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新生児に白湯を与えるタイミングとは?白湯の効果と与え方のポイント

新生児に白湯を与えるタイミングとは?白湯の効果と与え方のポイント

新生児の便秘に白湯や砂糖水は効果がある?

水分不足で便秘になることがある

新生児は水分不足で便秘になることがよくあります。

というのも、新生児は新陳代謝が活発で体温が上がりやすいため、たとえ寒い冬であっても、お風呂上りや泣いたとき、お昼寝したときなど、すぐにたくさんの汗をかきます。

ちなみに、汗を出す穴(汗腺)は大人と同じ数だけあるのですが、体の表面積が小さい分密集していて汗が溜まりやすく、たくさん汗をかいているように感じるようです。

また、新生児は腎機能が未熟にもかかわらず、新陳代謝が活発なため老廃物が多く出ます。そのため、おしっこの回数や量が多く、たくさんの水分が失われてしまいます。

これらによって体からたくさんの水分が失われると、うんちが硬くなり、便秘になってしまうのです。

便秘には白湯に砂糖を入れた砂糖水が効果的

白湯に砂糖を入れると浸透圧が高くなり、腸の中に水が増えます。そうすると、固くなっていたうんちが柔らかくなり、便秘の解消につながります。また、腸が刺激されて蠕動(ぜんどう)運動が促進されたり、水分そのものを補うこともできたり、さまざまな効果があるため、便秘におすすめです。

新生児には5.0%の砂糖水が望ましいとされているため、お湯100mlに砂糖5gを加えてよく溶かし、人肌程度まで冷ませば完成です。大人が舐めてみるとほんのり甘いくらいなので、砂糖水を欲しがって母乳やミルクを飲みたがらない、ということにはならないようです。

ちなみに、砂糖の種類はグラニュー糖や麦芽糖、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖も便秘に効果的なのでおすすめですよ。

改善しないときは病院を受診する

便秘が改善しないときは、病院を受診することも考えなくてはなりません。まずは、うんちが出ていない期間やうんちの硬さ、赤ちゃんの体重が減っていないか、食欲や機嫌はどうかをよく観察してみてください。

・1週間以上の便秘が続いている
・お腹が張って苦しそうにしている
・うんちをするのを嫌がって泣く
・肛門が切れて出血するほどうんちが硬い
・ぐったりしていて、熱や嘔吐がある

などがみられる場合には、すぐに病院を受診するようにしましょう。

また、もし2~3日うんちが出ていなくても、元気があって機嫌もよいのであれば、少し様子をみても大きな問題にはなることはあまりありません。しかし、心配なようであれば、病院に電話で相談をしてみてくださいね。

白湯を飲んだあとはゲップさせるの?

ミルク後や苦しそうなときはゲップを促す

母乳やミルクをあげたあとに、とんとんと背中をたたいてゲップをさせるようにと教わったかと思います。そもそもなぜゲップをさせなければならないのかご存知でしょうか。

母乳やミルクを飲む場合、それらと一緒に空気も飲み込んで、胃の中に空気が溜まってしまいます。胃の中に空気が溜まると、気道が詰まってしまったり、飲み込んだものを胃の中に貯めることができず口から吐き戻してしまうことがあるのです。

では、白湯を飲ませた後もゲップをさせる必要があるのでしょうか。実は、哺乳瓶で飲み物を飲ませる場合、母乳を飲ませるときと比較して多くの空気を飲み込んでしまうのです。ミルクの後や苦しそうなときはゲップを促してあげるようにしましょう。

上手にゲップをさせるコツ

基本のゲップのさせ方は、赤ちゃんの体が垂直になるよう縦抱きにして、あごを肩に乗せて背中をトントンとたたきます。

うまくゲップがでない場合は、赤ちゃんとママの体を対面にするのではなく、ママの太ももの上に右を向くよう座らせ、背中をトントンしてみてください。

また、赤ちゃんの背中をトントンすることに抵抗があると、たたく力が弱すぎて、なかなかゲップがでないことがあります。もし力加減がわからない場合は、助産師さんや周りの先輩ママに聞いたり、実際にどれくらい力を入れてたたくのか、自分の背中をたたいてもらったりしましょう。

赤ちゃんによってゲップしやすい体勢などが異なるため、どうすればゲップがでやすいのか、いろいろな方法を試してみてくださいね。

全然ゲップがでないときはどうするの?

では、いろいろな方法を試しても、全然ゲップがでないときはどうすればよいのでしょうか。

全然ゲップがでないときは、無理にゲップをさせるのではなく、20分以上縦抱きのままにして、飲んだ白湯が逆流しないようにしてあげましょう。

また、赤ちゃんを横向きに寝かせることで、ゲップがでやすくなることがあります。ゲップをしたときに白湯を吐き戻してしまう可能性があるため、自然に吐き出せるよう体の右側を下にして寝かせましょう。

このとき、赤ちゃんが動くことによって、いつの間にかうつぶせになってしまうことがあり、窒息などの危険性があります。丸めたタオルなどで赤ちゃんの背中を支え、必ず誰かがそばにいて目を離さないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?新生児に白湯を作るときや飲ませるときは注意しなければならないことがたくさんあるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

白湯を新生児に飲ませることについてはメリットもデメリットもあり、人によってかなり意見が分かれています。

白湯は必ず飲ませなければいけないものではありませんので、こちらでご紹介した内容を参考に、赤ちゃんに白湯を飲ませる必要があるかどうかをママがしっかり見極めて、適切なタイミングで適切な量を飲ませるようにしてくださいね。
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