1人っ子の子育ては楽しい!育児の考え方やコツ、過ごし方のヒント
なにかとマイナスなイメージを持たれやすい1人っ子。かわいそうだといわれてしまうこともありますよね。しかし、1人っ子は悪いことばかりではありません。1人っ子ならではのメリットもたくさんありますよ。ここでは1人っ子の子育ての考え方やコツをご紹介します。ぜひ楽しんで子育てをしていきましょう。
1人っ子はマイナスイメージを持たれやすい
近年、1人っ子家庭は増えている
2015年に行われた統計では、実際に欲しい子どもの人数は全国平均2.32人という結果でした。しかし、実際は1人っ子の家庭が非常に多く、その背景には経済的な理由があるようです。
子ども1人を大学卒業まで育て上げるために必要な資金は3,000万円ほど。これはとても高額なので、子どもは1人で我慢しよう、と考える家庭が多いようです。
また、1人の子に十分な教育を受けさせてあげたい、といった、子育ての方針による理由もあります。子どもの教育のことや資金面を考えた結果、1人っ子を選択する家庭が多いようです。
1人っ子の子育てにはメリットがたくさん
子どもにとってのメリットはなんといっても自分1人に手間、お金、時間をかけてもらえるというところです。きょうだいがいないため競争をする必要がなく、マイペースに伸び伸びと育つことができます。
きょうだいと比べられることなく育った子どもは劣等感を抱きにくく、自分のありのままを認める感情である自己肯定感がつきやすいといわれています。精神的にも安定した状態で成長することができるでしょう。
じっくりと丁寧に子育てをしていきたい、と考えている親にとっては、1人っ子は最適の選択肢かもしれませんね。
1人っ子はかわいそうじゃない!
親がかわいそうだと思っていると、子どもも自分はかわいそうなのか?と考えてしまいます。大切なのは、「1人っ子で申し訳ない」という気持ちを親が捨てることです。
1人っ子だからこそ、両親は1人だけに愛情をたっぷり注いであげることができる、というメリットもあることを忘れないようにしましょう。また、1人っ子はわがままで協調性がない性格に育ちやすいといわれることもあります。
しかし、1人っ子でも育て方や生活習慣しだいで社会性のある大人に育ちます。1人っ子だからと悲観する必要はありません。
1人っ子の子育てを楽しむ考え方やコツ
愛情表現をしっかり伝えよう
なにか伝えたいことがあるときは、じっくりと向き合い、時間をかけて伝えるようにしましょう。愛情表現も恥ずかしがらず、しっかりと伝えてあげるとよいでしょう。
抱きしめたり、言葉で「大好きだよ」と伝えたり、愛情表現の仕方はさまざまです。一つ一つを丁寧に、ゆったりとした気持ちで伝えてあげましょう。
愛情表現がしっかりと子どもに伝わると、子どもは自分が愛されている存在だとわかり、自分を肯定し自信をもって生きていくことができます。これは生きていくなかで非常に重要なことです。
やりすぎかな?と思うくらい、愛情表現をたくさんしてあげましょう。
1人遊びは想像力を伸ばす機会と考えよう
1人で過ごす時間は、想像力を伸ばす絶好の機会です。この時間に物事を考えることや、空想をすることで、自分の内面世界を磨くことができます。
これは非常に有意義でかけがえのない時間となり、1人で過ごす時間をもてることは、1人っ子ならではのメリットだといえます。とはいっても、友達とのコミュニケーションが苦手で心配な場合もあるでしょう。
そのようなときは、親が意識的に同世代の子と触れ合う機会を増やしてあげましょう。早い時期から保育園などで集団生活を送ることで十分にカバーできますよ。
生き物と触れ合う機会を作ろう
生き物と触れ合うことは、子どもが大きく成長するチャンスになります。生き物のお世話をするなかで優しさ、責任感、命の大切さといった大切な感性を育むことができます。
とくに犬や猫といった動物は、生活するなかで一緒に遊んだり、ときには慰めてくれたりと、きょうだいのような役割をしてくれることも。また、生き物が亡くなることは悲しいですが、命の大切さを身をもって感じることができます。
1人っ子との楽しい遊び方やアイデア
子どもと同じ目線で思いっきり遊ぼう
しかし、うまく遊んであげなければ、と頑張りすぎる必要はありません。子どもは親と一緒にいる時間を過ごすことに喜びを感じます。
遊んであげる、という気持ちを捨てて、自分も一緒に楽しもうとすると、子どもも自然と楽しい気持ちになります。遊びはしつけなどを目的にしないで、純粋に遊びを楽しんでみましょう。
大人スイッチを切って子どもと同じ目線で思いっきり遊んでみると、ストレス発散にもなり楽しめますよ。また、親が楽しいと思えることを一緒にしてみるというのもよいでしょう。
ママの笑顔を見て、子どもはとても楽しい気持ちになるはずです。