気になる乳児の授乳量は?赤ちゃんからのサインと困ったときの対処法
赤ちゃんに母乳やミルクを与えている時間は、ママにとってこの上もない幸せでしょう。しかし、その幸せも赤ちゃんの授乳量や回数などの変化により不安を抱くことがあります。そこで、悩み過ぎないように赤ちゃんが発するサインの見極め方や困ったときの対処法をあらかじめ知ることで乗り越えていきましょう。
どれくらい?授乳量や回数の目安
月齢別の授乳量や回数、間隔
生後2〜3カ月ごろになると赤ちゃんも飲むのが上手になり、一度の授乳である程度の量を飲めるようになってきます。1日のおしっこの量が5回以上出ているようであれば、1日6~8回くらいの授乳回数にして生活のリズムを整えましょう。
上手く量が飲めないうちはミルクを足したり、搾乳して哺乳瓶で与えたりするとよいですよ。ミルクの場合は母乳と違って腹持ちがよいので、授乳回数や量に気をつけてくださいね。授乳回数や授乳量を決めるよりも、まずは赤ちゃんにとって最適な授乳方法を考えていきましょう。
ミルクとの混合育児の場合
新生児のミルクの回数は1日8回が目安です。授乳をしてから次のミルクを与える際には、3時間程度開けるとよいですよ。
混合育児の場合は母乳の出る量に個人差が出てくるので、赤ちゃんの様子やおしっこ・うんちの回数などから追加するミルクの量を調整してくださいね。新生児の場合には1日でおしっこを6回以上、うんちを3~8回くらいしていれば、母乳やミルクが足りているといえるでしょう。
赤ちゃんの体重で母乳量のチェック
ベビースケールがあれば赤ちゃんの体重だけでなく、授乳前後の体重を計測することによって哺乳量を知ることができます。授乳後の体重から授乳前の体重を引くことで、どれくらいの量を飲めているのかが正確に分かりますよ。
ベビースケールは高価なので、授乳に慣れてくる間だけレンタルするのもおすすめです。育児用品店の授乳室などにも置いてあることがあるので、外出時に利用してみるのもよいですね。
知りたい!飲み過ぎや長時間授乳と母乳不足
飲み過ぎのサインや対処法
赤ちゃんの満腹中枢が発達してくるのは、生後4カ月前後になります。満腹中枢が未発達なうちは赤ちゃんは与えられただけ母乳やミルクを飲んでしまうので、適切な回数と量を調整してくださいね。
ゲップが頻繁に出ていたり赤ちゃんのお腹がパンパンで苦しそうにしていたりしたら、母乳やミルクを飲み過ぎかもしれません。泣いたらすぐに授乳をするのではなく、泣いている原因がほかにないかチェックしてみましょう。おむつ交換や部屋の温度を確認、抱っこするなど、色々試してみてくださいね。
授乳時間が長いときの対処法
母乳の出があまりよくなかったり、おっぱいの咥え方が浅く上手く飲めていなかったりすると、授乳時間が長くなりがちです。授乳時間が長くなるとママも水分不足になるので、しっかりと水分補給と休息を取るようにしてくださいね。
授乳姿勢を色々試してみて、赤ちゃんが飲みやすい姿勢を探しましょう。正しい姿勢でないと乳頭を上手く咥えられず、浅飲みになるだけでなくママも疲れてしまいます。ママと赤ちゃんがお互いに楽になれる姿勢を見つけましょう。
母乳不足の見分け方や対処法
ただ、運動量が多い場合やおしっこの回数が多いなどの要因で、体重が増えてない可能性もあります。ほかにも、おしっこの回数が少な過ぎていないか、母乳を飲めていなくて赤ちゃんが不機嫌になっていないかなど、ほかのサインも見逃さないようにしましょう。
様々な要因で母乳不足であると考えられる場合は、母乳の後にミルクを足してみたり授乳姿勢を変えてみたりして、赤ちゃんがしっかり量を飲めるように工夫してくださいね。