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幼児の爪の切り方のポイントは?うまく切るコツと困りごとの対処法

幼児の爪の切り方のポイントは?うまく切るコツと困りごとの対処法

ママがこまめな爪切りを心がけていても、子どもの爪はすぐに伸びてきてしまうものですよね。とくに、幼児期には爪切りを嫌がる子も多いですから、爪がうまく切れなくてお困りのママもいるのではないでしょうか。今回は、幼児期の子ども爪の特徴や、正しい爪の切り方、また爪を上手に切るコツなどをご紹介します。

幼児期の爪は弱い!特徴と爪切りの必要性

幼児期に起こりやすい爪の症状

幼児の爪は柔らかく薄いため、ちょっとしたことでトラブルを抱えてしまいます。幼児期に起こりやすい爪の症状を見てみましょう。

・スプーンネイル
爪の角が反り返った状態のもの。手足の指に力を入れることで、爪に負荷がかかり、爪が反りやすくなる。とくに1〜3歳くらいの子どもに多く見られる

・巻き爪
爪の両端の先端部分が内側に向かって巻き込んだ状態のもの。爪の切りすぎなどによる深爪が主な原因とされる。巻き爪が進行すると、爪の角が周りの皮膚に刺さって炎症を起こす「陥入爪(かんにゅうそう)」になることも

・爪周囲炎(そうしゅういえん)
爪の間に雑菌が入ることで、爪の周りが炎症を起こし、赤く腫れたり痛みを生じたりする

・咬爪症(こうそうしょう)
爪を噛む癖のこと。爪の噛みすぎで先端がギザギザになっていたり、表面がデコボコしていたりする

このほかにも「欠けやすい」「薄くはがれている」など、さまざまな症状があるようです。子どもが成長するにつれ自然と改善されるケースが多いものですが、症状が悪化している場合は早めに皮膚科に連れていきましょう。

こまめにチェック!伸びすぎはけがの原因に

ママはいつもどれくらいの頻度で子どもの爪を切っていますか?幼い子どもの場合は、爪切りがスムーズにいかないことも多いですから、「爪を切るのはまた今度にしよう…」というふうに、ついつい先延ばしにしてしまいがちですよね。

しかし、子どもの爪が伸びすぎていると、思わぬけがを引き起こす原因になることもあります。

例えば…
・爪が何かに引っかかって、割れたり、はがれたりする
・遊んでいるときに、お友だちをひっかいてけがをさせてしまう
・顔や体がかゆいときに、爪でかいた部分を傷つけてしまう

爪が伸びすぎていれば、砂遊びや粘土遊びなどの後にも、爪の中に汚れが溜まりやすくなります。また幼児期には指しゃぶりや爪を噛む癖のある子も多いので、手を汚れたままにしておくと、ばい菌を直接取り込みやすくなってしまいます。子どもの安全や衛生のためにも、爪をきちんと切ることが大切ですね。

爪切りの頻度は、1週間に1回くらいが目安になりますが、爪の伸びるスピードには個人差があります。日ごろから、こまめに爪の長さをチェックしておくようにしましょうね。

幼児の爪切りのポイントとうまく切るコツ

爪の長さは白い部分を少し残して切る

爪に汚れが残らないようにと、ママが必要以上に子どもの爪を切りすぎることがありますよね。深爪すると、ネイルヘッド(爪のピンク色の部分)や指先の皮膚が露出した状態になるため、指先の機能が低下したり、巻き爪になったりしやすくなります。

スクエアカット(爪を四角い形に切る切り方)なら、巻き爪にもなりにくく、ネイルヘッドを美しく保つことができます。

〈スクエアカットのやり方〉
1)ネイルヘッドの先端にある白い部分を1~2mmほど少し残し、爪の角は切らずに端から直線的に切る
2)残した角をやすりで少し丸く整える

爪の先端の白い部分がなくなるまで切ると深爪になりますので、注意しましょう。正しい爪の切り方で、健康的な爪を育てたいですね。

子どもを膝にのせて姿勢を安定させる

幼い子どもは、爪を切る間にもじっとしていないことが多いですね。ただ、爪切りの最中に子どもが動いてしまうと、ケガをしたり深爪したりするリスクが高まります。爪を切る際は、子どもを自分の膝の上に座らせるなどして、安定した姿勢を保つように心がけましょう。

