兼業主婦が正社員になるには!無理のない育児と仕事の両立がポイント
最近は共働き家庭も増えてきていますが、兼業主婦の中でも正社員として働いているママはどのくらいいるのか気になっている方もいるでしょう。ここでは、働くママの働き方についてや、育児や家事で忙しいママが無理なく正社員を目指す方法などをご紹介します。
働くママの働き方の現実と収入の傾向
兼業主婦の中でも正社員ママの割合は低い
厚生労働省の調べによると、18歳未満の子どもがいるママの70%くらいは仕事をしながら育児や家事をこなしているようです。しかし、70%のうち正社員として働いているのは25%くらいという結果が出ており、「子育てをしながら正社員として働くのは現実的に厳しい」と感じているママが多いことが分かりますよね。
小さな子どもがいると子どもに手が掛かるので、「毎日仕事をするなんて体力的に厳しい」「今は子育てを優先したい」など、ママは自分のできる範囲で仕事をこなしているのでしょう。
一方で正社員を希望するママの声も
たとえば、「子どもが成長してから正社員として働きたい」と思っても、自分の年齢が上がっていたり、働いてない期間が長かったりすると採用される確率が少なくなりますよね。資格があれば正社員になれる可能性もありますが、資格がない場合は正社員として雇用されるのは難しいかもしれません。
出産後も正社員として仕事を続けると、キャリアを積んでいける、2人目以降も育休を取得できる、ボーナスがもらえるなど、正社員にしか得られない特権もあるということですね。
経済的な余裕が生まれて生涯年収にも変化が
現代は少子高齢化が進み、将来かかる老後のお金に不安を抱える方もたくさんいるでしょう。子どもがいると教育費など、子どもにかなりのお金がかかるため、パパだけの収入では教育費や老後の資金などを十分に蓄えられないかもしれません。
ママが出産してからも仕事を続けることで、世帯ごとの生涯年収にも大きな変化があるといわれています。兼業主婦をこなすのは簡単ではありませんが、経済的な余裕があると将来への心配も減らすことができますね。
正社員ママになる前に確認してほしいこと
子どもの急用で仕事に支障がでることも
正社員になると多くのママは子どもを保育園に預けますが、小さな子どもは熱を出すなどの体調不良になることが頻繁にあります。子どもが体調不良のときは保育園に預けられないので、ママは仕事を休まなくてはなりませんよね。
また、保育園に預けた後で体調不良になった場合も、保育園からお迎えの連絡がきます。子どもが成長するまでは急用で職場に迷惑をかけることも多いので、事前に了承をもらうことが大切ですよ。
できない条件を入社前に明確にしておく
たとえば、保育園のお迎えや休日出勤などは、周りに頼れる人がいない場合はなかなか難しいですよね。入社前に無理に要求を受け入れると仕事を続けるのが難しくなるので、仕事を続けるためにも条件は伝えておくとよいですよ。
「できません」ときっぱり言うと悪い印象がつく場合があるので、「子どもが◯歳になるまでは残業は難しいです」「残業は無理でも早く出勤するのは可能です」など、前向きな言葉でやる気を見せましょう。
家族や周囲と協力できる体制を整える
パパや祖父母や育児や家事に協力してくれると、ママの負担が減って仕事にも集中できますよね。急な残業や子どもが体調不良になったときなど、色々なことを想定してどのようにママをサポートしていくかを決めておくと安心ですよ。
また、家族だけではサポート体制が整わない場合は、地域のファミリーサポートセンターやベビーシッターなどを活用するのもよいでしょう。事前に体制を整えておくと、子どもが体調不良になったときも焦らずに済みますね。