チャイルドシートを使って赤ちゃんとドライブ!便利アイテムや注意点
赤ちゃんと一緒に長時間ドライブでお出かけしたいというママもいるでしょう。しかし赤ちゃんを長時間チャイルドシートに乗せても大丈夫なのか、不安が残りますよね。そこで今回はチャイルドシートでの長時間の移動はアリか、ドライブで気をつけたいことや便利アイテムなどについてご紹介します
チャイルドシートで長時間の移動はアリ?
長距離移動は赤ちゃんの首がすわってから
赤ちゃんは、首がすわってきた生後3~4カ月頃から、やっと車に乗せることができるようです。ということは、それ以前は、まだ長距離移動はさせない方がよいということですね。
首がすわったといっても、どの程度をさすのかよく分かりませんよね。一つの目安として「自力で首を持ち上げる」「両手を引っ張って起こすことができる」「抱っこすると首がまっすぐになっている」などがあります。
しかし、それで絶対大丈夫ということではありません。発育速度の個人差もありますので、赤ちゃんの体調や状態を考慮して、慎重に計画を立てましょう。
「揺さぶられ症候群」が起こるリスク
赤ちゃんは、大人に比べて脳と頭蓋骨の間のすき間が大きいために、強く揺さぶられることによって、脳と頭蓋骨を結ぶ静脈が切れてしまうリスクがあるのだそうです。普通に揺れる程度なら大丈夫ですが、まだ首のすわらない赤ちゃんにとっては激しい頭の揺れは危険です。
ですので、首がちゃんとすわるまでは、必要でないかぎり、車での長距離移動は控えたほうがよいでしょう。
長時間の移動は赤ちゃんにとってストレス
まずは慣れない車内に長時間いることが原因の一つになります。赤ちゃんは、いつもの生活リズムで、いつものお部屋で、いつものとおりに過ごすときが最も落ち着きます。刻々と変わっていく車窓風景は、成長すれば楽しめるでしょうが、赤ちゃんには不安なものかもしれません。
チャイルドシートもストレスの原因の一つになっているかもしれません。長時間身動きのとれないシートにベルトで固定され続けているのですから、慣れるまでは赤ちゃんも大変です。大泣きの原因になってしまいますね。
赤ちゃんとの長時間ドライブで気をつける点
混む時間を避けて出発、おすすめは夜
最も大きいのは、赤ちゃんが寝ていてくれるということです。赤ちゃんが静かに寝ていてくれると、運転している方も運転に集中できて、助かりますよね。安全運転につながります。
長時間の移動でも、赤ちゃんにストレスがかかりにくいということもあります。赤ちゃんの目が覚めたときには、もう目的地に到着していた、ということもあり得ますね。
周囲が暗いということも、赤ちゃんにとってはよいことです。寝つきやすいということもありますが、暗闇は、赤ちゃんに限らず、気持ちを落ち着かせてくれる効果があります。
途中で休憩をいれて体を動かす
途中休憩は運転手の眠気防止や気分のリフレッシュとして有効ですが、赤ちゃんにとっても「揺さぶられ症候群」の予防やぐずり対策として役立ちます。1〜2時間に一度の休憩を心がけましょう。
高速道路のサービスエリアであれば、赤ちゃんでも遊べるキッズコーナーや、遊具のある広場、公園などもたくさんありますね。計画の時点で休憩する場所や時間を決めて、どこのサービスエリアがよいか探しておくとよいかもしれません。赤ちゃんだけでなく、パパやママも息抜きできますよ。
赤ちゃんの様子をマメに確認する
チャイルドシートに一人で長時間座っているというのは、赤ちゃんにとっては不安なことです。ママが隣にいるというだけで赤ちゃんは随分安心できます。ママにとっても、赤ちゃんに声かけをしたり、チャイルドシートが緩んでいないか、抜け出そうとしていないかなどをチェックできたりして、安心ですね。
チャイルドシートは、体に密着している分だけ、汗をかきやすくなります。隣にママがいれば、汗をかいても、すぐに着替えさせたり、服を脱がせたり、水分補給させたりしやすいですよね。おむつ交換や、ぐずったときにも、すぐに動けて助かりますよ。