集団ゲームで子どもは成長する!楽しく遊びながら社会性を養おう
ママと遊んでいたり、ひとりで遊んでいたりした子どもも、やがて集団遊び(ゲーム)をするようになります。それでは、子どもの成長に合わせた集団遊びにはどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、子どもの成長に欠かせない様々な集団遊びについて詳しくご説明します。
子どもの成長に集団遊びは欠かせない
集団遊びとはどんなもの?
パパやママも、子どものころに鬼ごっこや缶けり、かくれんぼ、ドッジボールなどで友だちと楽しく遊んだ記憶があろうかと思います。そのように、他人と交わってルールを守りながら遊ぶことも集団遊びの特徴です。
子どもは集団遊びをする中で、一人遊びではできない「自分とは意見の違う友だちと交わる」ということを経験し成長していくのです。意見がぶつかると喧嘩にもなります。そのときどう解決するかを学べることも集団遊びのよさといえるでしょう。
ママでもひとりでもない他者との関わり合い
まず、子どもはママと顔を合わせ見つめあうところから人とのコンタクトを始めます。次に、ママが絵本を読んだり、積み木を積んだりすることにより、ママと同じ方向を見つめることで人と感情を共有することを経験します。
その後は、だんだん一人遊びができるようになります。親が一緒でなくても自分の世界で遊べるようになるのですね。そして、友だちと一緒に遊べるようになり、集団の中で自分を主張したり、我慢することを覚えたりして成長していくのです。
自分の思いを伝えて相手の気持ちを考える
形はそれぞれ違っても、集団遊びをつうじて子どもは、自分の思いを相手に伝えることや相手の気持ちを考えることを学びます。周りとのコミュニケーションの必要性を体感するのです。集団遊びをできるようになった子どもは、大人に向けての第一歩を踏み出したといってもよいのではないでしょうか。
集団遊びのはじまりは「ごっこ遊び」から
記憶力や創造力と観察力などが身につく
そこからさらに人として成長していくために最適なのが「ごっこ遊び」といえるでしょう。ごっこ遊びによって、記憶力や創造力、観察力を養うことができます。
たとえば、ままごとを例にとりましょう。ママ役の子どもがパパ役の子どもにご飯を用意する際には、ママが普段どのようにご飯を用意しているのかをよく観察し、それを記憶する力が必要になります。
さらに、プラスチック容器に砂を入れてご飯の代わりにするなど、創造力を膨らませて展開していく遊びなのです。
ルールがなく自由にできる「ごっこ遊び」
パパやママも、小さいときにおままごとやヒーローごっこなどで楽しく遊んだ記憶があると思います。そのときは、自分たちで設定を決めて遊んでいたからこそ楽しかったのではないでしょうか。
たとえば、実際にテレビで放映されている戦隊もののヒーローごっこをする場合でも、放映されているストーリーとは違う新たなヒーローをつけ加えることもできますね。
ごっこ遊びのよいところは、型にはめられることなく、自分たちで自由に展開できるところです。ごっこ遊びは、子どもの想像力や表現力を高める魅力的な遊びといえそうですね。
集団遊びの代表「鬼ごっこ」
パパやママの子どものころはそれほど種類が多くなかったと思いますが、現在では数多くの鬼ごっこが生まれています。
高いところに逃げれば鬼は来ることができない「高鬼」や、鬼にタッチされると凍ってしまい、別の人にタッチしてもらえば溶けてまた逃げることができる「氷鬼」などが一般的です。そのほかにも、「影ふみ」「色鬼」などたくさんの鬼ごっこがありますよ。
子どもは鬼ごっこで遊びながら、判断力や集中力、協調性を自然と身につけていくことでしょう。
成長段階に合わせて集団ゲームを楽しもう
いろいろなことに興味を示す3歳頃
3歳頃の子どもにおすすめなのが、「動物リレー」です。この遊びは、2チームに分かれて動物のまねをしながらリレーをしていくゲームです。どのような動物になりきるか、観察力が養われます。
また、「だるまさんがころんだ」も楽しい遊びとなるでしょう。鬼役の子どもと鬼役以外の子どもたちに分かれて、「はじめの一歩!」で子どもたちは鬼のほうに進みます。そのあとは、子どもたちに背を向けた鬼が「だるまさんがころんだ」と言い終えて、振り向いたときに子どもたちが少しでも動いたら鬼に捕まってしまうゲームです。