なんでも知りたい幼児のこと。心と身体の発達、幼児食や病気のこと
ママを悩ませる幼児食の問題を解決しよう
野菜など好き嫌いが多くて困っているママへ
・汁物(味噌汁、鍋物、スープなど)の中に、細かくしてくたくたになるまで煮込む。
・柔らかくした後、コンソメなどの味付けをしてミキサーやブレンダーでポタージュ状にして飲ませる。
・カレー・シチュー・ハッシュドビーフなどに煮込んで忍ばせる。
・餃子・ハンバーグ・お好み焼き・チャーハンなどにみじん切りにして混ぜ込む。
スーパーで見かける千切り野菜(いろいろな種類が入っているもの)は、元々細かくなっているので、焼きそばやラーメンなどにそのまま使えて子どももよく食べるので便利ですよ。
幼児食を作ることに疲れているママへ
好き嫌いが多かったり、そもそも食べることにあまり興味がなかったりする子どものママは、「私の料理がおいしくないのかな…」と自分を責めてしまうかもしれませんね。子どものためにと工夫を凝らして日々努力をしているママこそ、疲れてしまいがちです。
しかし、本当にお腹がすけば子どもは出されたものを口にします。ママやパパも、子ども時代は好き嫌いがあったのではないでしょうか?あまり力を入れすぎず、子どものペースに合わせてのんびりと見守っていけるとよいですね。
レトルト食品も上手に利用しよう!
最近は、月齢に応じて様々なレトルト幼児食が発売されています。アレルゲンや食品添加物など、ママの気になるポイントにも気を配られたものも多いですね。悲しいことに、ママが作った食事よりも、レトルトを好んで食べる…ということもよくある話です。
しかしそれもいつまでも続くわけではありません。ママが辛い時期に、逃げ道として活用するのはよいことなのではないでしょうか。「朝食と夕食は手作り、昼食はレトルトでもOK!」と考えると、だいぶ気が楽になりますよ。
幼児の心や頭脳の発達について知ろう
言葉の理解や社会性が現れる1歳
そうした刺激の中で、身体だけでなく、心や脳も発達していきます。この頃の子どもはママやパパといった、家族との関わりが深い時期。「家族」という社会の中で、徐々に自我が芽生えるでしょう。
まだはっきりとはしゃべれなくても、ママの言葉や表情をよく見て物ごとの良し悪しを判断しようとするしぐさも見られます。子どもの価値観はママやパパの影響が大きいため、常にお手本となるような行いを心がけることも忘れてはいけません。
気持ちの表現が豊かになる3歳
2歳頃までは家族との会話が主ですが、3歳になる頃にはお友だちなど、家族以外の他者とのかかわりが増えていきます。遊びの中で、「貸して」「ありがとう」「いいよ」など、必要に応じて使う言葉の数が増えていきます。
語彙数が増えると、気持ちを表現することが可能になるため、「イヤイヤ期」が徐々に落ち着いていくでしょう。1人遊びから複数で遊ぶようになり、コミュニケーション能力が発達し、社会性が高まります。心配なことも多い時期ですが、ママはあまり干渉しすぎずに、見守る姿勢を意識したいですね。
興味があふれ文字が読めるようになる5歳
実際、5歳前後でひらがなの読み書きができるようになる子どもは多いようです。ただし、どんなことに興味を持つかは個人差があります。いわゆる「お勉強」が好きな子どもと、そうでない子どもがいいるので、文字の読み書きができない5歳児もたくさんいます。
無理強いして勉強させても、本人にやる気がなければまったく身に付きません。逆に、興味のあることは驚くようなスピードで吸収していくでしょう。ママの見極めが肝心なのです。
幼児教育は必要?どんなことをすればいい?
学力以外にも影響を与える幼児教育
幼児期は、生涯における人格形成の基礎となる大切な時期。「三つ子の魂百まで」ということわざにもあるように、幼い頃に培われた性格は、年を重ねてもなかなか変わるものではないのです。
「幼児教育」は「早期教育」と混同されがちですが、違うものです。「早期教育」とはいわゆる「お受験」などのために知識を先取りして学習させること。幼児教育は、もっと人間形成にかかわるような「生きる力」を培うための教育なのです。忍耐力や思考力などが育てば、後々学力にも影響するでしょう。