子どもの習い事が続かない!理由と長く続けるためのコツとは
子どもに習い事をさせてみたけれど楽しそうじゃない、または「行きたくない」と言われて困ってしまった経験のあるご家庭も多いでしょう。「子どもの可能性を広げたい、好きなことや得意なことを見つけて欲しいけれど、長続きしない」と悩んでいるママ向けに、子どもの習い事を長続きさせるコツやポイントを紹介します。
子どもの習い事が続かない理由とは
習い事の内容が好きではない
習い事が続かない様子を見ていると、親としては子どもに対して「飽きっぽい」「やる気がない」などマイナスなイメージを浮かべてしまいますが、ただ単に「習い事の内容が好きではない」という理由だけのことも多いですよ。
最初は面白そう、楽しそうと感じた習い事でも「実際にやってみると想像と違っていた」と感じることは、子どもにはよくあることです。ピアノを習い始めてみても、楽しく感じられない子もたくさんいます。練習の仕方や内容が自分に合っていなかったというだけのことで、飽きっぽいわけでもやる気がないわけでもないのです。
難しくてクリアできず達成感がない
習い事を頑張って続けていても、なかなか成果が感じられなかったり、ある一点だけがクリアできずに伸び悩んでいたりということもときにはありますよね。こうした事柄の受け取り方も子どもの性格によって違いますが、「辞めたい」とか「楽しくない」と口にしている場合には、達成感を感じられないとか、大きな壁を感じていることが多いのです。
こんなときには、これまで積み重ねてきたことを具体的に挙げて「◯◯もできるようになってすごいね」など子どもに伝えてみましょう。
先生と子どもとの相性が悪い
スイミングなどの昇級制の習い事では、級が上がるごとに先生が変わることが多く、新しい先生との相性があまりよくないと「楽しくない」「辞めたい」と感じる子もいます。また個別指導の習い事では特に、先生との相性が悪いと続けにくいですよね。
どちらのケースでも、子どもの性格と先生の性格または指導の仕方が合っているかどうかが重要です。昇給制の習い事の場合は「また頑張って次の級になれば大丈夫」と励ましてみるのもよいでしょう。個別指導の習い事の場合では、時間や曜日を変えたり、ほかの教室へ通ったりするのも有効な手段ですね。
習い事を始める前に子どもと話し合おう
体験や見学をして本当にやりたいか確認
ただし小さな子どもの場合では、なんとなく楽しそうに感じて「やってみたい」と思うことも多いので、習い事を始める前には体験入学や見学をしてみるのがおすすめです。できれば見学よりも体験をするとよいですね。体験をすることで実際の流れを知ることができ、教室の雰囲気も感じられます。
実際に体験や見学をすると、子ども自身も習い事について「やっぱり面白そう」とか「あまり楽しそうじゃなかった」など、何か感じることがあるはずです。帰宅したら改めて、子どもの感想を聞いて、本当にやりたいのかを確認しましょう。
習い始めた場合のシミュレーションをする
ここで必要なのは「子ども自身が、習い事を始めた場合の生活の変化を意識する」ことなのです。なぜかというと、子どもは習い事を始めたことで好きなことができなくなると「習い事を辞めたいな」と思いやすくなります。
だからこそ、習い事を始めたらどんな状況になるのかを伝えることが大切です。「◯曜日は、幼稚園の後に見ているテレビは見れないよ」とか、「◯曜日と◯曜日は習い事になるから、お友だちと遊べないけど、頑張れるかな?」と、具体的に伝えると子どもも理解しやすく、イメージも湧きやすくなります。こうした話をママとパパからしておきましょう。
あらかじめ目標や期限を決めよう
例えば、スイミングであれば「クロールをマスターしたら」というのも分かりやすいでしょう。よくあるのが「◯年間は続ける」という決めごとですが、この場合はせめて1年間が目安です。というのも、幼い子どもには年数はイメージしにくいですし、成長とともに生活スタイルや好きなこと、興味を持つ事柄も変化するので、予定変更になることも多くあります。
丸1年でカリキュラムが終了するという習い事も、ゴールが分かりやすくてよいでしょう。
習い事を長く続けるためのコツとは
辞めたいと言ったら理由をしっかり聞く
ママやパパは、辞めたいという気持ちや発言に対して子どもを叱ることはせず、辞めたいと感じた理由をしっかりと聞く時間をとってください。
子どもが習い事を楽しく感じなくなってしまった理由が、習い事の内容が楽しく感じられないのか、難しくてクリアできないことが多すぎて達成感を感じられないからなのか、何が理由で辞めたくなったのかを知ることで対応もしやすくなりますよ。
習い事の内容以外のことが理由になっているときには、その問題をクリアする方法を試してみましょう。先生との相性が悪い場合には、時間や曜日を変えてみる、または違う教室を探してみるのもおすすめです。