なんでも知りたい幼児のこと。心と身体の発達、幼児食や病気のこと
子育ての中でも、一番手がかかるのが「幼児期」です。ママは体力的にも精神的にもつらい時期ですが、同時に一番かわいい時期でもありますね。子どもを愛するあまりなにかと悩みが尽きないものですが、そもそも幼児期とはどのような時期なのか、発達や食事や病気のことなどを詳しく見ていきましょう。
目次
- 幼児の定義や身長体重について知ろう
- 幼児とは何歳から?乳児や児童との違いは?
- 男女別!幼児期の身長の平均
- 男女別!幼児期の体重の平均
- 幼児期の運動能力について知ろう
- つかまり立ちや歩き始める子もいる1歳
- ジャンプができるようになる3歳
- ルールを理解して遊べる5歳
- 運動能力を伸ばすために幼児期にできること
- 運動神経を決めるのは遺伝じゃない!
- 幼児期は運動能力を高めるのに最適な時期
- 遊びの中で楽しく体を動かそう!
- 幼児期にぴったりな遊びを知ろう
- 道具がなくてもすぐ始められる遊び
- 雨でも安心。お家の中でも楽しめる遊び
- 散歩やお手伝いも運動に!無理せず続けよう
- 幼児期の食事「幼児食」について知ろう
- 離乳食と幼児食の違いは?
- 幼児食の注意点や味付けのポイントは?
- 幼児食はいつまで食べるもの?
- ママを悩ませる幼児食の問題を解決しよう
- 野菜など好き嫌いが多くて困っているママへ
- 幼児食を作ることに疲れているママへ
- レトルト食品も上手に利用しよう!
- 幼児の心や頭脳の発達について知ろう
- 言葉の理解や社会性が現れる1歳
- 気持ちの表現が豊かになる3歳
- 興味があふれ文字が読めるようになる5歳
- 幼児教育は必要?どんなことをすればいい?
- 学力以外にも影響を与える幼児教育
- 幼児教育で人気の高い英語教室
- 習い事に行かなくても幼児教育はできる
- 幼児期の子どもがよくかかる病気を知ろう
- 高熱の出る夏風邪【ヘルパンギーナ】
- のどに痛みが出る【溶連菌感染症】
- インフルエンザより入院率の高い【麻疹】
- これって病気?幼児期によくある症状
- 鼻血がよく出る場合に考えられる原因
- 咳が止まらない場合に考えられる原因
- 病院に行くか迷ったら電話で相談しよう
- まとめ
幼児の定義や身長体重について知ろう
幼児とは何歳から?乳児や児童との違いは?
・乳児…1歳未満の者
・幼児…1歳から小学校就学の始期に達するまでの者
・少年…小学校就学の始期から18歳に達するまでの者
・児童…18歳未満の者
つまり1歳から小学校に入学する前までを「幼児期」と呼ぶのです。長い人生の中でも、身体的・精神的に最も成長著しい時期がこの「幼児期」と呼ばれる約5年間です。
ママはお世話が忙しくて、矢のように過ぎていくと感じる頃でもありますが、子どもの将来の礎(いしずえ)となる重要な期間です。一日一日を大切に過ごしていきたいですね。
男女別!幼児期の身長の平均
【男の子の平均身長】
1歳…75cm
2歳…85.4cm
3歳…93.3cm
4歳…100.2cm
5歳…106.7cm
6歳…113.3cm
【女の子の平均身長】
1歳…73.4cm
2歳…84.3cm
3歳…92.2cm
4歳…99.5cm
5歳…106.2cm
6歳…112.7cm
幼児期の5年間で、40cm近くも伸びることがわかりますね。洋服がほぼワンシーズンで着られなくなってしまうのも納得です。バランスの取れた栄養とたっぷりの睡眠で、身長が伸びやすくなるといわれています。
男女別!幼児期の体重の平均
【男の子の平均体重】
1歳…9.3kg
2歳…11.6kg
3歳…13.7kg
4歳…15.6kg
5歳…17.7kg
6歳…20.3kg
【女の子の平均体重】
1歳…8.7kg
2歳…11.0kg
3歳…13.1kg
4歳…15.2kg
5歳…17.4kg
6歳…19.6kg
生まれたときは3kg前後だったのに、数年であっという間にこの重さ…ママが片手で抱っこできるのも3歳くらいまででしょうか。
幼児期の運動能力について知ろう
つかまり立ちや歩き始める子もいる1歳
「もっと自分で自由に動きたい!」という思いから、1歩2歩と歩けるようになっていくでしょう。ただ、歩き始める時期にはかなり個人差があり、早い子どもでは1歳になる前からヨチヨチ歩きができる子もいます。
我が子の発達が遅いのでは?と気になるママも多いと思いますが、ゆっくりと成長することもまた子どもの個性です。焦らずに、子どものペースに合わせた遊びをして、できることを少しずつ増やしていくとよいですよ。
ジャンプができるようになる3歳
近年では、安全面の不安から外遊びする機会が減ってきているといいます。幼児期は運動能力の基礎をつくる大切な時期。室内遊びばかりではなく、外で思いっきり遊ぶ機会を増やしていきたいところです。
道具や、遊具を使った遊びも上手にできるようになって来るのが3歳児です。縄跳びやボールを持って、鉄棒やブランコなどがある公園に繰り出していきましょう。幼児期は「遊びを通して運動神経が発達していく」と心しておきたいですね。
ルールを理解して遊べる5歳
全身の筋力や身体をコントロールする能力が発達し、うんていやのぼり棒などの難しい遊具も徐々にできるようになるでしょう。自転車や竹馬など、バランス感覚が必要とされることにも挑戦できる年齢です。
幼児期後期といわれるこの時期は、個性が出てきて自己主張もはっきりとしてきます。そのため、ママが「もっとこうしてみたら?」などとアドバイスすることを嫌がる子どもも多いようです。押し付けにならないように、子ども自身がやる気を出して運動に取り組めるように促したいですね。
運動能力を伸ばすために幼児期にできること
運動神経を決めるのは遺伝じゃない!
一般的に、体格(骨格や筋肉など)や体質(呼吸器や循環器など)は遺伝的要素が大きいといわれています。両親が運動神経がよければ、子どももスポーツに向いている身体に成長しやすいでしょう。
しかし、本来「運動神経」は、幼児期にさまざまな動きを経験する中で発達していくものです。両親がスポーツ選手だったとしても、子どもが室内遊びを好むタイプであれば、「運動神経抜群」になるとは限らないのです。