気になる乳児の授乳量は?赤ちゃんからのサインと困ったときの対処法
どうすればよい?授乳で困ったときの対処法
授乳中に暴れる、泣いて嫌がる原因とは
授乳前におむつが濡れていないか、汗で服が気持ち悪くないかなど、まずは外的要因をチェックしてみましょう。また、周りの音や明るさが気になって集中できないという赤ちゃんもいます。
ほかにも、お腹が苦しくて泣いてしまうということも考えられます。ゲップが出ていなかったり便秘でお腹が苦しかったりする場合もあるので、うんちの回数や量にも注意が必要です。母乳が出ていなくて上手く飲めていない、授乳体勢が合っておらず飲みにくいという場合もありますよ。
母乳を苦しそうに飲むのは大丈夫?
ほかにも、赤ちゃんの鼻が詰まっていると呼吸がしづらくなるため、母乳を飲むときに苦しそうにすることがあります。鼻が詰まって苦しそうな場合は、鼻水を取ってから授乳するとよいですよ。
特に、哺乳瓶で飲ませるときは、母乳やミルクと一緒に空気を飲んでしまいがちです。授乳後には必ずゲップが出るように手助けしてくださいね。縦抱きにして背中を下から上に優しくさすると、空気が上がってくるのでゲップが出てきやすいです。
授乳後の吐き戻しはどうすればよい?
満腹中枢が未発達ということもあり、気づかずに飲ませ過ぎている可能性もあります。授乳後泣きやまないからと飲ませるのではなく、泣いているほかの原因も探してみましょう。
2~3カ月ごろになると赤ちゃんに吸う力がだんだんついてくるので、1回の授乳でしっかりと飲めるようになります。量を飲めるようになったら、授乳間隔を2~3時間は空けましょう。間隔を空けることで、飲み過ぎを防げますよ。月齢が上がってくれば胃も満腹中枢も発達してくるので、吐き戻しも徐々に減っていきますよ。
授乳に不安を抱えるママの解決策とは?
授乳のこだわりを捨ててみよう
「赤ちゃんが全然寝ない」「授乳した直後でも泣きやまない」など、母乳の出に悩んでいる方は、授乳のこだわりを一度捨ててみませんか?母乳で育てたいというママの気持ちは分かりますが、泣きやまない赤ちゃんにママが心身ともに疲れてしまっては育児を楽しめませんよね。
「赤ちゃんが寝ないからミルクに変えよう」など、こだわりを捨ててみると赤ちゃんがすぐに泣きやむ場合もありますよ。
周りを気にせず我が子の成長を見守ろう
赤ちゃんの成長には個人差があり、成長が早い子もいればゆっくり成長する子もいます。生後1カ月健診で異常があれば先生から指摘されるはずなので、あまり深く考えずに我が子の成長を見守りましょう。
ママが不安を抱えながら接していると、赤ちゃんにも不安が伝わってしまいます。母乳やミルクを飲んでいる、うんちやおしっこが出ている、機嫌がよい、しっかり寝ているなど、おおまかに赤ちゃんの様子を見ていれば大丈夫ですよ。
不安なときは病院などに相談しよう
出産した病院でもよいですし、地域にある母乳育児相談室などに授乳の相談をすることができます。赤ちゃんのことだけでなくママのおっぱいの状態についても話を聞いてもらえるので、悩んだときはひとりで抱え込まずに相談してくださいね。
「授乳がうまくいかないなんて恥ずかしい」と自分で解決しようとせずに、気軽に悩みを打ち明けてみましょう。姿勢を少し変えたり、抱っこの仕方を変えたりするだけで、授乳の悩みが解決することも多いようです。
まとめ
あまりにも不安になときには、かかりつけの小児科や産婦人科などで相談してみるとよいでしょう。ママひとりで悩みを抱え込まず信頼できる方に悩みを打ち明けるだけでも、心が軽くなりますよ。助産師さんなどのアドバイスを聞くと、不安も解消できて前向きに育児に取り組めるでしょう。