おんぶすると赤ちゃんも疲れる?おんぶ紐の使い方には注意が必要
赤ちゃんが泣きやまないときやなかなか寝てくれないときに、おんぶ紐があれば便利なのではと思うことはありませんか。ただ、おんぶ紐は使い方を注意しないと、ママにも赤ちゃんにも負担がかかってしまいます。そこで今回は、おんぶ紐を使うときの注意点や選び方のポイントをご紹介します。
首すわり前のおんぶは危険!事故の原因にも
首すわり前が危険な理由と与える影響
しかし、首すわり前の赤ちゃんには危険な場合があります。おんぶ紐で赤ちゃんの首を固定するのは難しいからです。縦抱きの抱っこ紐でもそうなのですが、肩ベルトを強めに締めてママの背中に密着させても隙間ができています。ママが動いているうちに赤ちゃんの首が傾くこともあるので危ないですよね。
また、赤ちゃんの様子が見えないため、赤ちゃんに何か異変があったときにすぐに気づくことができませんし、手が届かないので素早く対応することができません。赤ちゃんにとっても首が不安定というのはストレスになるでしょう。
目安は3~5カ月、首すわり確認方法
赤ちゃんの成長度合いによりますが、目安は3~5カ月といわれています。ただ、首がしっかりとすわったと感じる時期は生後4カ月以降が多いようです。おんぶ紐は首がしっかりとすわってから使うようにしましょう。
「少しぐらぐらしているけれど、支えられるようになってきたし大丈夫かな」というときはまだ早いかもしれませんね。首がしっかりすわっているかの確認は、赤ちゃんをうつ伏せにすると分かりやすいです。自分で頭を持ち上げてキョロキョロできていれば首がすわったと判断できますよ。
おんぶ育児のメリットとデメリット
抱っこに比べてママへの負担も少ないので、少し長い時間歩くときはおんぶの方が楽ですね。
しかしおんぶにはデメリットもあります。ママからは赤ちゃんがよく見えないので、家事をしている途中にドアや冷蔵庫などに赤ちゃんの足や手をぶつけてしまったり、赤ちゃんの存在を忘れてしまったりすることもあるようです。
赤ちゃんがおんぶ紐の隙間から転落しそうになったという体験談も多く、実際転落して怪我をしたケースもあります。
おんぶ紐を長く使うと赤ちゃんにも負担
足の色などの変化に要注意!よく観察しよう
たとえば、手足が冷えたり強く締めつけられていると血行不良になり、足に赤いもやもやとした模様が見えたり、手首が真っ青になっていたりすることがあります。
色で判断する以外にも、皮膚がカサカサしていると血行不良の可能性が考えられるようです。「乾燥しているだけかな」とあまり深く考えることはないかもしれませんが、手足が圧迫されたことで血流が悪くなっていることが原因かもしれませんので気をつけましょう。
おんぶ紐の連続使用時間は1~2時間程
ただ、おんぶされている赤ちゃんにとっては負担になりますので、おんぶ紐を連続で使用するのは1~2時間程度を目安にしましょう。授乳やおむつ交換のタイミングもそのぐらいの間隔だと思いますので、ちょうどよいですよね。
友人ママに聞いたところ「おんぶ紐をしていると楽なので家事に夢中になりすぎて、あっという間に1時間なんて過ぎている」と言っていました。おんぶして家事を始める前に時間を確認するようにしているそうです。また、あまり長い時間だと気持ちよさそうに寝ていた赤ちゃんでも嫌になってぐずり始めることもあるでしょう。
ママはストレッチなどで負担を軽減
背中の曲がった状態だと、肩や首などに負担がかかりますので、時々ストレッチなどで負担を軽減するとよいですよ。おんぶしたままでも、腕を左右に広げたり、首を前後左右に動かしたりすることはできますよね。
また、腰や肩が痛いと感じたら無理をせず、一度赤ちゃんをおろして一緒に寝転がって休憩するのもよいでしょう。寝転がっている状態なら、腰を左右にひねったり、太ももをお腹にくっつけて膝を曲げたりなどのストレッチができますよ。
ママに人気のおんぶ紐と選び方をご紹介
疲れにくいおんぶ紐の選び方
・肩紐が太くてしっかりしている
赤ちゃんの体重を一番支えているのは肩ですよね。肩紐がしっかりしていないと、ママの肩に食い込んで痛くなってきます。また、太いことで肩からズレにくくなるので使いやすいですよ。
・腰ベルトで固定できる
赤ちゃんがママの体に密着するので安定感が増します。また、重さが分散され肩への負担を軽減できます。
・チェストベルトがついている
肩紐がずれにくくなります。
ママの体型に合っているかも大切なので、試着してつけ心地を確認してから選ぶと安心です。