セキセイインコ飼育時の幼児とのお約束!飼いやすいインコの見分け方
色がきれいでお喋りもできるセキセイインコは、人気のペットです。かごの中で飼えますし、子どもと一緒に世話しながら飼ってみたいなと思うママもいるでしょう。ここではセキセイインコを飼う前に考えたいこと、ペットショップで買うときのポイント、幼児がセキセイインコと仲よくなるための約束などについて考えてみます。
インコを飼い始める前に考えたいこと
挿し餌が無理なときはヒナではなく成鳥を
ヒナから飼うと、飼い主によく懐いてくれるので、ヒナから飼いたいと思う人もいるでしょう。でも生まれて6週間経たないヒナは、まだ固い餌を食べられないので、挿し餌といって、お湯で柔らかくした餌を2時間おきくらいに与える必要があります。
手間と時間がなく、ヒナを育てることができないなら、成鳥を飼うことをおすすめします。成鳥でも飼い主が愛情を注げば十分に懐きます。肩に乗って飼い主と遊んでくれるようにもなります。
成鳥の方が体が強いので病気にかかりにくく、新しい環境でのストレスにも強いでしょう。ヒナを育てられるかわからないなら、成鳥を飼う方がよいかもしれませんね。
1羽か複数羽で飼うのかを決めておく
1羽で飼うメリットは、飼い主によく懐きます。飼い主が一番の友だちになり、言葉を覚えて喋ってくれやすいです。デメリットは、セキセイインコが1羽でさみしい思いをしないように、同じ部屋に置いてあげるなどして、できるだけ独りぼっちにならないように気にしなくてはいけないことです。
複数羽で飼うメリットは、セキセイインコはいつも仲間と一緒に楽しく暮らせることです。デメリットは、飼い主よりも仲間と仲よくなって、人に懐きにくくなることです。飼い主はまめにコミュニケーションを取るようにして、懐いてくれるようにしましょう。
寿命は7~8年!飼育できるかをよく考えて
「ちょっと飼ってみたいな」という軽い気持ちで飼い始めると、数年後には「もう飼いたくない」と思ってしまうこともあります。セキセイインコがかわいそうですし、子どもにとっても、世話をしたり一緒に遊んだりして仲よくなったセキセイインコを失うのは、仲のよい友だちを失うのと同じような気持ちでしょう。7年という長い年月飼うことを頭に入れて飼い始めましょうね。
ペットは、家族の一員です。万が一やむを得ない理由で飼えなくなってしまったら、新しい飼い主を探すなど、責任を持って対処するようにしましょう。
飼いやすいセキセイインコの見分け方
元気なヒナが多い春か秋生まれを
卵を産む親鳥の健康状態がまず関係しています。夏の暑い時期や冬の寒い時期は、親鳥自体があまり元気がなく、そんなときに産んだ卵は栄養状態もよいとはいえず、生まれてきたヒナもあまり元気がないのです。そして生まれたヒナも過酷な環境に置かれますので、食欲が出ず弱ってしまうこともあるでしょう。
すごしやすい春や秋だと、親鳥の健康状態もよく、生まれてくるヒナは元気です。飼い始めるならこの時期をおすすめします。大きな声で鳴き、餌をたくさん欲しがるのが元気なヒナです。目の周りやくちばし、お尻のあたりが汚れていないか、羽につやがあって爪が割れていないかなど、見た目でも健康状態を確認できますよ。
懐きやすいのは生後3週間から6週間のヒナ
セキセイインコに言葉を喋って欲しいと思っている人も、小さなヒナのうちに飼い始めるのがよいでしょう。人間と同じく、小さなころから言葉に触れている方が覚えやすいからです。
ヒナから飼いたいけど飼えないなら、ペットショップの店員さんに、よく人に懐いている成鳥のセキセイインコはどの子なのかを教えてもらいましょう。セキセイインコにも個性がありますから、いくつかのショップを見て回って、懐きやすい子を見つけてみましょうね。
見極めは難しい!言葉を教えたいなら男の子
ただ男の子を飼いたいと思っても問題があります。セキセイインコのヒナは男の子と女の子を区別するのが難しいからです。
成鳥になると、男の子のと女の子で鼻の色が違うので見分けることができます。男の子は青色、女の子はピンク色っぽくなります。でもヒナのときは男の子も女の子も同じうすいピンク色をしているので、どちらかわからないのです。生殖器も中に隠れているので見るのは難しいです。
ショップの人でも確実に区別はできないそうですから、後で実は女の子だったということもあります。それでもかわいい我が子なので、かわいがってあげましょうね。
最初に幼児としておきたいお約束
仲よくなれる!決まった時間におやつを
子どもと、セキセイインコと仲よくなれるための約束をしておきましょう。その一つに、毎日決まった時間におやつをあげるというのがあります。
セキセイインコはおやつが大好きなので、おやつをくれる人を好きになります。子どもが毎日おやつをくれると、子どものことを信頼するようになるでしょう。決まった時間にあげれば、大体その時間ころになると、おやつをもらえると思って、子どもが来るのを楽しみに待つようになりますよ。