子どもとサイクリングを楽しみたい!安全に乗るには確認と場所が肝心
子どもが大きくなると、一緒にサイクリングを楽しみたいと考えるママもいますよね。子どもが自転車に乗れない場合でも、安全面にさえ気をつけておけば親子でサイクリングを楽しむことは可能です。この記事では、子どもとサイクリングを楽しむための方法やおすすめの場所についてご紹介します。
サイクリング前に子どもと安全確認をしよう
安全のために子どもに合った自転車を選ぶ
自転車を選ぶときは、子どもの身長や体格に合った物を選びましょう。自転車のサイズはタイヤのサイズによって決まります。各メーカーによって多少前後はしますが、目安としては身長が83~98cmだと12インチ、92~107cmだと14インチなど決まっているので、子どもの身長に合わせて選びます。
子どもに適したサイズを見つけたら「ブレーキは握りやすいか」「ハンドルやグリップの高さは合っているか」「サドルや車体の高さは合っているか」などをチェックして、子どもにぴったりの物を選んでくださいね。
幼児用ヘルメットの用意や着用も忘れずに
自転車事故での最も多い死因は、頭部へのダメージによるものです。ヘルメットを被っていなかったために、アスファルトや縁石、車体などに頭部を打ちつけられて亡くなることがほとんどだそうです。
このように大きな事故が起きるのを防ぐためにも、ヘルメットを被るようにしましょう。何の根拠もなく、自分の子どもだけは大丈夫と考えてはいけません。いつどこで何が起きるかは誰にも分からないので、ママやパパがしっかりと子どもの安全確認をしましょうね。
子どもに交通安全のルールを教える
子どもは大人と比べて視野が狭く、状況判断が上手にできません。何かに夢中になると車やほかの自転車の存在が目に入らなくなってしまうため、急に道路へ飛び出したり歩道の途中で止まったりしてしまうそうです。
ママやパパが見本となって交通安全ルールを教えて、事故を予防しましょう。具体的には「自転車に乗るときはヘルメットを被る」「一時停止を見つけたら3秒停まる」「急にスピードを出したり、急に止まったりしない」などがあげられます。
自転車に乗れない子どもとの楽しみ方は?
ママチャリに子どもを乗せて楽しむ
ママチャリとは、子ども乗せに対応している自転車です。安全基準を満たす証明となる「BAAマーク」や「SGマーク」がついている物を選びましょう。「幼児2人同乗基準適合車」と認定されている場合は、大人1人と子ども2人までの3人乗りが可能ですよ。
一般的には、1歳ごろからママチャリの子ども席に乗ることができます。このときママの後ろ側に乗せるのではなく、ママの前側の席に乗せるようにしましょう。後ろ側だと子どもが寝てしまった場合に、ぐらぐら揺れたり座席から落ちたりする危険があります。
トレーニングバイクを使ってみる
対象年齢は2~6歳で、様々なメーカーから販売されています。トレーニングバイクを選ぶときは「タイヤの素材」「サドルの最低位置」「ハンドルの動作範囲 」に注目しましょう。ほかにも「ブレーキがあるかどうか」や「スタンドがあるかどうか」などもチェックするとよいでしょう。
最初は平坦な広場などで練習し、慣れてきたら少し起伏がある場所に挑戦してもよいかもしれません。トレーニングバイクでもヘルメットを忘れずに着用してくださいね。
公園やテーマパークでおもしろ自転車に乗る
都内だと江東区立若洲公園、関西だと玉手山公園ふれあいパークや伊坂ダムサイクルパークなどが有名ではないでしょうか。どの公園でも変わった仕掛けの自転車に乗ることができますよ。動物の形をしていてハンドルを回すと動く自転車や、ペダルを漕ぐと横に走る自転車などがあります。
4人乗りの自動車の形をした自転車だと、家族で協力して漕ぐことができます。子どもはもちろん、ママやパパも童心に返って楽しむことができるのではないでしょうか。
子どもとサイクリングが楽しめる場所
自転車に乗ってもよい公園や校庭がベスト
自転車に乗り慣れていない子どもは、できるだけ公道よりも公園や校庭を使って練習する方がおすすめです。そのような場所だと車が来る心配もありません。子どものペースでのびのびと自転車に乗れるので、上達するのが早くなるかもしれませんよ。
注意していただきたいのは、サイクリングロードがある公園です。自転車での走行が可能であっても、大人向けのサイクリングコースだと子どもが練習するには不向きです。子どもがゆとりを持って練習できる、広い公園を探してみてくださいね。