下の子へのやきもちが心配な年子!上の子への接し方や年子育児のコツ
子ども年齢が一つ違いの年子は「子ども同士のライバル意識が強い」といわれます。下の子を妊娠中のママや年子育児中のママは、下の子のお世話をするときに上の子がやきもちを焼かないか心配ということも多いのではないでしょうか。今回は上の子への接し方や年子育児のコツを紹介します。
やきもちを焼く上の子への接し方とは
下の子のことを受け入れられる言葉がけを
妊娠や出産が身近ではない乳幼児にとって、下の子の誕生は知らない人が突然家族に加わったようなものです。下の子がいることに強い不安を感じ、ママを独占していないと安心できません。
下の子のことを受け入れている上の子のやきもちは、上の子を優先することで解決できることがほとんどです。しかし、上の子を優先してもやきもちが治まらないときは下の子を受け入れられていないのかもしれません。
上の子を優先するだけではなく、下の子のことを受け入れられる言葉がけをしましょう。妊娠中に絵本などを使って家族は増えることを伝えておくのもよいかもしれません。
必要以上に「上の子」と意識しない
確かに、きょうだいという関係から見ると上の子は「お兄ちゃん・お姉ちゃん」ですが、年齢だけで考えるとほんの数カ月前まで赤ちゃんだった子どもです。ママに甘えたがるのは自然なことではないでしょうか。
「上の子」という意識が強すぎると子どもの年齢や発達以上の能力を期待しがちです。過剰な期待はプレッシャーになるだけではなく、「ママは下の子にだけ甘い」という不公平感ややきもちの原因になります。
下の子が生まれても「上の子」と意識するのではなく、その年齢の子どもとして見るようにしましょう。
ママを独占できる時間を作ろう
しかし、ママを独占していた期間が長い上の子にとって、ママを独占できなくなることは大きな損失体験です。「ママを取られた」と感じるのは仕方ないことなのではないでしょうか。
この気持ちが強いと過剰に甘えたがるだけではなく下の子を邪険にすることがあります。言葉をうまく話せない年ごろの子どもであれば叩いたりつねったりするかもしれません。
下の子が寝ている間は上の子とたっぷり遊んだり、パパに下の子を預けて上の子と出かけたりしましょう。ママを独占できる時間を作ることでママの愛情を伝えてくださいね。
年子育児を乗り切るための割り切りポイント
下の子は泣いている時間が長くなることも
下の子が泣いているときも、できるかぎり上の子を優先してください。ウンチをしたときや怪我などが理由で泣いているときは下の子を優先する必要がありますが、それ以外のときは「赤ちゃんは泣くものだ」と考えておきましょう。
ただし、そのまま放っておくと下の子が不安を感じてしまいますので、「ちょっと待ってね」などと声をかけてください。
神経質な赤ちゃんは泣いている時間が長くなるかもしれません。泣かせることに罪悪感を覚えるママも多いでしょうが、「下の子は泣かせて育てるもの」と割り切っておくとよいでしょう。
服やおもちゃのダブル購入
また、1歳差であれば体格の差が少ないため服の取り合いが起こることもあります。特に女の子同士は服やヘアアクセサリーなどを巡ってケンカになることも多いようです。
おもちゃや服の取り合いが激しいというときは、同じものを二つ同時に購入するとよいでしょう。経済的な負担は大きくなりますがケンカを防ぐことができますよ。
また、2人分を同時に買うことで「自分のものはお下がりばかり」という下の子の不公平感を減らすことができます。年子育児ではどの子どもも同じように大切に思っているという気持ちを伝えることが重要です。
家事は罪悪感を持たず手抜きや時短で
例えば、洗濯物の量が少ないのであれば回数を1日1回から2日に1回に減らしてもよいでしょう。節水にもなって一石二鳥ですね。
また、乾いた洗濯物は「たたむ収納」からハンガーのままかけて収納する方法に変えると時短になります。衣類にシワや折り目がつきにくく、衣類のコーディネートがしやすくなるのもメリットです。
手抜きというと「よくないこと」というイメージがあるかもしれませんが、罪悪感を持つ必要はありません。合理的だったりメリットがあったりすることも多いので色々試してくださいね。
大変だけれどメリットも多い年子育児!
共通の遊びやおもちゃで楽しむことができる
子どもを連れてレジャーなどに行く場合、子どもの年齢が離れていると遊び方や楽しみ方が違うため両方を満足させられないかもしれません。子ども同士の感覚が近い年子なら連れて行く場所に困りにくくなりますね。
また、見たいテレビ番組やDVDの意見が合いやすいためチャンネル争いも起こりにくいのではないでしょうか。
子どもが成長してきょうだいで遊ぶようになると家事などがしやすくなります。赤ちゃんのころは負担が大きい年子育児ですが幼児期に入ると楽になったと感じることが多いようです。