黄昏泣きを英語ではコリックという。赤ちゃんが安心できる対処方法は
黄昏泣きは英語でもコリックという名前がついているくらい、世界中の赤ちゃんに共通するものです。赤ちゃんだから仕方がないと分かっていても、毎日のように泣かれるとママは疲れてしまいますよね。ここでは、考えられるコリックの原因や、ママの上手な対応の方法などをご紹介します。
黄昏泣きが起こる期間と原因とは
主に日本語では黄昏泣き、英語ではコリック
突然泣き始める以外にも、長時間泣き続けることがあります。赤ちゃんの様子は、顔が赤く染まっている、口周りは白っぽい、お腹には力が入っている、拳を握りしめている、脚は引きつっているなど、米国小児科学会が発表しているサイトでは、コリックについてこのような説明書きがされています。
理由が分からない赤ちゃんの黄昏泣きの悩みは、世界中のママに共通するものなのですね。防ぐことは難しいので、上手に対応していきましょう。
黄昏泣きで見られる泣き方の症状
・毎日、または定期的に起こり、あやしても泣きやまない
・さっきまではご機嫌だったのに、急に大泣きする
・泣き始めたら、何時間も泣き続ける日もある
・顔を真っ赤にしてギャン泣きする
・全身に力が入って、怒っているような泣き方をする
このように赤ちゃんによっても少し違いはありますが、お腹が空いている、暑いなどの欲求や不快を訴えるために泣くのとは違い、ママがあやしても泣きやまない特徴があるようです。
考えられる黄昏泣きの原因
・お腹にガスが溜まっているが、おならが上手に出せない
赤ちゃんは腸の動きが未熟なため、お腹にガスが溜まりやすいです。お腹にガスが溜まって気持ちが悪い、お腹が痛いなどの理由で泣いている可能性も考えられますよ。
・赤ちゃんの個性
赤ちゃんによってあまり泣かない子、すぐに泣く子など、性格は違いますよね。理由もないのに泣くことも赤ちゃんにはあるので、個性として受け止めることも大切でしょう。
本当に黄昏泣き?まずはママができることを
赤ちゃんがしてほしいことを探ろう
おむつが汚れている、お腹が空いた、眠たいから抱っこしてほしい、背中が暑い、寝心地が悪い、遊んでほしい、寒い、服が汗で湿って気持ち悪いなど、赤ちゃんは泣くことでママに気持ちを伝えていますよね。まずは不快なところがないか、赤ちゃんを観察しましょう。
じっくり様子を見ると、ちょっとした表情の違いなどで欲求が分かることもありますよ。
抱っこをして安心できるようにしよう
赤ちゃんが泣いたときは、一度家事の手を止めて抱っこするとよいですよ。ママと密着するだけでも赤ちゃんの心は落ち着くので、ピタッと泣きやんでご機嫌になることがあります。
抱っこ紐を活用して家事をする、赤ちゃんから見える位置で家事をする、家事をしているときも赤ちゃんに話しかけるなど、赤ちゃんを不安にさせないような工夫をしながら、家事をうまく両立できるとよいですね。
いつもと様子が違うようなら受診を
泣き方や表情だけでなく、うんちやおしっこがしっかり出ているか、母乳やミルクを飲んでいるか、ぐっすり寝ているか、元気に動いているか、ママの声に反応しているかなど、赤ちゃんの健康状態を見ておきましょう。赤ちゃんは抵抗力が弱いため、細菌やウイルスなどに感染すると症状が重くなる危険性があります。
早めに受診して治療することが重要なので、いつもと様子が違うと思ったときは病院に相談することも考えましょう。
黄昏泣きで大泣きするときの対処方法
気分を変えられるように促すことが効果的
赤ちゃんだけでなくママの気分も変えられるように、色々と工夫してみましょう。たとえば、お風呂に一緒に入るのもよいですよ。温かいお湯に浸かると心もリラックスできるため、赤ちゃんがご機嫌になることもあります。
ほかにも、ベランダに出て外の空気にふれる、赤ちゃんが好きな童謡を流す、歌を歌うなど、赤ちゃんと一緒に気分転換をしてみましょう。