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新生児に白湯を与えるタイミングとは?白湯の効果と与え方のポイント

新生児に白湯を与えるタイミングとは?白湯の効果と与え方のポイント

新生児から飲める白湯の作り方のポイント

やかんやレンジを使った白湯の作り方

やかんを使って白湯を作る場合は、やかんに水を入れて、沸騰するまで強火にかけます。沸騰したら弱火にして、ふたを開けた状態で10分(水道水の場合は15分)以上沸騰させ続けましょう。あとは火を止めて人肌程度の温度まで冷ませば完成です。

やかんで白湯を作るのは手間だな、と思う方は、電子レンジを使って作る方法がおすすめです。電子レンジを使う場合は、マグカップなどに水を入れて、600Wで1分半くらい温めます。あとは人肌程度の温度まで冷ませば完成です。

また、電子ポットを使って白湯を作る方法もかなり手軽でおすすめです。電子ポットを使う場合には、水を入れてスイッチを入れ、沸騰したらあとは人肌程度の温度まで冷ませば完成です。

水道水を使うときは15分以上沸騰させる

先ほどもご紹介したように、水道水には残留塩素(カルキ)が含まれていますし、沸騰させるとトリハロメタンが増えてしまいます。

そのため、水道水を使って白湯を作る場合には、必ず15分以上沸騰させるようにしましょう。電気ケトルや電気ポットなどは、15分間沸騰した状態をキープできないため、水道水で白湯を作る際には不向きといえます。

白湯は都度必要な分だけ作ることをおすすめしますが、手間も時間もかかりますよね。実は、その日の分だけであれば消毒したポットに入れたり、魔法瓶に入れたり、冷蔵庫に入れたりすることで保存することができます。

一度しっかり沸騰させておいたものを電気ケトルや電気ポットで温めなおして飲ませることもできますよ。

ウォーターサーバーなら手軽に作れる

忙しいママや白湯を作るのが面倒、というママにおすすめなものが、ウォーターサーバーです。ウォーターサーバーはほとんどの場合、軟水の天然水や、不純物や塩素などを徹底的に除去したRO水を使用しているため、沸騰させなくてもそのまま飲ませることができます。

そのため、ウォーターサーバーで白湯を作る場合は、お湯を人肌程度まで冷ませば完成です。ウォーターサーバーのお湯は沸騰させたお湯より温度が低いため、人肌まで冷ます時間が短く済み、手軽に白湯を作ることができます。

また、チャイルドロックがついているものや、タンク内を衛生的に保ってくれる自動クリーニング機能がついているものを選ぶと、小さな子がいても安心して使うことができますよ。

新生児に飲ませる白湯の量と注意点

最初は20ml程度から様子をみよう

新生児に白湯を飲ませる場合、白湯の味に慣れるところから始めます。まずは、スプーンひとさじくらいを口に含ませてみましょう。

白湯の味に慣れてきたら、1回20ml程度飲ませてみましょう。このとき、哺乳瓶を使って飲ませてくださいね。その後4カ月位までは20ml程度のまま量は増やさず、5カ月位くらいになったら離乳食の練習も兼ねて、スプーンで50ml程度飲ませるようにしましょう。

また、白湯を飲ませるタイミングですが、授乳前に飲ませると授乳量が減ってしまいますし、授乳後に飲ませようとするとお腹がいっぱいであまり飲んでくれません。そのため、お風呂上りや外出先で汗をかいたときなど、のどが渇いているタイミングで飲ませるとよいですよ。

母乳やミルクの妨げにならないようにする

最初にご紹介したとおり、新生児に白湯を飲ませるのは、

・赤ちゃんの脱水が心配なとき
・ミルクの間隔をあけたいとき
・薬を飲ませないといけないとき

でしたよね。

そのため、理由もなく白湯を飲ませることはあまりおすすめできません。また、授乳前に白湯を飲ませると、白湯でお腹がいっぱいになって、母乳やミルクを飲む量が減ってしまいます。そうすると結果的に栄養が足りなくなってしまうため、授乳時間を考慮しながら白湯を飲ませる必要があります。

再度の確認になりますが、白湯を飲ませる場合は、お風呂上りや外出先などで汗をかいたときや、のどが渇いているタイミングで、1回20ml程度を飲ませるようにしてくださいね。

白湯の飲み過ぎは消化器官の負担になる

実は白湯の飲み過ぎは消化器官に負担がかかり、下痢になってしまうことがあります。

というのも、白湯を飲ませ過ぎると、体の中の水分が過剰になってしまいます。そうすると消化器官内での処理が間に合わなくなり、体から外に出ていく水分が多く、下痢になってしまうのです。

また、体内に入った白湯は、時間の経過とともに温度が下がり、体が冷えてしまいます。体が冷えると腸が収縮して本来の働きをすることができなくなり、下痢や腹痛を起こしてしまうのです。

実は大人でも白湯を飲みすぎると消化器官に負担がかかり下痢をしてしまうことがあるようです。消化器官が未熟な赤ちゃんであれば、なおさらですよね。飲ませ過ぎには注意しましょう。

新生児が白湯を飲んでむせるときの対処法

哺乳瓶ではなくスプーンで飲ませる

白湯は母乳やミルクと比較してサラサラしているため、一度に多くの量が口の中に入り込みやすく、それを受け止めきれずにむせてしまうことがあります。そのため、新生児が白湯を飲んでむせるときは、口の中に入る量を調節してあげるようにしましょう。

まずは慣れるまで、哺乳瓶からスプーンに変えて飲ませるようにしましょう。スプーンで飲ませる場合は、一口飲ませてゴクンと飲み込んだら、次の一口を飲ませるようにすると、むせる心配はありませんよ。

そしてスプーンに慣れてきたら哺乳瓶で飲ませてみます。このとき、哺乳瓶の乳首の穴が大きいと、一度に多くの量が口の中に入り込んで、むせてしまいます。穴の小さいものを選ぶようにしましょう。

むせやすい体勢になっていないか確認する

赤ちゃんが寝ている状態や背中が丸まって猫背になった状態で白湯を飲ませると、呼吸がしにくくなり、むせやすくなってしまうことがあります。そのため、授乳するときと同じように、ある程度上体を起こした状態が白湯を飲ませるときの基本の体勢になります。

きちんと飲めているか気になり赤ちゃんを覗き込むようにすると、ママの姿勢が前かがみになってしまい、いつの間にか赤ちゃんが白湯を飲みづらい体勢になっていることがあります。白湯を飲ませるときは、ママは背もたれによりかかるようなリラックスした姿勢をとり、縦抱っこをするようにしましょう。

また、体調が悪く抱っこできない場合などは、赤ちゃんの頭を少し高くしてあげるとむせにくくなりますよ。

眠そうにしていないかチェックする

これは大人にもいえることですが、眠くてウトウトしている状態で水分が口の中に入ってくると、びっくりしてむせてしまいますよね。

特に新生児期は眠る時間が多いため、白湯を飲ませようとしたときや、白湯を飲ませている間にウトウトしてしまうことはよくあります。

しかし、脱水が心配だから、どうしても薬を飲ませないといけないから、と眠そうにしているときに白湯を飲ませるなどすると、白湯が勢いよく赤ちゃんの口の中に入ってむせてしまうことがあります。

ママがテレビなどを見ながら白湯を飲ませていると、いつの間にか眠ってしまっていることもあるため、赤ちゃんの様子をよく観察しながら白湯を飲ませるようにしてくださいね。
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