岩盤浴で綺麗なママを目指そう!効果や効能と入浴中の注意点
岩盤浴と聞くと、汗をかくだけで簡単に綺麗になれるイメージですよね。「行きたいとは思うけど、実際に効果はあるの?」と疑問に思ったことはないですか。そんなママに、デトックス効果やダイエット効果、美肌効果をはじめとした岩盤浴の効果や効能をわかりやすく解説します。
岩盤浴で得られる効果や効能について
デトックス効果が得られる
岩盤浴床に敷き詰めた石を温めることで発生した遠赤外線が、体を中心から全体的に温めてくれることで、様々な効果が現れるのです。
代表的な効果として、デトックス効果が知られていますね。血液循環がよくなり老廃物が排出されるだけでなく、皮脂腺の分泌が活性化されニコチンや水銀など口から摂取した毒素の排出も促進されます。
また、岩盤浴ではマイナスイオン効果も得られ、細胞の活性化が期待できます。使用される石の種類によって効果が異なるといわれ、岩塩や溶岩石のほか、トルマリン、翡翠、アメジストといった宝石を使用している施設もあります。
毎回違う岩盤浴床に入って、効果の違いを検証してみるのも面白いですよ。
ダイエットにも効果的
とはいえ、岩盤浴は「たくさん汗をかくから痩せる」わけではありません。遠赤外線により全身が均一に温められることによって、新陳代謝が活発になります。新陳代謝が活発になると、食べたもののカロリーを消費しやすくなります。
また、女性に多い冷え性の改善も期待できます。体内の血液循環が滞っていることで冷え性が起こっていると、ダイエットをしようとしてもなかなか効果が見られません。
冷え性に悩んでいるママは特に、温熱効果で新陳代謝をあげて、痩せやすい体を作っていきたいですね。
肌にも抜群!美肌効果
皮脂腺の活動が活発化すると、皮膚の代謝が上昇し、新しい皮膚の膜(皮膜)ができます。皮膜は体が持っている水分を保湿する役割があります。体外毒素が排出されるのもあわさり、岩盤浴後はお肌が非常に綺麗になります。
緩やかな体温上昇による効果はほかにもあります。
じんわりと温まっていく体内では、「ヒートショックプロテイン(HSP)」と呼ばれる特殊なタンパク質が増加しています。HSPには傷ついた肌を修復する機能があり、皮膚のコラーゲン減少予防、シミ予防などアンチエイジングに効果があるといわれています。
効果を高める!おすすめの入り方
休憩をはさんで30分を2回に分けて入る
具体的には、うつ伏せを5〜10分、仰向きや横向きで10分、休憩5分の後は再びうつ伏せに戻って5〜10分、体勢を変え10分の計30分です。岩盤浴は中心から全体的に体を温めてくれるため、うつ伏せになって内臓の多いお腹側を最初に下にすることで、効率的に全身を温めることができます。
休憩に関しても注意点があります。
長く休憩しすぎると岩盤浴に入る前の体温に戻り、ふたたび入浴したときに温度差で体への負担が大きくなります。体温が下がりきらないよう、休憩は5分程度にしておきましょう。
入浴中は深呼吸を意識しよう
自律神経は体の活動(交感神経)と休息(副交感神経)を司る神経です。ストレスがたまると交感神経が優位になって疲れやすくなります。交感神経と副交感神経のバランスが取れると、効率的に体が温まるとともに、体も心もリラックスできるようになります。
岩盤浴中に深呼吸を心がけると、よりリラックス効果を得られます。高温・多湿の環境のため、最初は深呼吸がしにくいかもしれません。少しずつでよいので、鼻からゆっくりと吸って、口からゆっくり吐いてみましょう。
このとき腹筋を意識しながら、口をすぼめて細く長く息を吐くようにすると運動効果もあるため、一石二鳥になります。
入浴後はシャワーで洗い流さない方がよい
しかし、皮膜は非常にデリケートです。シャワーを直に当ててしまうと、新しい皮膜が洗い流されてしまいます。
そのため、タオルで汗を拭き取るだけにしておくのが、皮膜を守るためには最善です。一般的に汗臭いと感じるのは、アポクリン汗腺やエクリン汗腺から出る汗で、運動をしたときにかく汗がこれに当たります。
一方、岩盤浴でかくのは皮脂腺からの汗のため、汗臭さは感じません。シャワーを浴びないと気持ち悪いと感じる場合は、サッとシャワーを浴びる程度にしておきましょう。
岩盤浴に入る際に気をつけること
しっかりと水分補給をしよう
汗で水分が不足している状態で入浴し続けると、脱水を引き起こす可能性があります。喉が渇く感じがする時点で、すでに脱水状態となっています。
脱水状態になってから慌てて補給をしても、水分はすぐに体に吸収・循環されるわけではなく、腎臓にも負担をかけてしまいます。喉が渇いていなくても、定期的に少しずつ水分を補給することで脱水を予防しましょう。
定期的に水分補給を行うことで、効率的に汗をかいてデトックス効果を上昇させることができます。1回の岩盤浴で500〜800ml程度、水分補給するのが望ましいため、ペットボトル1本を飲みきることを目安にしてみるとよいでしょう。