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幼児期の学びは遊ぶことで得られる!親子で楽しむ方法と注意点

幼児期の学びは遊ぶことで得られる!親子で楽しむ方法と注意点

幼児期の学びというと、ついお勉強やお稽古ごとをイメージしてしまうかもしれません。しかし、実は遊びの中から得られるものこそが、幼児期に大切な学びそのものなのです。この記事では子どもの学びにつながる親子の遊びを紹介するとともに、親が気をつけるべきポイントをお知らせします。

幼児期に身につけたい学ぶ力とは?

興味を持ったことに自分から関わる力

保育所保育指針や幼稚園教育要領には、小学校就学までに身につけておきたい力が定められており、それをもとに日々の保育、教育が実施されています。一般に、幼児期に身につけたい学ぶ力は大きく分けて三つあります。

一つ目は「興味を持ったことに自分から関わる力」です。これは「自主性」「積極性」ともいわれる力のことです。子ども自身がやりたいことを見つけ、集団の場では積極的に立候補してほしいと願うママもいますよね。

子どもは楽しそう、自分にとって価値があると感じる活動には自ら関わろうとします。「やりたい」と思える経験が多いほど、主体的に行動する力が高まります。幼児期には「やらせる」のではなく、子どもの「やりたい」という気持ちを大切にしましょう。

自分の考えを言葉で伝える力

3歳ごろになると、他者への関心が見られるようになります。自己中心的な様子も少なくなり、少しづつ相手を思いやる姿も見られるようになるでしょう。そして、4、5歳ごろになると、自分と他者とは違う考えがあることがわかり、自分の考えを相手に主張することができるようになります。

このように「自分の考えを自分の言葉で伝える力」も幼児期の間に身につけることが求められます。最初はママや保育者など、周りの大人に自分の気持ちを代弁してもらうことの多かった子どもも、徐々に自分の言葉で伝えることができるようになります。

また、相手の話を最後まで聞く力も合わせて身につけておきたいものです。この力はコミュニケーション能力ともいえますね。

文字や数、量を利用する力

小学校に入れば、「国語」「算数」「生活」など、様々な教科の授業が始まります。その準備として、幼児期には「文字や数、量を利用する力」を身につけておく必要があります。

ひらがなの読み書きができなかった、数字と数が一致していなかったりすると、小学校での授業が難しく感じ、楽しくないと勉強に拒否反応を示すようになることもあるでしょう。小学校での授業がより楽しく、今までの発展とした学びになるよう、幼児期には学びの土台作りをしっかりとしておきたいものです。

ですが、これらの力は小学校の授業で勉強から学ぶ必要はありません。幼児期では様々な遊びから学ぶことができます。次の章では、遊びの中からどのような学びがあるのかを解説します。

遊びからどんな学びがあるのか知ろう!

好きな遊びを見つけ、遊ベること自体が学び

赤ちゃんのころは、パパやママが「これで遊ぶ?」「あれで遊びたいの?」とおもちゃを見せ、遊びを提供していたのではないでしょうか。ところが、大きくなってくると、自分で「これで遊びたい」と表現するようになりますよね。

やりたい遊びを見つけ、自らおもちゃを取りに行ったり、遊具へ向かって行ったりできるようになるということは、「自分の意思を表現すること」を学んだということといえるでしょう。ほかのお友だちとの関わりが出てくると、お互いの思いが衝突することもあります。好きな遊びをするために「社会性」や「自制心」を身につけていくことでしょう。

「好きな遊びを見つけて遊べる」ということ自体が、子どもが様々なことを学んだ成果というわけです。

人生が豊かになる想像する力

「海底二万マイル」の作者J・ヴェルヌの言葉に「人間が想像できることは人間が必ず実現できる」というものがあります。「想像する力」は、何かを作り上げたりやり遂げたりする土台になるのですね。

子どもは遊びを通してその土台を育んでいきます。砂や粘土、ブロックや積み木などから、思い描いたものを形にしていく遊びなどがそうですね。

また、何かを別のものに見立てた遊びやヒーローなどになりきる遊びもそうです。ごっこ遊びでは、別の人の立場や気持ちを想像する力も磨かれていきます。

子どもは何もないところでも想像力を働かせて新しい遊びを作り出していきますよね。遊びを通して育まれた「想像する力」は、人生を豊かなものにしてくれるかもしれません。

人とコミュニケーションをとる力

小さな子どもは、物の貸し借りや順番を守ることから、お友だちとのつき合い方や譲り合いを学び始めますよね。

3~4歳くらいになると、簡単なルールのある遊びができるようになってきます。みんながルールを守るからこそ遊びが成り立つという体験から、ルールを守るという社会生活の基本を学んでいくのです。

4~5歳くらいになると、お友だちとのケンカを通じて「どうすれば仲直りできるか」「どうしたらケンカにならないか」を考えられるようになってきます。また、自分たちで「こうやってみよう」などと意見を出し合いながら遊びを発展させることもできるようになってきます。

お友だちとの遊びは、人とのコミュニケーションを学ぶ大切な場になっているのです。

学びにつながる!親子で楽しめる方法は?

公園や散歩に出かけ、自然物を収集しよう

様々な面での学びや発見のある遊び。親子で遊ぶときには、ぜひ外遊びに出かけましょう。公園や広場に行ったら、子どもの興味のおもむくまま遊んでみましょうね。

外で走り回ったり、遊具で思いっきり体を動かすことが心身の発達に効果抜群なのはよく知られています。それだけでなく、自然には子どもの好奇心をくすぐるものがいっぱい。公園で虫を探したり、きれいな葉っぱや石、木の実などの自然物を集めたりすることも、子どもの発達によい効果がもたらされるのだそうです。

宝探しのようなわくわく感を味わいながら五感をフル活用。知らないものを見つけたら図鑑で調べてみてもよいですね。実体験を通して学んだことは、子どもの成長の糧になっていくことでしょう。
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