幼児期の外遊びの効果を知ろう!メリットや遊び方をご紹介。
みなさんは、毎日子どもとどんな遊びをしていますか?室内でゆったり遊ぶのもよいですが、外に出て思いきり体を動かすのも気持ちよいですね。幼児期に日の光を浴びて自然の中で外遊びをすることは、体力の向上だけではないさまざまなメリットがあるのです。今回はそんな外遊びの魅力についてご紹介します。
幼児期の外遊びは子どもの成長に効果あり!
脳の前頭前野を活性化し、集中力がつく
前頭前野は、ヒトの脳の中でも論理・思考を司り、計画を立てたり意思決定をしたりする役割をになっています。まさに脳の司令塔といえるでしょう。前頭前野がうまく働いていないと、やらなくてはいけないことがあってもほかのことに気がいってしまう、といったように集中力が低下してしまいます。
思いきり体を動かせる外遊びによって五感をフル活用すると、あらゆる神経が刺激を受けることにより、前頭前野も活性化されます。その結果、精神的に落ち着いて集中できるようになります。
外遊びをすることで様々な刺激を与えることは、脳を活性化し集中力をつけるためにも大事なことなのですね。
運動能力や体力の向上にいい効果がある
外遊びの魅力は、なんといっても自由な動きがたくさんできるという点です。同じ運動を繰り返すのではなく、レクリエーションとして様々な動きを楽しく行えるため、体を動かすことへの意欲も増します。
子ども同士で追いかけっこをしたり、鉄棒やすべり台に挑戦したり、木に登ったりと、こうした毎日の遊びが経験値となり運動能力を向上させ、体力がつくようになるのです。
自信やコミュニケーション能力がつく
子どもたち同士、外で一緒に遊ぶ中で様々なやり取りを行いコミュニケーション能力を高めていくことができます。公園の遊具などは、順番を守ってきちんと待つ必要があります。また、おもちゃを共有して遊ぶときは「貸して」「どうぞ」といったやり取りをしなければいけませんね。
がまんができずケンカになってしまうこともあるかと思いますが、子どもがどうすればよいの考え行動する経験を重ねることで、それが自信にもつながります。けがのないよう注意しつつ見守っていきましょう。
親子やお友達と楽しめる外遊びの種類は?
親子で楽しめる外遊びは?
また、追いかけっこも楽しいですよ。「待て待て」といいながらママが追いかけると、子どもは喜んで逃げます。子どもがママを追いかけるのもいいですね。ママが絶妙なタイミングで捕まってあげましょう。きっと子どもは大満足です。
遊具で遊ぶときは、けがをしないよう補助しながら遊ばせてあげましょう。まだ慣れていないすべり台やブランコなどで遊ぶときは、背中を手で支えあげれば、子どもは安心して楽しめます。
お友達同士で楽しめる外遊びは?
まだコミュニケーションがあいまいな年齢のときでも、見守っているとお友達同士でのやり取りや身振り手振りの会話が見られてほほえましく思いますね。
ある程度簡単な決まりが理解できるようであれば、できる外遊びはたくさんあります。とくに、かくれんぼや鬼ごっこは道具を使わなくても盛り上がりみんなで楽しめます。さらに年齢が上がれば、
●色鬼(鬼の出題した色に触っていればセーフ)
●高鬼(高いところに登っていればセーフ)
●氷鬼(鬼にタッチされたら動けなくなるが、味方にタッチされると動けるようになる)
など、ルールが複雑な鬼ごっこも楽しめますよ。
オリジナルの遊びを作ってみよう
また、自宅にあるペットボトルや牛乳パックなどを虫かごにしたり砂場道具として使ったりしても、遊びが広がっていきそうですよ。
草花を採集して葉っぱのお面や花かんむりを作ってファッションショーをするのも楽しそうですね。
夏場の水遊びは子どもたちも大喜びです。きれいに洗ったマヨネーズ容器などは、水鉄砲として遊ぶこともできますよ。
近所の公園をいくつか巡ってオリジナルのスタンプラリーをしてみるのもおもしろそうですね。
道具を使う外遊びのアイデアを紹介
道具を使った外遊びって何がある?
子どもが小さいうちはお気に入りのおもちゃを外へ持っていくだけでも楽しめると思いますが、三輪車やストライダー(ペダルのないミニバイク)などの乗り物も、室内とちがい外遊びの特別感がありおすすめです。後ろに取っ手のあるものは大人が後ろから押してあげることもできますよ。
年齢が上がりアクティブになってきたら、ボールやラケットなどのスポーツ用品やフリスビーなどで遊ぶこともできます。スポーツチャンバラといって、スポンジ素材でできた柔らかい刀で戦いごっこをするのも、ストレス発散になり気持ちよさそうですね。