育児の基礎知識を知ろう。赤ちゃんの体のことやお世話について
初めての育児って分からないことだらけですよね。誰かにききたくてもなかなかきく機会もないし、小さなことでも気になるし、不安もいっぱい。新米ママの不安が少しでも軽くなるように、赤ちゃんの体の特徴やお世話についての基礎知識をまとめました。基礎知識を知って、肩の力を抜いてママを楽しみましょう。
赤ちゃんの体の特徴を知ることで不安解決!
病気ではありません!新生児黄疸について
赤ちゃんはママのお腹にいるときはへその緒を流れる血液から酸素や栄養をもらいます。血液の中の赤血球に含まれるヘモグロビンの色が赤色をしているため、赤ちゃんは赤色をして生まれてくるのです。
ママのお腹から生まれたら肺呼吸になりますので、赤血球はあまり必要ではなくなります。赤血球が破壊されていく途中で、体の働きが未熟な新生児の場合、ビリルビンだけがうまく処理されず残ってしまうのです。
このビリルビンが黄色をしているので、赤ちゃんの肌が黄色をしているようにみられるのです。2週間もすればきれいな肌色になりますよ。
一生残るわけじゃない!蒙古斑について
ママのお腹にいるときに赤ちゃんの体の中で発生したメラニンを作る細胞は、まず皮膚に到着します。そのあと「真皮」という皮膚の中でもやや深いところで増殖してから、表皮に近いところに移動します。
しかし、なかには移動をしないで真皮にとどまってしまう細胞があります。これが蒙古斑の正体なのです。
基本的には大人になるときには消えますが、中には大人になっても消えないものもあります。気になるときはレーザーの照射治療をすることもできますので、安心ですね。
頭蓋骨が凹んでる?大泉門と小泉門について
頭蓋骨はいくつかの骨からできていますが、赤ちゃんは未熟でつなぎ目がくっついていない部分があるのです。それが、大泉門であり、赤ちゃんが生まれるときに、ママの産道を通りやすくするためにできています。
頭蓋骨には、もう一つ骨がくっついていない部分が、頭のてっぺんと後頭部の間あたりにあります。これが小泉門になります。
小泉門は大泉門より小さく、生後2~3カ月にはくっついてしまいます。大泉門は1歳半ぐらいにはなくなりますが、大泉門の部分が膨らんでいたり、凹んでいたら病院に行ってみてもらいましょう。
基本的な赤ちゃんのお世話をマスターしよう
母乳やミルクを与えるときの手順について
母乳とミルクのどちらで育てるにしても、授乳はママと赤ちゃんの大切な触れ合いの時間になります。赤ちゃんをきちんと抱っこして、顔をみながら授乳しましょう。
母乳もミルクも清潔さを保ち、母乳はほしがるだけ、ミルクは月齢に合わせて適した量をあげましょう。
飲み終わった後のゲップも忘れないようにしてくださいね。ゲップをしておかないと吐き戻して喉に詰まらせてしまっては大変です。ゲップがでなければ、吐き出しても大丈夫なように横向きに眠らせましょう。
お風呂や沐浴は緊張しないで楽しく
ママやパパは緊張しますけど、赤ちゃんはママのお腹の中で気持ちよく過ごしていたときを思い出しているのではないでしょうか。赤ちゃんが気持ちよい時間と思ったらママも安心ですよね。
まずは、お風呂からあがったときの身支度を用意して、お風呂に入れてあげましょう。お風呂に入ったら、「気持ちいいね」とママの声をかけてあげたら、赤ちゃんはママの声に安心して、気持ちよく入ることができますよ。ママも肩の力を抜いて、赤ちゃんもママも楽しく入りましょう。
普段からチェックしよう健康管理
赤ちゃんは具合が悪くても自分で伝えることができませんから、ママが気が付いてあげなくてはいけませんね。いつもと違う状態に気付くためにも、普段の赤ちゃんの状態を知っておく必要があるのです。
普段から知っておいた方がよいものとして、平熱はどのくらいか、普段の機嫌の特徴、食欲はどの程度なのか、睡眠はどのようなリズムなのか、肌の様子、おしっこやうんちの状態はどうか、があります。
普段の様子を知っておくと、いつもと違うときにはすぐに気が付くことができますね。
育児の新常識!今と昔の違いをチェック
抱き癖がつくのは悪いことではありません!
今では抱き癖がつくことはないといわれていますよ。赤ちゃんをたくさん抱っこすることは、ママとのスキンシップにとても大切なことなのです。
たくさん抱っこされた子は、強くたくましく育つといわれ、ママにとっても赤ちゃんをたくさん抱っこすることが親として成長するために大事なのです。昔のことを参考にするのは大事なことですが、本当に正しいことかは調べてみる必要がありそうです。