魔の2歳児期はストレスとの勝負!対処法とストレス発散法を紹介
可愛い赤ちゃんだった我が子が、2歳になるころから反抗的な態度を取るようになり、戸惑っているというママも少なくないでしょう。なんでもかんでも「イヤイヤ!」と泣き叫ぶ「魔の2歳児」になるのはなぜなのでしょうか。2歳児の心の成長を知り、ストレスのかかる時期を乗り越えていきましょう。
魔の2歳児の子どもの気持ちを理解しよう
自我の芽生えは成長した証拠
「自我」とは「自分が自分である」ことをいいます。赤ちゃんのころはママと一心同体といってもよいほど、ママに頼り切りですよね。しかし、1歳半を過ぎて自由に歩き回れるようになると、自分の興味のあるものを自分で確認しに行くことができるようになります。
自分でできることが増えてくると、「自分はママとは違う存在なんだ」と気づき始めます。この過程で自分の意思を周りに伝えようと発散する状態が「自我の芽生え」であり、「イヤイヤ」なのです。
なんでも自分でやりたい自己主張
イヤイヤ期の大きな特徴として、「自分でやりたいけれどうまくできない」ということがあげられるでしょう。ママが手伝おうとすると「自分でやる!」と怒って、なかなか先に進まないということもよくありますね。
ママはストレスになるかもしれませんが、とても大切な発達段階なので、焦らず怒らず、おおらかな気持ちで子どもの自己主張を見守るように心がけてみてください。「子どもが一生懸命に自己主張をしているんだ」と思うと、大変な状況さえも愛おしく感じるかもしれませんよ。
うまく伝えられないもどかしさ
とはいえ自分の言いたいことをうまく伝えられるわけではないので、もどかしさから機嫌が悪くなったり、イヤイヤしたりすることになるのです。言葉の成長とともに意思疎通ができるようになれば、徐々にイヤイヤや癇癪(かんしゃく)は収まっていきます。
子ども自身はやみくもに「イヤイヤ」しているわけではありません。子どもの中で譲れない何かがあるのです。それをママに理解してもらえないストレスが「イヤイヤ」となって表れているともいえるでしょう。
ストレスに打ち勝つ魔の2歳児の対処法
否定したり怒ったりするのは逆効果
しかし「あれもイヤ、これもイヤ」といった状況が毎日続くと、さすがのママでもストレスが溜まります。イライラした気持ちのまま子どもの主張を否定したり怒ったりするのは、逆効果になることも多いので注意が必要です。
怒りに任せて感情的に「怒る」のではなく、冷静に子どもの未来を思って「叱る」ようにするとよいですよ。ママが落ち着いて、子どもの気持ちを受け止めることから始めてみてください。叱ったり注意したりするのは、子どもも落ち着きを取り戻してからにしましょう。
褒められることで自分の行動を見直す
ママはそれらを見逃さずに、見つけたらその場ですぐに褒めてみてください。「お店で静かにしていられたね」「ママがお料理している間、ひとりで待っていてくれたね」など、どんな些細なことでも構いません。
できなかったことを叱られるよりも、できたときに褒められた方が後々の子どもの行動に差が出るのです。子どもはママに褒められた、認められた、という嬉しさから、次の行動を見直すようになるでしょう。
子どもの気持ちを言語化し寄り添う
何かを訴えようとしたときに、うまく伝えられないもどかしさから癇癪を起こすことも多いですね。そんなときは「何?どうしたの?」と質問攻めにするのではなく、子どもの気持ちを察して「できなくて悔しいね」「これが欲しいんだよね」などと言語化して寄り添うようにするとよいですよ。
それでもイヤイヤが収まらなければ、「イヤだよね、わかるよ」と「イヤ」という気持ち自体に共感してみてください。子どもは「ママがわかってくれた」と感じて、次第に落ち着きを取り戻していくでしょう。
魔の2歳児に疲れたらストレスを発散しよう
パパや周りに頼ってひとりの時間を持とう
まずはパパや周りに頼って、ママひとりの時間を持つようにしてみましょう。子育て中のママがひとりの時間を持つことは大切です。ママの気持ちに余裕ができれば、子どものイヤイヤにも気長につき合うことができるでしょう。
パパや両親に頼れなければ、保育園の一時預かりや、地域の育児サポートなどを利用するのもよいですよ。ママがニコニコしていることが子どもの心の安定にもつながると思って、積極的に休息時間を取るようにしましょう。