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マタニティ時期の葬式参列。喪服準備と参列時のマナーや注意点

マタニティ時期の葬式参列。喪服準備と参列時のマナーや注意点

地域によってルールがあるのでそれに従おう

冠婚葬祭のマナー的にはNGではありませんが、地域によっては風習やルールがあります。遺骨を拾ってはいけない、故人に触れてはいけない、火葬場に行ってはいけないなど様々です。妊婦さんは参列自体が好ましくないという地域もあります。

慣れ親しんだ土地以外の地域での葬儀の場合は、事前にルールを確認しておくことが安心です。

たかが迷信、たかがルールと思うことなかれです。これは故人との関係やご自身がお別れをしたいという意思とは関係なく、その地域で大切に守られているものです。迷信といえど、理由もなく言い伝えられているわけではないと思われます。

身内の方に妊娠していることを伝え、参列の可否を確認し、身内の方の心境に寄り添うことが大切です。

かかりつけの医師に相談しておこう

参列が可能といっても、やはり優先してほしいのはご自身の体調と赤ちゃんの状態です。近所での葬儀の場合は健診で問題がなければ、体調を見ながら参列してもよいでしょう。しかし遠方で飛行機や新幹線に乗らなくてはいけない場合は、事前に医師に相談したほうが安心です。

親しい人の訃報の場合は気が動転してしまうかもしれません。ママがパニックで普段と違う様子になると、お腹の赤ちゃんも驚いてお腹の張りなどに繋がることもあります。母子手帳は必ず持参し、斎場から一番近い産婦人科がある病院を探しておくと安心ですね。

行く前に相談するママはとても多いのですが、疲労が出ていることもあるため、可能であれば帰ってきてからも受診すると安心ですよ。

マタニティ時期に気になる葬式の時間

一般参列の場合は約1~2時間

一般参列の場合、自分がお焼香をするとき以外はほとんど座っているのであまり疲れることはないかもしれませんが、時間が長すぎるのは体調がよいときでも不安になりますよね。

お葬式の時間は故人の宗派や参列者の人数によって多少の違いはありますが、受付が終わってから一般参列者が参加する葬儀終了まで約1~2時間です。お葬式の規模によってはより短くなることもあります。「1~2時間程度なら大丈夫そう」「慣れない場所で1時間は難しいかも」など、人によって判断は違うと思います。

何時間あるものなのか分からないと不安になりますが、ある程度の時間を知っておくことで安心感に繋がりますよね。ご遺族や親族の場合は、全体で5~6時間程度かかるのが一般的です。

葬式当日のスケジュールを把握しておこう

お葬式の途中で気分が悪くなってきて、途中で席を立つことは問題ありませんが、目立たないようにしたいものですよね。スケジュールを把握しておくと目立ちにくいタイミングで席を外すことができるでしょう。

お葬式の大まかなスケジュールは、僧侶入場、読経、お焼香、僧侶退場、弔電、喪主の挨拶と続いて閉式です。

例えば、「僧侶の読経が終わってから」「自分のお焼香が終わってから」など、一区切りついたタイミングまで待って少し抜け出すとよいでしょう。お焼香が始まると、自分の順番やお焼香の作法が気になっている方も多く、それほど周りを気にかけてはいないものです。

お葬式の最後には喪主の挨拶があります。もし途中で席を外すことがあっても、そのときまでには戻りたいですね。

時間に余裕を持って参列しよう

お葬式は突然のことで色々と準備が忙しく焦るかと思いますが、受付時間のギリギリに着いたり遅刻してしまったりすると、ご遺族への負担となるだけでなく、焦る気持ちがママの体調に影響しないともいえません。

葬式の受付時間はゆとりが持たれています。一般参列者は30分前ぐらいに行くのがマナーですが、やや早めに行って受付を済ませておくと安心です。

施設内で待っている間に、通路やトイレの場所を確認しておくとよいでしょう。また、気分が悪くなったときにいつでも式場の外へ出られるように、通路側の席を選ぶことをおすすめします。ご遺族や親族に限らず、一般参列の場合も基本的に席順が決まっていますので、早めに相談しておきましょう。

まとめ

意識して休んでいても、お葬式は心身ともに疲れるものです。マタニティ時期は気をつけて生活していても、気がつかないうちに状況が変わってしまうことが往々にしてあります。「立ちっぱなし」「動きっぱなし」などの目に見えるものは、意識して気をつけがちです。しかし「座りっぱなし」「冷え」「ストレス」などの目に見えないものは周囲からは気づかれにくく、また自身でも気がつきにくいものです。

控室に休める場所を確保したり、ブランケットや靴下など冷え対策グッズを用意したりして、故人の冥福を祈りましょう。
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