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赤ちゃんの沐浴後に必要なケアとは?スムーズに行うための準備とコツ

赤ちゃんの沐浴後に必要なケアとは?スムーズに行うための準備とコツ

赤ちゃんの沐浴後のケアは大切だとよくいわれますが、はじめての育児であれば、どのようにケアをしていけばよいのか勝手がわからないですよね。今回は、沐浴後にはどんなケアがよいのか、水分補給は必要なのか、また沐浴から湯上がりまでをスムーズに済ませるためのコツについてご紹介します。

沐浴後に行うケアと流れを知っておこう

ローションなどで全身のスキンケアをする

新生児の肌を清潔に保ったり、おむつかぶれや湿疹、あせもなどの肌トラブルを防いだりする上で欠かせないのが、毎日の沐浴です。

沐浴はきれいに洗ったら終わりではなく、沐浴後に赤ちゃんの身体が乾燥しないようにスキンケアをしっかり行い、服を着せるところまでが一連の流れになります。

「赤ちゃんの肌ってスベスベしているのに、保湿が必要なの?」と疑問に思うママもいるかもしれませんが、赤ちゃんの表皮は大人の半分ほどの薄さしかないため、すぐに乾燥してしまうという特徴があるのです。

肌に潤いをあたえるベビーオイル、軽いつけ心地のベビーローション、保湿効果が高いベビークリームなどの中から赤ちゃんの肌に応じたものを使用し、毎日欠かさずスキンケアをしていきましょう。

耳のケアやおへその消毒をする

沐浴後に保湿をしておむつをつけたら、次は耳やおへそなどの細かい部分の消毒をしていきます。

まず、耳の中やおへそに残っている水分は、綿棒を使ってやさしく拭き取っていきます。垢やよごれが気になるときはベビーオイルを綿棒に塗って行いますが、ゴシゴシこすると粘膜を傷つけてしまう恐れがあるので注意しましょう。

また、へその緒が取れていない間は雑菌の侵入を防ぐために、沐浴後に毎日消毒をする必要があります。乾燥したへその緒をやさしく持ち上げ、へその緒とおへその間のジュクジュクとした部分を、消毒液をつけた綿棒でやさしく消毒します。乾いたらガーゼで覆っておきましょう。へその緒が取れてもしばらくはジュクジュクしているので、その間は沐浴後のケアを続けてくださいね。

必要に応じて水分補給をする

一昔前までは、「沐浴後の赤ちゃんには白湯を飲ませて水分補給をするとよい」といわれてました。祖父母世代からそのようなアドバイスを受け、白湯を飲ませた方がよいのか悩んだママは多いでしょう。

しかし現代では、赤ちゃんはふだんから母乳やミルクで栄養や水分を補給しているので、お風呂上がりも同様に、白湯ではなく飲み慣れている母乳やミルクでの水分補給がよいと考えられるようになりました。

「そもそも沐浴後に水分補給が必要なの?」と疑問に思うママもいるかもしれませんが、沐浴はママが思う以上に赤ちゃんの体力を使うものです。汗をかくことによって体内の水分も不足しがちになるので、脱水症状を防ぐためにも、赤ちゃんがほしがるのであれば授乳で水分補給を行いましょう。

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沐浴にかける時間とスムーズに行うコツ

10分前後で沐浴を済ませるとベター

新生児は新陳代謝が活発で汗をかきやすく、うんちやおしっこの回数も多いものです。肌荒れやおむつかぶれを防いだり、母乳やミルクの吐き戻しなどのよごれをきれいにしたりするためにも、一日一度は沐浴をしましょう。

とはいえ、産院で沐浴指導を受けていたとしても、いざ沐浴するとなると緊張しますよね。とくにママ一人で入れなければならない場合、ベビーバスの準備から赤ちゃんの着替えまでを手早く用意する必要があるため、バタバタと大忙しになります。

また、体温調節機能が未熟な赤ちゃんは、すぐにのぼせてしまうので長風呂はNGです。お湯に浸かる時間は5分ほど、全体でも10分前後が適切ですね。空腹時や授乳直後以外の日中の暖かい時間帯を選び、手際よく行いましょう。

バスタオルや着替えなどをあらかじめ用意

赤ちゃんは大人以上に風邪をひきやすいものです。はだかにしたまま準備に手間取ったり、沐浴後に湯冷めさせてしまったりすることがないよう、沐浴前後に必要な以下のものはあらかじめ準備しておくことが大切です。

・ベビーバス
・湯温計
・ガーゼハンカチ
・沐浴布
・沐浴料またはベビー石鹸
・バスタオル
・保湿剤、綿棒
・服、オムツ、予備のオムツ

そのほか、赤ちゃんの顔洗い用に洗面器にお湯を入れておいたり、秋冬には浴室や脱衣所が寒くならないように暖房をつけておいたりすることも必要ですね。

沐浴後の赤ちゃんの服はあらかじめボタンや紐を解いて広げ、ベビーウェアに肌着を重ねて袖を通しておくと着せやすくなります。オムツも広げてセットしておくとよりスムーズですよ。

お風呂マットなどの便利グッズを活用

首のすわらない赤ちゃんはぐにゃぐにゃしているため、沐浴中は首や体を支えるだけでも大変です。以下のような便利グッズを活用し、少しでも負担を減らすようにしましょう。

・ベビー用お風呂マット
クッション性のある素材でできたお風呂用のマットです。赤ちゃんをそこに寝かせれば、首まわりや脇の下、太もものつけ根などの洗いにくい部分までしっかり洗うことができます。

・シャワーフック
沐浴中はシャワーが低い位置にある方がなにかと便利です。吸盤式のシャワーフックを活用し、サッと取れる位置にシャワーを取りつけましょう。

・泡タイプのベビーソープ
ポンプ式の泡石鹸であれば片手で簡単に石鹸を出すことができるので、液体タイプや固形石鹸タイプよりも使い勝手がよいですよ。

沐浴後は赤ちゃんとのふれあいタイム

体調や全身の様子をチェックするチャンス

沐浴後は赤ちゃんの様子を観察する絶好のチャンスです。ふだんは見えにくい背中や脇の下なども、肌荒れや湿疹がないかを確認できますね。赤ちゃんが湯冷めしないうちに、以下の箇所も手早くチェックしていきましょう。

・耳や鼻
耳や鼻に綿棒を浅く入れて水分やよごれを取ります。深く入れると出血する恐れがあるので注意しましょう。

・おしり
毎日何度もうんちでよごれるおしりはおむつかぶれを起こしやすいので、低刺激のベビーオイルなどで保湿をしましょう。

・おへそ
おへそから出血している場合、少量ですぐに止まるようであればていねいに消毒して様子を見ます。出血が止まらない、赤ちゃんの機嫌が悪いなどの場合は、かかりつけ医に相談してくださいね。
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