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なんでも知りたい幼児のこと。心と身体の発達、幼児食や病気のこと

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幼児教育で人気の高い英語教室

数年前から、小学校でも英語学習が必修科目になりました。「英語力が弱い」といわれがちな日本人ですが、ママとしては子どもの将来を見据えて、英語が話せるようになってほしいと思いますよね。

最近では、0歳児からママと一緒に始められる英語教室もあるようです。ここ数年、就学前の子どもの習いごとの上位に「英語教室」が常連となっていることも納得ですね。

語彙力が上がる幼児期に、英語を耳で慣らしていくことは有効とされています。しかし一方で、「日本語での表現力さえあまりないのに、外国語を詰め込むのはナンセンス」という意見もよく耳にします。幼児期の子どもの英語教育は、パパとママの教育方針によるのかもしれませんね。

習い事に行かなくても幼児教育はできる

先ほども紹介したように、幼児教育は「お勉強」のような知的教育のことだけを指すわけではありません。習いごとに通わせなくても、家庭で幼児教育をすることは十分に可能です。

【家庭でできる幼児教育】
・折り紙
・ブロック
・ねんど
・お絵かき
・読み聞かせ
・手遊び
・歌 など

どれも日常的にやっている、というママも多いでしょう。ポイントは、「子どもの自主性を尊重する」ということ。なんとなく遊ばせているというのではなく、ママが少し意識して見守るだけで、子どもの反応もきっと変わってきます。

「できた」という達成感、「ママがついている」という信頼感、難しくてもあきらめない忍耐力など、就学以降に必要となる社会性が、日々の遊びの中で育まれるでしょう。

幼児期の子どもがよくかかる病気を知ろう

高熱の出る夏風邪【ヘルパンギーナ】

幼児は免疫力や抵抗力が未発達であるため、大人に比べて病気にかかりやすい傾向にあります。幼児期の子どもがよくかかる病気について知っておくと、もしものときに慌てずにすむかもしれませんね。

夏風邪の代表ともいえる「ヘルパンギーナ」は、ウイルスの型がたくさんあるため、何度も繰り返しかかってしまうという子どもも多い病気です。突然の発熱と、口の中に発疹や水泡ができるため、痛くて食欲がわかないこともあります。

飲食ができないと、脱水症状を引き起こす危険性があるため、刺激がなくてのど越しのよいものを飲ませるとよいでしょう。ヘルパンギーナは、くしゃみや鼻水などからの飛沫感染や接触感染があるため、マスクや手洗い・消毒などで常に対策しておくことが必要です。

のどに痛みが出る【溶連菌感染症】

咳や鼻水は出ないのに、発熱とのどの痛みがあれば、「溶連菌感染症」を疑う必要があるかもしれません。名前を聞くとちょっと怖いイメージを持つかもしれませんが、細菌がのどに感染して起こる病気です。

2~5日程度の潜伏期間を経て、38℃以上の高熱とのどの痛み、全身の倦怠感などが症状として現れます。感染力も強く、家族の誰かが感染すると、全員に広がるということもよくあるようです。

舌にイチゴのようなブツブツが出るのが特徴で、十分な抗菌薬で対処しないと重症化することもあるといいます。さらに、症状がよくなってきてもしばらくは薬を飲み続けて、しっかりと菌を退治する必要があります。春から初夏にかけて流行する傾向にあるので、注意したいですね。

インフルエンザより入院率の高い【麻疹】

「麻疹」は「はしか」ともよばれ、麻疹ウイルスによって引き起こされる「急性発熱性発疹」です。潜伏期間は長く、10~12日程度。発熱と咳・鼻水があるため、風邪と間違いやすいですが、39℃以上の高熱と全身の発疹があれば「麻疹」を疑ってよいでしょう。

感染力が非常に強く、インフルエンザの10倍ともいわれています。また、症状も強く現れる傾向にあるため、乳幼児は重篤化しやすく、インフルエンザよりも入院率が高いのです。

麻疹には特効薬もなく、かかると子どもも家族も大変です。かからないようにすることが重要になります。近年では、麻疹の予防接種は風疹とあわせて(MR)2回の定期接種となっています。麻疹にかからないためにも、必ず2回の予防接種を受けましょう。

これって病気?幼児期によくある症状

鼻血がよく出る場合に考えられる原因

子どもはよく鼻の中に指をいれるものです。ムズムズするような気がして、鼻を頻繁にいじると、粘膜が傷ついて出血することがあります。風邪やアレルギー性鼻炎などで、鼻をかんだりすすったりすることが増えると、傷つきやすくなるでしょう。

「鼻血」は、左右の鼻の穴の間にある壁の部分からの出血がほとんど。ここには毛細血管がたくさん通っていて、傷がつくとたくさん出血してしまうこともあるのです。

特に幼児はまだ粘膜が未発達で、ちょっとした刺激で傷になることもあります。一度できた傷から何度も繰り返し出血することも多く、「鼻血がよく出る」という子どものママは心配になりますよね。成長とともに皮膚や粘膜が発達し、徐々に鼻血の回数は減っていくでしょう。

咳が止まらない場合に考えられる原因

小さな子どもは気道が細く、ちょっとした刺激でせき込むことも多いですね。一時的なものならよいですが、咳が長引く場合は心配です。咳が止まらないときに考えられる原因をいくつか紹介します。

・ウイルスや細菌などによる感染症(インフルエンザ、RSウイルスなど)
・後鼻漏(こうびろう)といって、鼻水がのどに下がってくることで起こる
・小児ぜんそく(アレルギー性気管支炎も含む)

幼児の場合、咳き込む際に嘔吐してしまうこともよくあります。症状が重篤化する前に、病院を受診した方がよいでしょう。また、室内の湿度を50~60%に保ち、清潔に過ごせる環境を作ることも重要です。乾燥は咳の大敵なので、こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。

病院に行くか迷ったら電話で相談しよう

子どもを病院に連れて行くタイミングに悩むママも多いのではないでしょうか。「大したことないかな…」「病院で逆に病気をもらいたくない」など、病院に行くか迷ったら、気軽に相談できる窓口があるのでチェックしておきましょう。

「救急安心センター」…#7119
24時間365日対応。緊急性が高いかどうか、救急搬送が必要かどうかなどを判断してくれる相談窓口です。

「こども医療でんわ相談」…#8000
休日や夜間に子どもの具合が悪くなった際、医師や看護師が相談に乗ってくれます。

子どもが急病になると、ママは冷静さを失うこともあります。焦って病院に駆け込むよりも、まずは電話で相談して冷静さを取り戻すのもよいかもしれません。
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