爪を切るときには…
・手の爪…子どもの手全体を動かないように自分の手で押さえ、爪を切る指を自分の親指でしっかりと押さえながら切る
・足の爪…自分の手のひらで子どもの足の裏全体を押さえ、爪を切る指を自分の手の親指でしっかりと押さえてから切る

もし、子どもが動いてしまう場合は、パパにも協力してもらいましょう。パパが抱っこしている間にママが爪を切るなどして2人で行えば、爪切りもスムーズにできますよ。

足の爪はスクエア型に整えて巻爪防止

足の爪を切るときに、手の爪と同じように丸っぽい形に切っていませんか?実は、この切り方だと、巻き爪を引き起こしやすくなってしまいます。

足の爪は、体重などの衝撃が加わりやすい部分ですから、とくに強度の高い爪の形に整えておく必要があります。足の指の形に合わせたスクエア型の爪なら、丸く切るよりも面積が広いので、衝撃にも強く、巻き爪になりにくくなります。

また、一般的に多く使われているクリップタイプの爪切りは、爪がよく切れる構造になっていますが、その分爪にかかる負担も大きくなります。爪への負担は、爪のトラブルの原因となってしまいますから、子どもの爪を切るときは、爪への負担の少ないはさみタイプの爪切りか、ニッパータイプの爪切りを使用するとよいでしょう。

子どもの爪切りの種類と選ぶポイント

新生児から使えるはさみタイプ

たった今生まれたばかりの新生児の小さな指の先に長く伸びた爪があり、なんだか感慨深い気持ちになったママもいるのではないでしょうか。爪が小さい分、伸びたと感じるまでが早いためこまめなカットが必要ですよね。

そんな新生児の爪は薄いため、一般的なクリップタイプの爪切りでは爪への負担が大きく、大きすぎてママも切りにくいですね。そこで、多くのママが使っているのが赤ちゃん専用の爪切りはさみです。

はさみ自体も小さく先が丸くなっているので、赤ちゃんの小さな指先のカーブに合わせやすく、尖ったはさみの先で皮膚を傷つける危険性も軽減できます。ただ、爪がしっかりしてくると逆に切りにくくなってくるので、爪の強度に合わせてほかのタイプの爪切りに変えるようにしましょう。

クリップタイプは爪がしっかりしてきたら

爪切りと聞いて、多くの人が一番に思い浮かべるのがクリッパーとも呼ばれる、爪を挟んで切り落とすタイプのものですよね。ただ、手軽で使いやすい反面、挟んだ部分に大きな力がかかるため、爪が割れたり二枚爪になるなどのトラブルも起きやすいといわれています。

爪を挟んで切るため、大人用のものだと大きすぎて子どもの指先まで挟んでしまいそうで怖いこともありますよね。クリップタイプの爪切りは、ある程度爪がしっかりしてきてから、はさみタイプのものでは切りにくいと感じたら使い始めるようにするとよいでしょう。おおむね生後9カ月ごろからが目安になります。

そのとき、子ども用の小さくて安全性の高いクリッパーを使うと安心ですね。

安全な爪やすりには電動タイプも

ネイルに興味があるママなら、爪に一番負担が少なく整える方法が爪やすりであることを知っているのではないでしょうか。爪切りでカットした後は爪の先がギザギザしているので、それをやすりで滑らかにするだけでもずいぶん違います。

紙タイプのやすりを一つ持っていると役立ちますが、子どもが爪切りを嫌がって切らせてくれない、ママが爪を切るのが怖いときに使ってみて欲しいのが電動の爪やすりです。電動というとパワーが強いイメージですが、皮膚に当てても痛みを感じない程度の刺激のものが主流なので安全で素早く爪が整います。

子ども用の電動爪やすりセットには成長に合わせたアタッチメントがついている、ママも使えるなど長く使えるものがありますよ。
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