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妊娠中も夫婦仲良く過ごすには?夫婦の心の変化と気をつけたいこと

妊娠中も夫婦仲良く過ごすには?夫婦の心の変化と気をつけたいこと

妊娠・出産を経て、ママを取り巻く環境は大きく変わります。普段の生活はもちろん、「夫と妻」だけでなく「パパとママ」としての役割が付加されるため、夫婦仲も大なり小なり変化しますよね。今回の記事では、妊娠中にパパとママに訪れる心の変化と、夫婦仲良く過ごすための秘訣についてご紹介していきます。

妊娠がパパとママにもたらす変化とは

妊娠前とは体型が大きく変わるママ

新しい命を授かったママは、十月十日の間に、赤ちゃんを産むための体へと変化していきます。モデルのようにスレンダーなママであっても、妊娠中に体型が変化する事実は変わりませんよね。

肉づきがよくなる以外にも、体毛が濃くなったり、胸元からお腹にかけて青く静脈が浮いてきたり、妊娠線ができたりと、外見的に変わる点は多くあります。妊娠・出産を経て、妊娠前とはまるで違っていく自分の身体に、女性としての自信をなくしてしまうママもいるでしょう。

「愛しいパパには今の身体を見られたくない」と思う女心は分かりますが、極端に素っけなくなるなど大きく態度が変わってしまうと、パパとの関係がギクシャクしてしまうかもしれません。

ホルモンの影響で精神的に不安定に

妊娠中のママの身体には、目に見える変化だけでなく、内面的にも大きな変化が生じています。

最大の変化が、ホルモンバランスの変化。ホルモンのバランスが変化していくことで、子宮で赤ちゃんを育んでいくための環境を整えたり、出産しやすいように関節が緩んだり、母乳が出たりするのです。

妊娠から出産にかけてホルモンのバランスが変化していくため、ママは精神的にも不安定になりやすくなります。月経のときに気分の浮き沈みが激しくなることがありますが、それがずっと続くような感覚と似ているでしょう。

ささいなことでもイライラして、パパと喧嘩をすることが増えたというママは、自分の今の状態をパパに伝えることで相互理解を深めていけるとよいですね。

パパにもさまざまな気持ちの変化が

つわりなどの体調変化を経て、徐々に心構えができていくママとは違い、パパの父性が芽生えるのは実際に赤ちゃんと対面してからだといいます。そのため、「これから自分が家族を守っていかなければ」とプレッシャーや焦りを強く感じるパパもいます。

特に真面目なパパ、完璧主義なパパは「パタニティブルー」という、女性のマタニティブルーに似た状態になりやすいといわれています。「もしやパタニティブルーかな?」と思ったら、一緒に両親学級に行くなどしてパパの気持ちを和らげてあげるとよいでしょう。

また、妊娠期間はパパが浮気しやすい時期でもあります。夫婦のスキンシップが減りがちになる上、つわりなどで家事ができずだらしなく見えてしまうことなども原因のようです。

妊娠中に夫婦で楽しく過ごすアイデア

赤ちゃんの名前を一緒に決める

妊娠中に夫婦仲がギクシャクしてしまうと、産後、赤ちゃんのお世話で多忙になったときにパパとの関係が悪化することも考えられます。産後も仲良く過ごすためには、妊娠中を夫婦で楽しく過ごすことがとても重要です。

そのためのアイデアの一つとして、パパと一緒に赤ちゃんの名前を考える時間を設けてみるのもよいですね。

夫婦揃った休日に、美味しいお菓子をつまみながら赤ちゃんの名前を考える時間は、きっと素敵な思い出になるでしょう。正式な名前を考えるのはもちろん、妊娠中に使う「胎児ネーム」をつけるのも、赤ちゃんへの愛情を深めるきっかけになりますよ。

妊娠後期になると「早く名前を決めなきゃ!」と焦ってしまうこともあるので、余裕のある妊娠中期ごろに考えておくとよいですよ。

夫婦で一緒にマタニティフォトを撮る

マタニティフォトというと、ママが大きくなったお腹の記録を残すというイメージが強いですが、最近では「初めての家族写真」として、パパも一緒に写真を撮るケースが増えてきています。パパも一緒に撮影することで、我が子の成長を実感できる機会にもなりますよ。

しかし、「マタニティフォトはいつごろ撮るのがよいの?」と悩むママも多いのではないでしょうか。わざわざパパと予定を合わせたのに、当日に体調が悪くなってしまっては悲しいですよね。

妊娠初期〜中期では体調がよくてもお腹のふくらみが分かりにくい場合がある一方、臨月近くになってくると体調面での不安が大きくなってきます。そのため、安定期に入ってから、お腹のふくらみ具合をチェックしながら日取りを決定するのがよいでしょう。

二人だけの思い出づくりに出かける

妊娠中に夫婦で楽しく過ごすために、特におすすめなのが、夫婦二人だけでのお出かけです。産後はなかなかデートにも行けないので、行きたいところややりたいことがあるのならば、妊娠中に思う存分やっておくとよいですよ。

人気のカフェ・レストランや、おしゃれなバーなど子連れでは行きにくい飲食店を巡ったり、映画館デートに行ったりするのも素敵ですね。少し足を伸ばして旅行に出かけてみてもよいでしょう。

とはいえ、妊娠中の海外旅行はリスクが非常に高いため、できれば国内旅行にしておくのが安全です。飛行機での移動は、国内旅行であっても身重の身体には負担が大きいので、安定期に入ってから主治医に許可を得た上で、航空会社へも妊娠の事実を伝えておくようにしましょう。

よい夫婦仲を保つために大切なこと

出産や子育てについて夫婦で学ぶ

産後も仲のよい夫婦でいるためには、妊娠中の思い出作り以外にも、できることはたくさんあります。

というのも、産後に夫婦仲が悪化する一因には、夫婦間での「出産・子育てに関する認識の違い」が挙げられるからです。女性に比べて男性は子育てに関する知識を得る機会が少ないため、ママほど真剣に子育てについて考えないパパがいる現状も仕方ないのかもしれません。

そのため、妊娠中に子育てについて夫婦で学ぶ機会を持って夫婦間の認識の違いを埋めておくと、産後になって不満が爆発してしまうリスクを減らすことができます。

パパと両親学級に参加したり、一緒に妊婦健診に行ったりするのはもちろん、一緒に育児情報誌を見て理想の育児について語り合ってみるのもよいですね。
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