乳児の爪を整えよう!上手に切るためのコツや注意すること
赤ちゃんの爪を上手に切るためのコツとは
寝ているときにそっと切る
月齢が上がって、赤ちゃんの睡眠のリズムが整ってからになりますが、赤ちゃんが眠った後の30~1時間は、「ノンレム睡眠」という深い眠りに入る時間になります。深い眠りに入れば、多少のことでは起きないので爪が切りやすいはずです。ただし、眠っていても急に動く場合があるので注意しましょう。
ちなみに、寝ているときも大人が赤ちゃんの手のひらに指を入れると、握り返してくれることがあります。このように握り返してくれた状態であると、赤ちゃんの指先が見やすくなり、爪切りもスムーズに行えますよ。
気をそらしている間に切る
たとえば、母乳をあげながらカットするという方法があります。赤ちゃんが集中しておっぱいを飲んでいるすきに爪を切れば、動いたり抵抗したりすることが少ないのです。授乳クッションで赤ちゃんを支えれば、ママの両手が空くので効率よく爪を切ることができますね。
赤ちゃんが成長して、座った状態をキープできるようになったら、テレビやDVDを見ている間に爪を切るのも一つの方法です。テレビ画面が正面になるように座り、映像に集中している間に、後ろから赤ちゃんを抱きかかえるような体勢で爪を切ります。
どちらの方法も、赤ちゃんが突然動く可能性があるので注意しながら行いましょう。
パパとママの2人がかりで切る
1人は爪を切る係、もう1人は赤ちゃんの気を引きながら手足を抑えて爪を切りやすいようにサポートする係というように、作業を分担するとスムーズです。
気を引く係は、おもちゃを使って赤ちゃんをあやして話しかけたり、絵本を読んだりするなどしましょう。このとき、力が強くしっかりと手を押さえることができるパパが爪を切る係になると、効率がよいかもしれませんね。
2人で協力して行えば無理をして、赤ちゃんの指や手を傷つけてしまうという心配もなくなりますよ。
赤ちゃんの爪を切る際に注意すること
深爪には十分注意して切ろう
赤ちゃんの爪を切るときは、爪切りを細かく動かすようにしながら数回に分けて切っていきます。そして、爪の白い部分を0.5~1mm程度は残すよう意識して切ると切り過ぎを防げますよ。
時間がないときや、ぐずる赤ちゃんを無理やり押さえながら切ることも、深爪の原因になり得ます。時間のあるときに落ち着いて切りましょう。
爪切りハサミではなく、赤ちゃん用の爪やすりを使うという方法も切り過ぎることがないので試してみましょう。
赤ちゃんの爪切りは、タイミングも限られます。切れるときには、両手足のすべての爪を一度に切ってしまいたいと思うママも多いでしょう。
でも、赤ちゃんがぐずったら「時間をおいてまたあとでやろう」「また明日にしよう」という気持ちも大切です。抵抗する赤ちゃんの爪を無理に切ろうとすると、恐怖を覚えて爪切りを嫌がるようになってしまいますよ。
お風呂上がりに切るのは避けよう
元々、薄くて柔らかい赤ちゃんの爪は、お風呂に入ってふやけることでさらに柔らかくなってしまうからです。その状態で爪切りをしてしまうと、深爪になったり割れてしまったりする可能性があります。赤ちゃんの爪切りを行うときは、爪の状態をよくチェックして、柔らか過ぎない状態のときに行いましょう。
万が一、爪切りに失敗してしまって出血した場合はどうしたらよいでしょう。
ほとんどの場合は、出血の量はとても少なく、すぐに止まるでしょう。爪切りでケガをしてしまうと、パパもママも焦ってしまうかもしれませんが、消毒薬や絆創膏での処置も必要ありません。
こうした処置をしても、赤ちゃんはすぐに指を口に入れてしまいます。どうしても必要でない限りは、そのまま様子を見るだけで問題ないでしょう。もし、ママやパパが不安な場合は、掛かりつけの小児科を受診するとよいですよ。
まとめ
赤ちゃんの爪は、とても小さくて薄いので、初めのうちは爪切りが怖かったり不安に感じたりするママやパパも少なくありません。ですが、何度かやってみてコツとポイントを押さえれば、それほど難しくはありませんよ。
新陳代謝が活発なので、赤ちゃんの爪はあっという間に伸びてしまいます。こまめなケアを心掛けましょう。