新しい環境に慣れるまで子どもは不安?入園に向けてのママの心構え
保育園や幼稚園への入園は、母子ともに様々な感情が生まれるタイミングです。人見知りや場所見知りがある子はもちろん、そうでなくても新しい環境に慣れるまでは不安になるでしょう。そこで今回は、少しでもスムーズに入園を乗り切るために大切なママの心構えについてまとめてみました。
入園前は親子がナーバスになる時期
新しい環境の変化で不安を抱えるママ
これまでの生活では、比較的自分の思い通りになることが多かったですが、入園するとそうはいかなくなるので大丈夫だろうかと不安になってしまいますよね。また、我が子に友だちができるだろうかという不安もあるかもしれません。
そして、入園をきっかけに始まることが多いママ友付き合いも不安の原因となりやすいです。ママ自身も新しい人との関わりが一気に増える時期なので、進学や就職以来の緊張を味わう人も多いでしょう。
子どもが園に行きたくないと駄々をこねる
ママが迷いを見せてしまうと、子どもはもう少し泣けば行かなくて済むかもと期待してしまうので、難しいですができるだけ明るく送り出すとよいといわれています。
また、新生活に慣れてきても、連休明けや夏休み明けなど、久しぶりに登園するタイミングで再び泣く子も多いです。これはしばらく続くと覚悟して、少しずつ園は楽しいところだと分かってもらいましょう。
ほかの子どもの成長と比較してしまうことも
たとえ、我が子の成長が遅れていなくても、この時期のママは不安定になりやすいので「隣の芝生は青く見える」現象が起こり、我が子の成長に不安を感じるママが多いようです。
特に、できることや言葉の数に差が出やすい低年齢のうちは、ほかの子より遅れていると育て方が悪かったかなと思ってしまうかもしれませんね。しかし、どんなことも「この年齢までに必ずできなければならない」ということはないので、長い目で見守ることが大切です。
環境の変化が苦手な子に見られる特徴
新しい環境に慣れる速度には個人差がある
新しい環境が苦手な子は、ほかの人では気がつかないような人の表情や場の空気などを察知する能力が育ちやすくなります。そのため色々なことが気になってしまい、新しい環境に馴染むのに時間がかかるようです。
体格や性格がそれぞれ違うように、環境に慣れる速度に個人差があるのは当然ともいえるでしょう。ママは五感が敏感で感受性豊かな我が子の長所に気づくきっかけになりますね。
環境の変化が苦手な子は優しいという長所も
ママとしては手がかかると思いがちですが、感受性が豊かであるほど優しい子が多いといわれています。人の気持ちを推し量ることができ、人が悲しむことはしない、困っている人に寄り添って助けるなど優しい心が根底にあるでしょう。
また、そのような子は真面目で深く考える性格なのかもしれません。慎重に考えて自分が納得したら前に進めるという子は、ゆっくりでも着実に成長できるでしょう。
「赤ちゃん返り」が不安を抱えているサイン
また、些細なことで泣いたり、わがままになったりとママを困らせることもあるでしょう。一見すると赤ちゃん返りのようなこうした行動は、子どもが不安を抱えているサインであるかもしれません。
成長が逆行しているように見えて心配になるママも多いと思いますが、この時期は子ども自身もなぜ不安なのか分からなかったり、ママに分かってもらいたいという気持ちが強くなったりします。環境に慣れてくると治まるケースが多いので、子どもの不安を取り除くことを第一に考えたいですね。