよいのかな…と思うママも増えてきますよね。「モグモグ期ってなに?進める目安は?」「どんな野菜をどのように調理すればよいの?」というママへ、モグモグ期で食べられる野菜や調理方法、手軽に作ることができるコツやメニューをご紹介します。
モグモグ期の離乳食の基本的なポイント
モグモグ期へのステップアップの目安
モグモグ期とは「モグモグと口を動かして、食べ物を飲み込む練習をする時期」です。目安としては、生後7、8カ月頃といわれています。
また、モグモグ期へのステップアップは「上手にゴックンと飲み込むことができる」「嫌がることなく、喜んで食べている」がサイン。赤ちゃんが食べている様子を見て、進めるかどうかをママが判断してくださいね。
なお、離乳食の進め方には、個人差が大きく出るものです。無理に進めようと慌てることなく、ゆっくりと赤ちゃんのペースに合わせましょう。
舌でつぶせる固さでモグモグかむ練習を
食材の固さは、モグモグと口を動かせるよう、舌と上あごで潰すことができる程度で、目安としては「豆腐」です。大きさは、粗みじん切りで3mmほど、モグモグ期後半では5mmほどを目標に作りましょう。
突然ドロドロした物ではない食べ物を口のなかへ運ばれると、赤ちゃんがびっくりしてしまうこともあります。その際は、そっとスプーンを下唇あたりにくっつけて、赤ちゃんの口が「あーん」と開くのを待つとよいですよ。
また、モグモグ期頃から、1回だった離乳食を2回食へ進めてみましょう。離乳食のバリエーションも増えて、赤ちゃんの食への興味が広がりますよ。
素材の味を生かしてあまり味付けはしない
また、「野菜を混ぜたおかゆ」と「ゴマを混ぜた白和え」など、1回の食事に2品以上用意するとよいでしょう。赤ちゃんが色々な食材の舌ざわりや味を体験することができます。さらに、色あざやかな見ためで食欲がアップするかもしれません。
このとき、塩やしょうゆなどの調味料は控えて、素材の味を生かしましょう。素材の味を覚えることは赤ちゃんの味覚に刺激を与えますし、食材を混ぜることで味の深みも広がりますよ。
モグモグ期に食べられる野菜や食べ方
ほとんどの野菜が食べられるようになる
さらに、すいかやみかんなど、食べられる果物の種類も増えますよ。
食べる量の1回あたりの目安としては、15~20gです。小さじ1杯で5g、大さじ1杯で15gですので、だいたいの量を計って、作ってみてくださいね。
なお、レンコンやごぼうといった繊維が多く、煮ても柔らかくなりにくい野菜は、まだ食べることができませんので注意しましょう。また、アレルギーが出てしまうこともありますので、初めて食べる野菜や果物はスプーン1杯で様子を見てください。
柔らかく煮てみじん切りやさいの目切りに
また、「だし汁などで柔らかく煮てから、みじん切りやさいの目切りをする」方法をおすすめします。先に切ってから煮るよりも調理しやすくなり、食材のうまみも染みこみやすくなりますよ。
赤ちゃんが食べにくそうにしていたり、食べなくなってしまったりというときは、もう少し柔らかく煮たり、さらに小さく切ってみたりして、改めて試してみましょう。
それでも食べないときは、ゴックン期の形状に戻して、赤ちゃんの様子を見るのも一つの手ですよ。
おかゆに混ぜたり片栗粉でとろみをつけて
目安の大きさで食べない際は、「おかゆに柔らかく煮て刻んだ野菜を混ぜる」「片栗粉でとろみをつける」のがおすすめです。
おかゆは離乳食初期から食べている、慣れ親しんだ味です。さらに、モグモグ期の7倍がゆはぼってりとしていて粘り気があるので、舌ですり潰しやすくなり、食べやすくなりますよ。
また、とろみをつけた食べ物は、赤ちゃんにとっても口触りがなめらかで、するりと飲み込みやすくなります。赤ちゃんにとってむせやすく食べにくい、スープなどの汁物にもとろみは重宝しますよ。
ストックしておくと便利な野菜アイテム
ゆでてみじん切りやペーストにして冷凍
まず、野菜を柔らかくゆでてからみじん切りやペーストにし、大さじ1~2杯分を密封容器に小分けします。そして、よく冷ましてから冷凍庫へ入れてください。
注意点としては、新鮮な野菜を使うこと、冷凍した野菜は1週間以内で使い切ることです。たくさんの野菜を仕込む際は、冷凍した日付けを容器にメモするとよいですよ。
多種類の野菜をゆでてみじん切りにし冷凍ストックしておけば、使いたい野菜を加熱するだけで簡単に調理できます。さらに、煮るスープの素材や味を変えることで、メニューの幅も広がりますよ。